2025.09.24up

次世代と紡ぐ、デニムの未来。
「デニムスクランブル」

高島屋では、毎年「デニムスクランブル」というイベントを通して、産地とお客様をつなぎデニムの魅力を広めると同時に、ファッションの未来を担う学生達との取り組みを続けています。

デニムスクランブルとは…?

デニムを起点にさまざまなヒト・モノ・コトが交差するイベント。三備産地を中心に国内ブランドが参加し、デニムの魅力をお届けしています。2025年春は、新宿店・大阪店で開催しました。

海外からも評価の高い、デニムの産地「三備」

「三備」とは、岡山県から広島県にまたがる備前・備中・備後の総称で、江戸時代の綿花栽培を機に、現在は、ジーンズや学生服の産地として発展しているエリアのこと。細部にまでこだわる技術力の高さと品質の良さで、世界中のハイブランドから注文が後を絶たず、ファクトリーブランドも国内外から支持を得ています。
また、ハイブランドからの発注条件には、海外基準のサステナビリティが求められるため、環境に配慮した加工や技術開発、労働環境なども日々アップデートが進んでいることも特徴。素材の良さを活かし、丁寧な縫製で作られた三備のデニムは、丈夫で長く愛用できるのが魅力。一方で、作り手の減少も深刻な課題になっています。今回のイベントでは、三備地区のさまざまなブランドや商品を通して、デニムの魅力を広めることで、三備地区の更なる活性化、ファッション業界の次の担い手への技術継承・発展の契機創出に取り組んでいます。

ファッションの未来を担う
学生たちとのコラボも

2025年春は、文化服装学院・大阪文化服装学院とコラボ。デニムのスペシャリスト本澤裕治氏や産地企業による特別講義のほか、学生達が自分で考えたデザイン画を携え、三備のクラフトマンと直接相談しながら製品化。大阪文化服装学院学生は、高島屋のバイヤーと共に産地企業を訪問し、実際に製造現場も見学しました。

3月・4月に新宿店・大阪店で開催した「デニムスクランブル」では、会場で製品を展示。大阪店ではファッションショーも行い、多くのお客様にご来場いただきました。
高島屋はこれからも、世代や性別を越え、世界で愛される日本のデニムを、産地企業や次世代を担う学生たちとともに未来へつないでまいります。

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