プロジェクトストーリー

〈シーズンスタイルラボ〉とは
日常生活を自分らしくアップグレードしたい、大人の女性のためのセレクトショップ。
「上質で長く着られ る」「シンプルだけど地味すぎない」「スタイルがよく見える」服をテーマに、シーズンごとのパワーアイテムを編集。ディレクターには、スタイリストの大草直子さんを起用。体型をカバーしつつ、おしゃれを楽しんでいただけるオリジナルアイテムも多彩な高島屋のオリジナルブランドです。

嶋廻 由希子 1995年入社 MD本部 レディースファッションDV バイヤー
シーズンスタイルラボ立ち上げの背景や戦略を教えてください。
婦人服が苦戦している理由の1つが40~50代の百貨店離れです。
女性は45歳前後で体型や肌質の変化が起こり、今まで着ていた服がしっくりこなくなるという現実があります。実際に『似合う服探しに困っている』というお客様のリアルな声をたくさん聞きました。
また、ある程度ワードローブが完成されている大人の女性にとって、ブランド単位で運営されている百貨店のオペレーションは買い物がしづらく、足が遠のいている実態を捉えました。そこで、その世代の視点に立った『単品編集売場』を構築することで、大人の女性の支持回復を目指しました。
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立ち上がるまでの具体的な仕事内容を教えてください。
このショップは、買い付け商品ではなくオリジナル商品を主軸とした展開を志向していたため、様々な準備が必要でした。 まずはアイテム(セーター、シャツブラウス、ボトムス、など)毎の原料の調達先や生産工場(ライン)の確保や協業先の 選定を行いました。これらの仕事を進める上では必ず条件交渉があり、お互いが納得しWin-Winの関係を築くことを目指します。 更にこのショップではより新鮮な提案やお客様への発信力を高めるためにディレクターを起用することを決め、ディレクター選定を行いました。その後、具体的な商品企画、店頭デザイン、店頭展開オペレーションの構築などを進め、店舗のイメージを創り上げます。
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立ち上げに関わる仕事で大変だったことや苦労したことは何ですか。
百貨店で展開しているブランドの商品価格帯より2~3割安く上代(定価)を設定することで、多くのお客様の支持を得たいと考えていました。 また、SNSの普及により、ファッションの流れがよりスピーディになっている時代性に対応すべくQR対応に挑むことを決め、パワーのある大手生地商社との協業やライン確保に向けた工場選定には多くの時間を割きました。お客様が価値観を感じて下さる商材を安定的に作り出せるよう、様々な業態の方々と多様な取引形態で物づくりをしていくハイブリッド型売場の新スキーム構築に向けた条件交渉は、かなり難易度の高いものでした。
※QR対応=クイック・レスポンス:販売情報を迅速に生産に反映させる方式
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新ショップ立ち上げのやりがいを教えてください。
新ショップの立ち上げは、大変ですがたくさんのやりがいがあります。立ち上がったショップでお客様の生の声を聞くことや、接客の中でお客様に商品をほめて頂けることは何よりの達成感になります。また、提案した商品が思い通りに売れていく瞬間や売場スタッフに、『○○商品売れています!』と喜んでもらえた時、今まで高島屋や百貨店で買い物をしていなかったお客様が顧客になってくださった時、インスタグラムのフォロワーが増えた時など、色々な場面で『シーズンスタイルラボ』が話題になりやりがいを感じます。
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今後の展望を教えてください。
ディレクターの大草直子さんがWeb媒体の編集長であることもあり、SNSのフォロワーが新たなお客様 としてシーズンスタイルラボにご来店くださっています。 SNSから売場にお越しいただいているお客様は、タイムリーに情報が更新されていくことが当たり前と なっているため、百貨店のマンスリーの情報更新では物足りなくなっているのが実態です。 協業先のご協力もあり、短いサイクルでの物づくりや小ロットでの生産が可能な体制が整いつつあります。 この背景を利用して『つねに風を起こす売場』、鮮度や話題性のある売場にブラッシュアップしていくこと、 最終的には館の買い廻り拠点となること目指していきたいです。
肥後 球 2008年入社 日本橋店販売第2部 ショップマネジャー
シーズンスタイルラボがオープンするまでの具体的な仕事内容を教えてください。
8月末にシーズンスタイルラボのショップマネジャーに任命されてから、9月14日のオープンまで、たったの2週間だったので、とにかく駆け抜けるような日々でした。新店舗オープンということで、まず文房具・備品を揃えるところからのスタートです。8月末に嶋廻バイヤーをはじめとする担当バイヤー・各店ショップメンバーとのミーティングがあり、そこでショップのコンセプト・MD構成・セレクトブランドの勉強会が行われました。
正式な異動は9月1日付けでしたので、9月1日に日本橋店シーズンスタイルラボメンバー全員で顔合わせを行い、to doリストを確認しました。備品準備、台帳作成、商品検品、ショップ運営ルールの策定etc…。オープンまでにto doリストを日々着実にこなしていきました。関東地区では9月1日に新宿店が先にオープンしていたので、全員で新宿店の店舗見学にも足を運び、売場展開のヒントをもらいました。ショップ引渡しが前日だったため、売場のレイアウトは1日で全て行いました。開店準備は、お取引先様、バイヤー、ショップメンバー全員で行いました。
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嶋廻バイヤーとどのように関りましたか。
事前の勉強会にて、シーズンスタイルラボオープンにいたるまでの経緯、売場コンセプト、ディレクターの大草さんとの取り組みについて等、嶋廻バイヤーから熱い思いを受け取りました。商品情報・媒体掲載情報等も日々バイヤーと連携し、確認を取りながら、開店準備を進めました。オープン前日には、嶋廻バイヤーと外部VMDアドバイザーの指示のもと売場作りを行い、無事開店日を迎えました。
オープンした時の感想をお願いします。
今をときめくスタイリストの大草直子さんがディレクターの新しいコンセプトによる単品編集売場ということで、社内外からも非常に注目されており、正直なところ「失敗は許されないな…」というプレッシャーを抱えながら、オープン日を迎えました。オープン前からお客様からのお問い合わせも多く、オープン日はおかげさまで大盛況、ご好評の声を多く頂戴し、達成感に満ち溢れました。お客様に喜んでいただくことが一番の目的なので、お客様に「今までにない売場ね」「通いたい売場ができた」というお声を頂戴できたことがなにより嬉しかったです。また、新しい売場の立ち上げに携われることは、当社においてもなかなか無い機会なので、大げさな表現かもしれませんが、高島屋の歴史のひとコマに携われた誇りを感じました。
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オープン後(現在)の仕事内容とやりがいを教えてください。
ショップマネジャーの使命は、ショップにあたえられた売上・商品利益額予算の達成と、顧客満足度向上に向けて、ショップ・メンバーをマネジメントすることです。
日毎・月毎・半期毎の売上予算と商品利益額の予算達成に向けて、日々数字の管理を行います。また、バイヤーが仕入・開発した商品の販売計画をたてて、いつどのお客様にどのように商品を販売し、売上につなげていくかを決定し、売場メンバーと共有をします。また顧客満足度の向上に向けた商品展開・販売促進・サービス力向上にむけた取り組みを日々行っています。
従業員満足度、売場メンバーのモチベーションを向上させるのもマネジャーの仕事です。一緒に働くメンバーひとりひとりがやりがいを持って前向きに働ける環境づくり、チーム力の向上にも努めています。
一番のやりがいを感じるのは、やはり店頭でお客様の笑顔を見られたとき。これは販売職のときから変わらないことですが、お客様から喜びのお言葉を頂戴できるのが一番のモチベーションです。また、日本橋店は16年下期予算達成することができたので、チームで予算を勝ち取れた瞬間は大きな達成感がありました。
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今後の展望を教えてください。
シーズンスタイルラボはまだオープンして半年なので、まだまだこれからが成長期。これまで高島屋にご来店されていたお客様、今まで高島屋に足を運んだことがなかったお客様、幅広いお客様に支持される唯一無二の売場をショップメンバー・バイヤーと連携しながら作り上げていきたい。お客様にとって、商品・環境・サービスすべての面において「ここにいけば間違いない」「ここに行けば何か見つかる」というショップでありたいと思っています。また、ショップの雰囲気はそのままお客様に伝わりますから、「メンバー全員が日々生き生きと楽しく仕事ができる環境にしたい」という思いは、常にもって売場運営に努めています。新しいショップを一から立ち上げる機会はなかなか無いことですので、「私たちがシーズンスタイルラボの初代メンバーだったのよ!」と後々にも誇りに思えるような、お客様にも働くスタッフにも愛されるお店に成長させていきたいです。

※担当職務は2017年2月28日現在のものです

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