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セラピストと元タカラジェンヌに学ぶ“しなやかな美しさ”

潤いのある素肌、艶のある髪、生き生きと充実した毎日…女性の心と身体の健康、そして美しさのカギを握っているのは、女性ホルモン。ホルモンの大きな変化とともにある女性の一生だからこそ、それが分泌される仕組みや働きをしっかりと知って、健康な身体としなやかな女性らしい美しさを叶えたい。そんなすべての女性にとっての究極な希求に応えたいと、ベテランセラピストと元タカラジェンヌが素敵な講座を開催してくださいました。題して「しなやかな美しさのために! 女性ホルモン&簡単バレエエクサイズ講座」。しっかり学んで、楽しくエクササイズ。文字通り“しなやかな”講座に大満足の参加者でした。

更年期の不調・不安は、メカニズムを知ることで軽減する。
まずは、エステティシャンであり、メノポーズ(更年期)カウンセラーである斉藤真奈美さんが女性ホルモンについて、しっかり講義してくださる時間から始まりました。
メノポーズカウンセラーとはあまり耳慣れない名前ですが、英語で更年期あるいは閉経を意味する「メノポーズ」や加齢によって引き起こされるさまざまな不調について、じっくり相談にのってアドバイスしてくださる方ということ。更年期には、肌や骨、血管や脳などに大きく働き、自律神経にも作用している女性ホルモンのエストロゲンが減少し、さまざまな不調が引き起こされるといわれています。いろいろ検査してもらっても特に異常はないと言われ、時には気にしすぎと言われてかえって落ち込んでしまう人も少なくないとか。まずは、メカニズムを知って、不安要素を取り除くことが大事。斉藤さんの穏やかで丁寧な説明は、参加者に静かにしっかり浸透しているようでした。

元タカラジェンヌが教える簡単エクササイズで、不調・不安に“サヨナラ〜”
さて、第二部には元タカラジェンヌ、春風弥里(はるかぜ・みさと)さんの登場です。春風さんは、第一部の斉藤さんのお話を受けて、特に更年期の不調や不安解消に役立つ、簡単バレエエクササイズを教えてくださいました。
なんといっても画期的なのは、座ったままのストレッチが中心であること。日頃、運動をまったくしないという方でも簡単に身体のバランスを整え、柔軟性を高めることができるエクササイズの数々。ひとつひとつは簡単そうなのですが、春風さんの掛け声通りに身体を動かしていると、じわじわ汗ばんでくるから不思議です。
ミュージカルや映画、宝塚などでおなじみの音楽を流しながらのエクササイズは、心や身体をリフレッシュするのにぴったり。しっかり覚えて、毎日短時間でもこのエクササイズに取り組めば、更年期の不調や不安も気持ちよく解消できそうです。
春風さんは、もちろん、宝塚歌劇団時代のお話もしてくださいました。1913年(大正2年)に結成された宝塚唱歌隊を前身とする、日本人だったら誰もが知っている有名な歌劇団。春風さんは、2000年に宝塚音楽学校に入学され、2002年第88期生として宝塚歌劇団に入団。花組の男役として活躍されました。2013年11月の舞台を最後に退団された後、能と歌舞伎、演劇を融合した『新版 天守物語』に出演。トークショーやコンサートなど多方面で活動しつつ、「いつでも始められて、いつまでも続けられるバレエ」の指導・普及にあたっていらっしゃいます。「椅子や床に座ったままのバレエ」は、バレエ未経験者でもすぐにバレリーナ気分になってしまうと評判。
今回の講座も、心地よいエクササイズと講師のしなやかで美しい立ち居振る舞いにすっかり魅了され、終了しました。そして、講座終了後は、全員で記念写真。みなさん、すっきり爽やか、しなやかな笑みが浮かんでいます!