地域と都市におけるアートの可能性について
登壇者:
北川 フラム(アートディレクター/本展ディレクター)
2019年8月18日(日) /13:30~15:00
「いま、行くべき場所」として世界が注目する瀬戸内。その立役者が、2010年から3年に一度、開催されてきた「瀬戸内国際芸術祭」です。その総合ディレクターであり、第3回企画展監修を務めた北川フラム氏が、地域、そして日本の未来を拓く、アートの力を語ります。
<セミナーのポイント>
- ・芸術祭のはじまり
- ・なぜ卓球、なぜデパートか
- ・現代美術に対する疑問
- ・林達夫に学んだこと
- ・本来の芸術とは
- ・日本社会が抱える問題
- ・海の復権
- ・持続可能な観光に向けて
上段左[提供:北川フラム]/上段右[提供:瀬戸内国際芸術祭実行委員会]/下段左[提供:大地の芸術祭実行委員会]
アーティスト・トーク「相互扶助システムとして」
登壇者:
原 倫太郎 + 原 游
2019年8月31日(土) /14:00~15:00
「デパート卓球」展でオリジナルの卓球台を制作した原 倫太郎氏と原
游氏。倫太郎氏は立体作品、游氏は平面作品を中心に個人で制作を行う他、芸術祭を中心に二人で共同制作も行っています。これまでの個人での活動と作品の経緯とともに、二人で制作することについての考えを伺います。
<セミナーのポイント>
- ・アナログ的な手法でデジタルを表現する
- ・ボールをメディアとしてつかう
- ・日常のなかに絵画的な瞬間を見出す
- ・ふたりでつくる——不足を補い合い、自分の役割に専念する
- ・ふたり+大勢でつくる——芸術祭という場
- ・卓球×◯◯◯——瀬戸内の島から、デパート、アーケード、クルーズへ
上段右以外[提供:原 倫太郎 + 原 游]
トーク&卓球対決
登壇者:
北川 フラム(アートディレクター)+ 浅葉 克己(アートディレクター)
2019年9月8日(日) /14:00~17:00
タイポグラフィの第一人者であり、世界的に活躍するアートディレクター・浅葉克己氏。長年、雑誌で卓球についての連載をもち、「ひとりピンポン外交」として精力的な卓球活動も行う氏が、卓球経験者である北川フラム氏とともに卓球とアートについて語ります。トーク終了後には、『デパート卓球』展会場で、両氏を迎えた卓球大会が開催されました。
<セミナーのポイント>
- ・地球文字の探検家・浅葉克己
- ・ひとりピンポン外交——卓球とアート・デザインのこれまでの取り組み
- ・卓球というスポーツのポテンシャル——アートとスポーツをつなげる
- ・「デパート卓球」卓球大会レポート
上段左・下段左[提供:浅葉克己]/右[提供:大地の芸術祭実行委員会]
女木島トークセッション
登壇者:
原 倫太郎 + 原 游、中里 繪魯洲、宮永 愛子、長谷川 仁、山下 麻衣 + 小林
直人
2019年9月14日(土) /14:00~16:00
『デパート卓球』開催中は、日本橋高島屋の卓球会場と、瀬戸内・女木島の卓球会場がネットでリアルタイムに結ばれていました。この女木島は瀬戸内芸術祭の会場のひとつ。卓球台を含め、作品群が軒を連ねる『小さなお店プロジェクト』が開催された島です。このプロジェクトに参加した5
組7 名のアーティストが日本橋に集合。現代作家が芸術祭展示の舞台裏を語ります。
<セミナーのポイント>
- ・様々な歴史を内包する瀬戸内海
- ・地域がつくり上げる芸術祭
- ・人の「内」、呼応する「音」——中里繪魯洲
- ・映像の奥に、新たな光景を提示する——山下麻衣+小林直人
- ・変わり続ける世界の瞬間を切り取る——宮永愛子
- ・人を介して芸術に触れる、芸術を介して人に触れる——長谷川仁
- ・人の集まる場を創造する——原倫太郎+原游
- ・女木島トークセッション
「女木島」での制作を振り返って
- ・地方の小さな島で芸術祭をするということ
上段左[提供:山下麻衣+小林直人]/上段右[提供:中里繪魯洲]/下段左[提供:長谷川仁]/下段中[写真:KIOKU Keizo]