2024年6月28日（金）UP

「野田市総合公園」（野田市清水958）にある水生植物園を訪れました。
水生植物園は広さ800㎡、「野田市総合公園」敷地内の低湿地を散策や憩いの場として利用していただこうと、1988年（昭和63年）に開園しました。
例年6月上旬～中旬にかけて、約10,000株・50種類以上のハナショウブが見頃を迎えます。

訪れた日は五分咲き。 鮮やかな藤紫や爽やかな白、ピンクの筋が入ったものや絣模様の花も。立派な大輪の花が多く、見応えたっぷり！
花の基部が黄色であることがハナショウブの特色のひとつであり、明るい黄色の中心と様々な色の組み合わせは見飽きることがありません。 まだまだたくさんの蕾がついており、満開の頃には、それは見事なことでしょう。

周囲の新緑も美しく、この日にはヤマモモの実も見られました。トンボやアメンボに、かわいいメダカや悠々と泳ぐ鯉の姿。水辺のしっとりとした風景の中で咲く凜としたハナショウブは、梅雨が近い季節にまさに一服の清涼剤でした。

実は「野田市総合公園」は市営のスポーツ公園でもあります。広さ約18㏊の敷地に、体育館（大体育室・小体育室・柔道場・剣道場・多目的ルームなど）、スポーツクライミングウォール、野球場（ナイター施設完備）、陸上競技場、庭球場などの施設を備えています。清水公園に隣接しており、とても緑が豊かなので、散策するだけでもいい運動になりそうです♪

スポーツクライミングウォールは、野田市内の登山愛好家の要望に応えて1994年（平成6年）に総合公園体育館南西側の壁面に設置されました。 高さは10.5ｍ、技量に合わせて登り方が選べるため、初心者から上級者まで楽しめます。（施設の利用は高校生以上のみ利用できます）

この日も登山グループの方が練習にいらしていました。カラフルなホールドを掴み、軽々と、あっという間に一番上まで！あの高さから見る世界はどんな感じ？いやー、かっこいいなぁ！！

また、水生植物園の隣には市民の皆さんの要望に応えて、2008年（平成20年）に開場、2022年（令和4年）にリニューアルされた「YOKOKAWA SKATEPARK」（野田市総合公園スケートボードパーク）があります。 敷地面積は944㎡、全面コンクリート製で、ボウルプールは150cmもくぼんでいるそうですよ！この形状に魅せられて、野田市以外、都内からも滑りにいらっしゃる方がいるとか。予約不要で気軽に来られる施設だけに、ルールを守って楽しみたいですね。

すり鉢状の部分のほかに平らなフラットスペースがあるため、初心者から上級者までスケートボードを楽しむことができ、午後には保護者同伴でお子さん方もたくさんいらっしゃるとのこと。ここから未来のオリンピック選手が生まれたら素敵！

2005年（平成17年）に新装オープンした陸上競技場では、強い陽差しの下、黙々とトラックを走るアスリートが。そのストイックな姿に、思わずエールを！

平日にもかかわらず、どの施設も利用者の方でにぎわっていました。そんな様子を拝見していると、なんだか体を動かしたくなります。 スポーツの後にはハナショウブを見てほっこりクールダウン。市民に愛されている、とても素敵なスポットでした。 

※各施設のご利用にあたっては野田市のホームページをご覧ください。