各階情報

山本 優美 展 名前のない庭 Untitled gardens

■4月24日(水)→5月6日(月・休)
■10階 美術画廊 ※最終日は午後4時閉場。

山本氏は、2007年金沢美術工芸大学美術学部工芸科陶磁専攻を卒業。2009年ベルギー国立ラ・カンブル美術大学セラミックコース修士課程修了を経て2014年金沢卯辰山工芸工房技術研修修了。2011年頃より衣服に宿る持ち主自身の記憶・存在を手作業で粘土に彫り、焼くことで留めた陶による作品を手掛け、国内外各地にて精力的に発表を続けています。
衣服の持ち主、衣服本来の時間、さらに陶として皺の一つ一つを彫り込んでゆく時間を含む重層的な時間軸を包みこみ、衣服に身体を通した確かな痕跡や記憶すらも半永久的に陶に留め置くことで生ずる記憶された衣服そのものを柔らかくも静謐な存在として表現しています。
今展では、名前のない庭 / Untitled gardensと題し、様々な刺繍やレースの施された衣服にみられる植物を、そしてその刺繍の花々を纏ったであろう人々の記憶のそれぞれを、卓越した技術をもとに、繊細かつ丁寧に紡ぎあげた陶作品の数々を展観いたします。ひとつひとつの想いが留め籠められた衣服が静かに存在する空間と時間のひと時をこの機会にぜひご高覧ください。

「名前のない庭-髪飾り-」41.3×16×5.5cm 陶、手彫


「名前のない庭-ブラウスー」31×33.8×7cm 陶、手彫


「名前のない庭-肌着ー」30.5×21.2×2.5cm 陶、手彫


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