『柏でよりみち アディショナルタイムズ』編集長 加藤良子さんの柏ライフ
約1700を超える市区町村、その1/1700の街・柏。
サッカーの試合を観に訪れた街が、思いがけず「また来たい街」になることがある。そのきっかけは、一軒の店との出会いかもしれないし、一枚の新聞かもしれない。
柏で行われるサッカーの試合当日に配布されるフリーペーパー『柏でよりみち アディショナルタイムズ』。編集長・加藤良子さんが11年間届け続けてきた、柏への思いとは。
「よりみち」がつなぐ、また訪れたい街・柏
加藤良子(かとう ながこ)さんPROFILE
3月29日生まれ。東京都北区出身。
ライター、『柏でよりみち アディショナルタイムズ』編集長、株式会社AT代表取締役。
地域情報誌やWebメディア、自治体・企業の広報冊子などで数多くの取材・編集・執筆を手がける。2016年から、柏で行われるサッカーの試合当日に、柏の街の魅力を伝えるフリーペーパー『柏でよりみち アディショナルタイムズ』を企画・編集・発行し、街の魅力発信に取り組んでいる。
「伝えたい」が、仕事になった
シナリオライターの父をもつ加藤さんは、幼い頃から文章で人に何かを伝える世界に親しんできた。社会人になると金融機関の広報室で働いたが、結婚を機に専業主婦となり、15年間は家族と向き合う日々を過ごした。
子育て中も、「伝える仕事」への思いは心の中にあり、子育てが一段落した頃、地域のミニコミ誌のリポーター募集をきっかけにライターの道へ進む。
やがて、地域の情報冊子を手がける我孫子の編集会社と出会い、企画から取材、誌面づくりまで一冊を形にする力を身につける。そして、その地域で暮らす人の思いや物語に触れるたび、その街そのものを好きになっていった。
「いいな」と感じた地域の魅力を、自分の言葉で届けること。それが、加藤さんにとって何よりの喜びとなっていった。
街を知るたび、思いは膨らむ
我孫子の編集会社が地域コミュニティーづくりなど、まちづくりにも力を入れ始めた頃、拠点を柏へ移転。加藤さんもそれに伴い、活動の場を柏へと移した。しかし、仕事で我孫子と柏を行き来する日々が続き、当時はまだ柏に知り合いはほとんどいなかった。
そんな頃、コワーキングスペース「Noblesse Oblige(ノブレス・オブリージュ)通称:ノブ」のオープンを知り、翌年会員となる。ここから、柏で働き、暮らすさまざまな業種の会員たちとの交流が始まった。
彼らに教えてもらったのは、おいしい店や裏通りにたたずむ個性豊かな店、そこで営みを続ける店主たちの存在。地域誌の取材と同じように、人との出会いを通して見えてきた柏の街。
その魅力をもっと多くの人に知ってほしい。そんな思いが、加藤さんの「伝えたい」をさらに大きくしていった。
街へ誘う、一枚の新聞
実は、加藤さんは関西のとあるクラブのサポーター。アウェー戦で柏を訪れる仲間たちが、試合後に街の魅力を知らないまま帰っていく姿を見て、「素敵なお店を知らずに帰るのはもったいない」と感じていた。
それをノブのおやつタイムで話すと、柏をもっと知ってほしいという思いに共感する仲間が集まった。デザイン、編集、配布など、それぞれの得意分野を持ち寄ることで、一枚のフリーペーパーという形が少しずつ見えてきた。
「柏という街をもっと歩いて知ってほしい」――。そんな加藤さんの思いに共鳴した仲間たちが集まり、パズルのピースがぴたりとはまるように、それぞれが自分の役割を見つけていった。
そして2016年、柏で行われるサッカーの試合当日にビジターサポーターに配布するフリーペーパー『柏でよりみち アディショナルタイムズ』が誕生した。
ビジターに届けてホームにつなぐ
2016年2月に創刊した『柏でよりみち アディショナルタイムズ』。ノブのプリンターで印刷した500部はあっという間になくなり、追加印刷に走ったほどだった。
今では年間19試合のホームゲームに合わせて発行し、2026年8月末時点で173号を数える。掲載するグルメ情報は実際に足を運び、試合前後に立ち寄りやすい店を自ら選ぶ。「受け取ったその瞬間から役立つ一枚」にこだわり続けてきた。
ビジターサポーターへ街の魅力を届けることは、街を歩き、店に立ち寄るきっかけになるのではないか。「試合だけで終わらず、柏という街を好きになってほしい」、そんな思いを胸に活動を続けてきた。「毎回楽しみにしています」「去年のも取ってあります」。そんな読者の声が、11年間続けてきた原動力だという。
届けたいのは、一枚の新聞ではなく、柏という街の魅力そのものだ。
今日も柏で、「よりみち」を
『柏でよりみち アディショナルタイムズ』では、毎号ホームサポーターと対戦相手のサポーターに記事を寄稿してもらっている。そのお礼の品を選ぶ場所は、いつも柏高島屋。本館1階にある[樹杏]の「カシワニ フィナンシェ」など柏らしい品を選ぶほか、婦人雑貨売場では「この柄はあの人に似合いそう」と、相手の顔を思い浮かべながらハンカチを手に取る。インターネットで何でも買える時代だからこそ、実際に見て、触れて選ぶ時間は百貨店ならではの楽しみだ。
人との出会いが街との出会いにつながるように、ひとつの贈りものや、ふとした「よりみち」が、新しい柏の魅力と出会うきっかけになる。
文章や人、そして柏での暮らしを通して。加藤さんは今日も、誰かの「よりみち」をそっと支えている。
贈る楽しさ、想う時間を柏高島屋で
誰かのことを考えた贈りものは、選ぶ時間も楽しいもの。
スイーツや雑貨など日々の感謝を伝えるプチギフトから、お誕生日や記念日のプレゼントにぴったりのお品まで幅広く取り揃えております。「これ好きそう」「喜んでくれるかな」と想いを巡らせながら、贈る側の気持ちもはずむ一品を、柏高島屋で見つけてくださいね。
Information
●柏高島屋店 本館1階 樹杏
営業時間/午前10時30分〜午後7時30分
Information
●柏高島屋 本館2階 婦人雑貨
営業時間/午前10時30分〜午後7時30分
千葉県松戸市出身。高校時代に柏で青春を過ごす。大学進学と共に、都内で8年過ごした後2017年に柏へ転居。Koskimaa Designを立ちあげ、柏を中心に様々なウェブサイトやデザインを手がける。全国初のエリア型商店会、【ウラカシ百年会】では事務局長を務め、同会の発行する雑誌PICKUPの執筆などライターとしても活動。
次回の記事更新は9月29日(火)を予定しております。
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※画像内に掲載されている商品の価格・内容は2026年6月30日(火)時点のものです。
※ディスプレイ(モニター)の都合上、商品写真は実際の商品の色と若干異なる場合があります。

