理英会監修 こちら、お悩み相談室。

vol.4

合格に向けて、夏休みを
どのように過ごせばいいですか?

2024.07.23 UP

「来たるその⽇」に向けて、みなさまと⼀緒に取り組むべく、「お受験」に関する悩みや疑問を理英会の先⽣に伺ってきました。このコラムが、何かのお役に⽴てれば幸いです。

A.
お子様を家族の笑顔で優しく包み、
心豊かに、安定させる毎日を。

いよいよ夏休みです。
合格に向けてこれまで育んできた力を総合的に完成させるタイミングでもあります。お母様たちがしばらく寝不足になってもいいので(笑)、ぜひお子様と向き合う時間を多くとるようにしてください。

たとえばお父様も、朝少し早く起きて一緒に散歩をしたり、ラジオ体操をしたり。
特別な場所に行って、特別なことをする必要はありません。
とにかくお子様と、ひとつでも多くの思い出を作るようにしてください。
夏休みに家族で作った思い出は、願書作成や面接の際に必ず役に立つはずです。

ただ、絶対に気をつけていただきたいのは、
「お父様もお母様も、笑顔を忘れないようにする」ということです。

夏は、願書や面接の準備があります。
もちろんお勉強も計画的に進めなければなりません。とても忙しい時期なので、どうしても焦りがちになって笑顔を忘れてしまうことも…。

親御さんの不安や心の揺れは、お子様に必ず伝わります。家族がギスギスしては、受験はいい方向には進みません。
常に前向きな言葉をかけながら一緒に楽しく学び、親子で笑い合う時間を作るようにしましょう。お子様の心を豊かに育み、安定するような毎日を心がけてください。

もしお母様が走りすぎた時には、お父様がブレーキをかけて支える。
お父様が怒りすぎている時には、お母様が冷静になって寄り添う。
毎回お伝えしていることですが、受験はお子様ひとりでするものではありません。家族が一丸となって、この夏を乗り越えていきましょう。

それから、夏を越えて秋が来て、受験が終われば長い小学校生活が始まります。
体力のない子は休みがちになってしまうので、夏休みのうちに習慣的に運動をして、ちゃんと汗をかいて、体力をつけておくことも大切だと思います。

【お話を伺った先生】
理英会 原 恵美先生
考える力が楽しく身につく体験型授業を取り入れている幼稚園・小学校受験塾「理英会」の第一線で活躍するベテラン講師。約25年間の指導歴の中で、1千人以上のご家庭の夢を叶えてきた実績のある教育アドバイザー。

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