2022年8月10日（水）UP

ステモのある柏駅から車で約20分、住宅地の中にある松戸市ユーカリ交通公園（松戸市小金原1-25）を訪れました。

ユーカリ交通公園は、子どもたちが楽しく遊びながら正しい交通知識・交通ルールを学ぶ事が出来るように作られた公園で、昭和46年（1971年）に開園しました。

当時は「交通戦争」という言葉が生まれるほど車による事故が多発し、社会問題となっていました。歩行者や自転車の死亡事故が増え、なかでも多数の児童・幼児が犠牲となったことから、交通安全教育の重要性が唱えられ、そのことが交通公園誕生の背景にあるそうです。

敷地面積15,400㎡の園内には中学生以下の子どもを対象に、信号機や横断歩道、各種交通標識が設置されているコースがあり、補助輪有り無しの各種自転車や足踏み式ゴーカートが無料で貸し出されています。
また小さなお子様専用の幼児コース、バッテリーカー用のコースがあるほか、本物の蒸気機関車・消防車・救急車・ヘリコプターなども展示されており、全て無料で利用・見学できます。

平日には、松戸市内の小学校低学年の児童、幼稚園、保育所の幼児を対象に交通安全教育指導を行っているそうです。
コースでは交差点で止まるのを忘れてしまったり、どちらの信号を見たらいいのか迷ってしまうお子様もいらっしゃるとのこと。楽しく遊びながら、正しい交通ルールとマナーを身に付けることはとても大切ですね。
コロナ禍になってからというものの、外遊びの機会が減ったのか、自転車に乗れないお子様が増えて補助輪付自転車が足りなくなることも。また、ペダルをこいで坂道を登れないお子様も増えたとか。うーん、考えさせられてしまいました。

午後の時間帯は、友達と一緒に遊びに来る小学生も多いそうですが、訪れた日は午前中。小さなお子様方がお母様と一緒にお気に入りのバッテリーカーに何度も乗ったり、本物の蒸気機関車を間近で見て大喜び！とても微笑ましく、和やかな時間が流れていました。

乗り物を利用する時は怪我の防止のため必ず運動靴を履くこと、コロナ禍での密を避けるために在園時間は原則1時間以内を守っていただくことなど、みんなでルールを守ることは交通安全の精神にもつながりますね。

そういえば小さなころに行ったことがあるなぁ♪と、懐かしく思い出された方もいらっしゃるでしょう。交通安全は平穏な日常に不可欠です。時代が変わっても、次の世代のお子様方に楽しく利用していただきたい、そんな素敵な公園でした。