= 高島屋東別館について =

高島屋史料館が所在する高島屋東別館は、昭和のはじめに松坂屋大阪店として建築され、地域と共に時を刻んできた歴史的な建築物です。設計は鈴木禎次(1870~1941)。建物全体はヨーロッパ歴史様式にアール・デコ調の装飾デザインが取り入れられ、特に堺筋に沿って続く11連アーチのアーケードや所どころに施されたアカンサスの葉をモチーフにしたテラコッタの装飾、内部のエレベーターや階段まわりの細やかな装飾など、建築的に価値のある見どころが随所に残っています。

【建物の変遷】

1923(大正12)年
松坂屋大阪店、開店(木造、現在の地)
1928(昭和3)年
第1期工事落成(南側)
1934(同9)年
第2期工事落成(北側)
1937(同12)年
第3期工事落成(中央部連結、現在の姿)
1940(同15)年
第4期工事落成(地下3階地上1階)
1966(同41)年
松坂屋大阪店、天満橋に移転開店
1968(同43)年
高島屋東別館、開設
2020(令和2)年
高島屋東別館、リノベーション・オープン
2021(同3)年
国の重要文化財(建造物)に指定される

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