2026.11.03up

新宿店に屋上農園が誕生。
人と人がつながる
アーバンファーミングプロジェクト

新宿店では2025年9月から、屋上の一部を農園として活用しています。その名も「シンタカそらFARM by grow」。新宿店の企画宣伝部メンバーが交代で野菜を育てることで、新たなコミュニティが形成され、また環境への意識も向上しています。地域の皆様へも輪が広がり始めた新宿店の「アーバンファーミング」の取り組みをご紹介します。

屋上農園誕生のきっかけ

最初のきっかけは、新宿店企画宣伝部の小林が2024年9月に新聞記事で見つけた「幻の銘茶『渋谷茶』復活プロジェクト」に参加したことでした。渋谷周辺(上渋谷村、原宿、代々木など)でかつて栽培されていた「渋谷茶」の苗を育てるというものです。この時にIoT(インターネット経由でデータ収集や遠隔操作を行う仕組み)を活用したコミュニティ農園の企画・開発を行っているプランティオ株式会社と関わりが生まれ、「アーバンファーミング」について知ることとなりました。

アーバンファーミングとは、産業としての農業とは異なり、都市の空きスペースやビルの屋上、自宅などで誰もが気軽に野菜を育て、収穫や食を楽しむ持続可能なライフスタイルのことです。生ごみをコンポストで堆肥化することもその一つです。

渋谷茶の育成を中心となって行っていた小林はアーバンファーミングについて知るうち、通常は閉鎖されている新宿店の屋上を活用できないかと思いつきました。そこで、高島屋のサステナブル活動である「TSUNAGU ACTION」の社内コンペで提案して採用され、屋上に農園を設置する計画をスタートさせました。

IoTを活用した農園管理とコンポストでの堆肥作り

2025年9月、屋上の一部に土を入れて約60㎡の栽培スペースを作り、種から野菜を育て始めました。「最初に植えた種は芽が出たものの、すべて枯れてしまうという不幸に見舞われてしまいました。その学びを活かして、次の春にはじゃがいもを約40kgも収穫することができました」と小林は語ります。企画宣伝部全員が協力して交代で水やりなどの世話をしていますが、水やりの自動化とIoTの活用によって、野菜の世話自体は週1回程度。カメラ付きIoTセンサーが農園に設置されており、土の水分量や温度など、野菜づくりに必要な情報や、次にやるべきことがアプリを通じて手元で確認できるので、初心者でも簡単に、楽しく取り組めます。「仕事が忙しい時ほど、土を触ることで気持ちがリフレッシュできるという効果もあります」(小林)。また、地下1階食料品売場から出る野菜くずやコーヒーかす、米ぬかなどを農園から出る間引きした残渣などと合せて、コンポストで堆肥作りも行っています。

普段の仕事で食料品を担当している小林は「実際に自分で野菜を作ってみて、改めて高島屋で扱っている野菜のクオリティの高さや、それを実現するための手間も実感するようになりました」とも語ります。

お客様参加型の取り組みへ

2026年8月8日(土)には、「夏休みキッズカーニバル」のイベントとしてお客様に参加を募り、野菜収穫体験会「シンタカそらファーム 屋上農園でアーバンファーミング体験をしよう!」を開催しました。普段土に触れる機会の少ないお子様たちが、楽しそうにトマトや枝豆などを収穫。さらにコンポストの堆肥を土に蒔くなどの体験も行い、最後は収穫したすいかを召し上がっていただきました。屋上農園を通じて、地域のお客様との関わりも広がりつつあります。

野菜の栽培を通じて、これまであまり交流のなかった部内のメンバーとも関わることになり、新しいつながりが生まれました。「今後は、企画宣伝部だけでなく新宿店全体にこの動きを広げていきたいと思っています」(小林)。

「シンタカそらFARM by grow」は、今後も大都会・新宿の屋上でコミュニティファームとしてさまざまな人をつなげてゆきます。

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