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奥谷 太一 展 空(くう)
■9月2日(水)~7日(月)
■本館6階 美術画廊
このたび高島屋では、3年振りとなる奥谷太一先生の個展「奥谷太一展 空(くう)」 を開催いたします。
先生は1980年神奈川県に生まれ、2005年東京藝術大学美術学部絵画科油画専攻を卒業(O氏記念賞受賞)。2007年東京藝術大学大学院美術研究科修士課程絵画専攻 (油画)を修了され、その後は2009年第77回独立展独立賞を受賞。2010年には独立展会員に推挙され、その後2012年9月より文化庁新進芸術家海外研修制度によりフランスに約1年間滞在。現在は、独立美術協会会員として、また2020年からは高島屋で48年続く「既成画壇からの独立・新時代の美術を確立」という独立展の理念をまさに具現化する研究発表の場「十果会」同人として精力的に活躍され、若手実力派の筆頭として注目されています。
留学を通して、異文化や多様な価値観、人物多様性を主要な制作テーマとしてきた奥谷太一先生。現在ではその関心は人間社会だけでなく、動物や植物を含むあらゆる生命へと広がり、それぞれが互いに関わり合いながら存在していることに目を向けるようになったと言います。
作品にしばしば登場するマンドリルやコンドルは、人物と同サイズで描かれます。時に人物と動物が同サイズで描かれる場合「大きさ」は物理的尺度ではなく重要性や精神的価値を示す記号として使われることが多くあります。ただ、氏の描く作品群からは、動物を人間の分身として表現する。或いは、生命の尊厳の平等を表現すると言った使い古された意図はそこには見えず、寧ろ動物を現実の生物としてではなく、人間の精神や本能と同等の重要性を持つ象徴として扱うことで、現実を超えた幻想的・夢幻的世界を構成する事に成功していると言えます。
それはあたかも、昨今のAI時代到来による科学技術・イノベーションの変革や、その逆説的な自然主義に傾倒する只中で抗うひとりの美術家・奥谷太一先生独自の象徴主義 (Symbolism)と言えるかもしれません。
今展では作家が主戦場とする独立展・十果会への出品作品を中心に新・近作を展観いたします。どうぞご高覧賜りますようご案内申しあげます。
〔ギャラリートーク〕
9月5日(土)午後2時
奥谷太一 × 奥谷博 × 籾山昌夫(神奈川県立近代美術館 普及課長)
お問い合わせ:本館6階 美術画廊(代表)03-3211-4111
※写真はイメージです。
※都合によりタイトル・会期・内容等が変更または中止となる場合がございます。



