理英会監修 こちら、お悩み相談室。

vol.18

模擬試験や模擬面接は
受けた方が良いでしょうか。

2026.8.25 UP

「来たるその⽇」に向けて、みなさまと⼀緒に取り組むべく、「お受験」に関する悩みや疑問を理英会の先⽣に伺ってきました。このコラムが、皆様のお役に⽴てれば幸いです。

A.
お受験本番で緊張したり、
戸惑ったりすることがないよう、
練習のために受講されると良いですね。
試験に慣れ、経験値を高めることは大切です。
5つのポイントでご説明します。

1.〈模擬試験を受ける前に大事なことは?〉

模擬試験を受ける目的は、試験がどういうものか知ること、また、多くの志願者の中でお子様がどの位置にいるのかを知ることです。
試験本番が間近になると、志望校のテストに関する経験値を高め試験本番で緊張しないために、ということも目的の一つになります。小さな子どもにとって、試験慣れすることは大事なことですので、模擬試験のチャレンジはおすすめしています。
模擬試験の結果に対して一喜一憂することなく、状況を分析し、試験直前まで何をがんばるか、に繋げていきましょう。
また、試験結果が良かった場合も、もう大丈夫と安心してしまわないようにしましょう。本番に何が出題されるかはわかりません。コツコツ試験日まで学び続けることは大事なことです。ブレーキを掛けずに試験本番まで歩みを緩めないようにしましょう。

2.〈模擬試験はどういう内容か、
試験を受けるメリットは?〉

模擬試験は、ペーパーテスト、行動観察、運動テスト、絵画制作など全般の課題を実施する一般的なものと、志望校の試験内容を実施する志望校別のものがあります。それぞれの模擬試験の良さを考えて、時期に合わせて受講されることをおすすめします。
模擬試験の上手な利用法として、一つの例を挙げてみます。いろいろな時間の模擬試験を受けることができるのであれば、時間を変えて受講してみましょう。
試験の時間帯に応じたお子様の様子がわかります。午前は実力が発揮できて、午後は実力が発揮できないなど。もしも志望校の試験が午後に実施される場合、その状況に合わせた対策をとる必要が出てきます。
また、模擬試験は、お子様が試験問題には制限時間があることを知る機会にもなります。とは言っても、早く解かせなければならないと思っての無理なスピードアップは必要ありません。経験を積みお子様の理解力が高まれば、問題を解く時間は自然に早くなっていきます。

3.〈模擬面接はどういう内容か?
試験を受けるメリットは?〉

面接の実施スタイルは志望校それぞれ、模擬面接は基本的に志望校に合わせて受講しましょう。
それぞれの塾やお教室は模擬面接を行うにあたって、志望校の過去数年の面接を分析し、可能な限り現在の志望校の面接スタイルに近い面接を実施していると思います。面接中にお話作りなどの課題がある学校や、親子のコミュニケーションをみるために親子で課題を考えるような質問が出る学校もあります。その学校に合わせた課題を、模擬面接の中で経験することが求められます。
模擬面接によって実際の面接と同じ経験をすることは、親子それぞれが場慣れするという意味でも大事です。入室から退室までの立ち居振る舞い、親子の服装は大丈夫か、そういった面も模擬面接の際にチェックしましょう。

4.〈模擬試験、模擬面接を受けて評価や点数が
良くなかったら…〉

もしも模擬試験・模擬面接の評価が良くなかった時でも、その瞬間の結果だけでダメと考えないようにしましょう。それよりも、良い経験ができたと考え、これからどのようにしていくのかを考えるきっかけにしていきましょう。
評価が良くなかった原因の一つに、お子様が試験に慣れてない、ということが考えられます。たとえば面接ですが、お子様はお父様やお母様と一緒に、緊張する場所で質問に答える経験などこれまでなかったと思います。
質問に対して答えられなかっただけではなく、恥ずかしさから悪ふざけをしてしまうお子様も時折見受けられます。また、緊張から口を閉ざしてしまうお子様もいます。ですが模擬面接を何度か経験することで、今は大事な時間ということを理解し、じっと座り続けることができるようになったり、話すことに慣れて上手にお話ができるようになったりします。
また、お父様、お母様も面接が苦手という方はいらっしゃいます。お父様から、普段は話せるのに面接本番では焦ってきちんと話せなかった、という話をよくお聞きします。ご家庭で練習される場合、まず「声を出す」そして「自分を(家族を)客観的に見る」ことをおすすめします。
面接を受ける方以外のご親族にも手伝っていただいて、面接トークを聞いてもらいながら練習するのも良いですし、ビデオ撮影を行って、客観的な目で面接中の様子を自分でチェックするのも効果的でしょう。

5.〈本番の試験直前 お子様と親ができること〉

お子様は試験日まで学力が伸び続けます。決して諦めることなく試験直前までコツコツがんばり続けるとともに、親が諦めないことが大事です。
また、親がイライラしてお子様を叱ったりしていると親子の関係が悪くなり、面接や試験本番に良い結果につながらないこともあります。
お受験での親の役割は、お子様が包まれ受け入れられる、あたたかい家庭を保つことです。お子様が試験日当日まで心身ともに健やかで、いつも以上のパフォーマンスが出せるような環境づくりに努めてください。
家族のがんばりはきっとよいご縁を呼び、素敵な春へ繋がることになると思います。

【お話を伺った先生】
理英会 原 恵美先生
考える力が楽しく身につく体験型授業を取り入れている幼稚園・小学校受験塾「理英会」の第一線で活躍するベテラン講師。約25年間の指導歴の中で、1千人以上のご家庭の夢を叶えてきた実績のある教育アドバイザー。

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