会期: 2025年3月12日(水)→ 8月24日(日)
開館時間: 10:30~19:30
入館料: 無料
場所:
高島屋史料館 TOKYO 4階展示室
(東京都中央区日本橋2-4-1)
休館: 火曜日(祝日の場合は開館し、翌日休館)、8月20日(全館休業)
主催: 高島屋史料館 TOKYO
監修:
団地団(大山顕、佐藤大、速水健朗、稲田豊史、
山内マリコ、妹尾朝子)
グラフィックデザイン: 原田祐馬、山副佳祐、大隅葉月(UMA /design farm)
展示デザイン: 座二郎、天本みのり
団地をこよなく愛し、日夜、団地について真剣に探求し続けてきたクリエイターユニット《団地団》を監修として迎え、「団地と映画」をテーマにした展示を開催いたします。
かつて団地が今ほど注目されていなかった時代から、「フィクションに登場する団地」の魅力をいち早く発見し、それを言語化して発信する活動を行ってきた団地団。その団地をめぐる言説の魅力は、映画、アニメ、ドラマ、小説、漫画などを縦横無尽に参照し、各所に登場する団地について、それぞれの知見から、好き勝手に繰り広げられていく、そうした過程にこそあるといえるでしょう。自由で、散漫で、時に宇宙レベルにも達し、ややもすると飛躍し過ぎとも思える放談の数々は、それゆえに、団地団にしか辿り着けない、唯一無二の批評世界をもたらしてくれます。この豊かな団地批評を、一人でも多くの方に届けたいと思います。
本展では、団地団が「団地映画」と名付けた諸作品に注目いたします。そうした作品群において団地はどのように描かれてきたでしょうか。数多の映像表現を、団地を軸にして観察してみると、実は、団地のイメージがいくつかのパターンに沿って変遷してきた事実が浮き彫りになってきます。そして、さらにその背景には、個々のクリエイターがそのように団地を描いた時代の必然があったことが、団地団の妙技によって炙り出されるのです。このような観点から、「地霊と設備」「侵入・脱出」「湾岸」「自然/環境」「妻たちの孤独」「子どもと特殊能力」などのキーワードで団地を語る第3章は、それぞれが第一線で活躍する団地団メンバーによる団地批評のクライマックスです。
ここから生まれる、新たな団地を主人公とする一大叙事詩を、ぜひご堪能ください。
イベントの最新情報はPeatixページをご覧ください