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Made in Japanのものづくりを追求
横浜・元町発のトラディショナルスタイル。

元町本店2階には、手しごとを象徴するミシンが展示されています。こちらのミシンは昔実際に使っていたものだとか。クラシカルドレスは、50年以上経って復刻されたデザインです。

ヨコハマトラディショナル“ハマトラ”を代表するファッションブランドとして、幅広い世代に親しまれる「フクゾー洋品店」。1946（昭和21）年、初代森本福蔵氏が横浜元町に小さな洋品店を出店したことから歴史がはじまります。糸や生地、染色、裁断、縫製に至るまで、一貫した良質な日本製のオリジナル商品を手がけています。職人気質なものづくりにこだわり続ける、その理由を店主・森本珠水さんに伺いました。

裁断や縫製、仕上げに至るまで一貫したオリジナルの製品づくりを大切にしています。素材となる生地は、糸選びに始まり、色、品質にもこだわり、速く仕上げるような効率だけを求めることはせず、妥協せず丁寧に時間をかけ大切に織り上げた上質な生地を使います。その生地を、職人一人ひとりが最初から最後まで心を込めて、丁寧に仕立て上質な服へ仕上げ、お客様のもとへお届けしております。

やはり、その時その時、ただ流行を追うだけではなく、長くご愛顧いただけるように、素材の良さ、縫製仕立てに手間をかけ丁寧に仕上げている点ではないでしょうか。また、あえて全国展開をせず、品質を守るために横浜にしか店舗を設けていないことも、地元の皆様から愛される理由の一つではないでしょうか。

わたしたちは“家族の歴史、思い出の中にそっと寄り添える服づくり”を大切にしております。「型崩れしないし、私のものは娘が着ているわ！」、「祖父のカーコート、大切だから袖だけ直して欲しい」、「老人ホームに入るから、整理していた服、これは私も子供、孫と、皆で着たけれど、もう着る家族がいないの。たくさんの家族の想いが詰まっていて捨てられないから、フクゾーさんにお返しするわ！」と、持参してくださるお客さま。店舗でこういった、お客さまのお話を聞けることは何よりの幸せです。

「フクゾー洋品店 横浜高島屋店」店頭の様子。
婦人服や紳士服はもちろん、子ども服まで揃う充実のラインアップです。

元町本店と変わらぬ品揃えをはじめ、お客さまに寄り添った丁寧な接客をご提供できるよう徹底しております。本店と同様に、お客さまがお買物の過程や会話などを楽しんでいただけるよう努めております。フクゾーらしいファッションの楽しみ方をご提案いたします。スタッフ一同、皆様のご来店を心よりお待ち申しあげております。

ネクタイや洋服のアレンジにも活躍するエンブレムなど、小物アイテムも揃っています。

写真提供／フクゾー洋品店