理英会監修 こちら、お悩み相談室。

vol.2

学校訪問をする際に、
見るべきポイントはどこですか?

2024.05.21 UP

「来たるその⽇」に向けて、みなさまと⼀緒に取り組むべく、「お受験」に関する悩みや疑問を理英会の先⽣に伺ってきました。このコラムが、何かのお役に⽴てれば幸いです。

A.
掲示物、生徒の様子、お手洗いも忘れずに。
リアルな情報を積極的に集めましょう。

学校訪問で合否が決まるわけではありません。
まだこちら側が「選ぶ」立場ですから、あまり恐縮しすぎず、積極的な情報収集をしましょう。

たとえば、掲示物から学校の行事や取り組みを把握したり、先生方の話し方や生徒との接し方を見たり。
可能でしたら在校生に「学校生活は楽しい?」と聞いてみるのもいいですね。

それから、お手洗いにはぜひ入っていただきたいです!
清潔に管理されているか、配慮がされているか。細部を見ることでいろいろな気づきがあると思います。
学校に対してそれまで抱いていた印象が変わるということもあるでしょう。
ある学校では、お手洗いの個室に「次の人が気持ちよく使えるように使いましょう。」という貼り紙がありました。
たった一枚の貼り紙ですが、その学校の「他の人のために」という考えが伺えるものでした。

ホームページやパンフレットだけではわからなかった、リアルなイメージが湧いてくると思います。
何かとても響くものが見つかることもあり、「この学校に入りたい」という希望をより強く抱くことにもつながるはずです。

学校訪問で得た情報は、願書や面接で志望動機を書く際にも非常に重要になります。
実際に目で見て、肌で感じたことを、ご自身の言葉で具体的に表現できれば、学校側により熱意と説得力をもってアピールすることができます。
ぜひ、積極的な参加と情報収集を心がけてください。

【お話を伺った先生】
理英会 原 恵美先生
考える力が楽しく身につく体験型授業を取り入れている幼稚園・小学校受験塾「理英会」の第一線で活躍するベテラン講師。約25年間の指導歴の中で、1千人以上のご家庭の夢を叶えてきた実績のある教育アドバイザー。

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