2023年4月14日（金）UP

移りゆく春を追って、北柏ふるさと公園（柏市呼塚新田204-2）を訪れました。

北柏ふるさと公園は、ステモのある柏駅から電車で1駅の北柏駅から歩いて約10分。大堀川が手賀沼に注ぐ河口近くにある広さ約3ヘクタールの公園です。
春にはお花見、夏には水遊び、冬にはイルミネーションが楽しめるほか、四季折々に季節の花や水辺に集まる野鳥が見られます。
中央にある池を挟んで大きく2つのゾーンに分けられ、大堀川に向かって右側は桜に囲まれた広々とした芝生広場に、左側は自然の姿を残し木道が整備された湿地帯になっています。

今日はどんな出会いが待っているかなぁ、とワクワクしながら公園へ。
わぁ、嬉しい♪まだまだ桜が咲いています。正面の花壇では、色鮮やかなチューリップやパンジーがお出迎え。緑のボランティアさんが丹精込めて手入れをされているそうです。さあ、一緒に園内を歩いてみましょう。

春は鳥たちにとって恋の季節。にぎやかな鳴き声に誘われて、まずは中央の池の畔に行ってみました。

三脚を構えた野鳥写真愛好家の皆さんが、お目当ての野鳥を待っています。
「あの桜の木に、カワセミがいるよ」と教えていただくと・・・ わぁ、いました、いました！『空飛ぶ宝石』とも呼ばれる色鮮やかな美しい人気の野鳥です！飛び去る様子もなく、桜の小枝で休息中。私たちも写真に納めることができました♪
運が良ければ、池の手前の桜の木にもやってきて、小魚やオタマジャクシを狙う姿が見られるそうですよ。

カメラを構えていた皆さんが突然、ファインダーに釘付けに。なんと、コゲラの登場です！日本で一番小さいキツツキだそうで、木の幹の陰から顔を出したり、隠れたり。こちらも撮影成功です！

皆さんと別れて、湿地帯の木道を歩きます。原っぱでは、お馴染みのオオバンやカモたちが暖かな春の陽差しを浴びながら、のんびりと毛繕いをしています。時折、ザバーンと大きな音を立てて一斉に水に入る様子も楽しくて、素朴な野の花、芽吹き始めた柳の木、緩やかな小川と、まるで絵本の世界のよう♪

一方、様々な桜に囲まれた芝生広場では、ご家族で、お子さま連れのグループでと、シーズン終盤に入ったお花見を楽しまれていました。こちらの公園にはおむつ替えや授乳のために利用できる『あかちゃんほっとステーション』もあるので、赤ちゃん連れでも安心ですね。

北柏ふるさと公園を管理・運営する一般財団法人「柏市みどりの基金」の倉岡さんにお話を伺いました。
「北柏ふるさと公園では大人から子どもまでが楽しめる公園利用の在り方や、『こうなったらいいな』の実現を目指して、町会・公園管理者・コンサルが一体となって協議を重ねています。楽しいイベントも多い公園なので、ぜひ皆さま遊びにいらしてください。」

北柏ふるさと公園の隣接地には、水辺空間を楽しむことができるウッドデッキの設置も計画されているそうです。今後の展開がますます注目される素敵なスポットでした。