TAKASHIMAYA


日本経済新聞社 創刊150周年記念
ザ・ファミリー・オブ・マン写真展
人類愛と平和のビジョンを、いま再び


写真家たちが歴史に刻んだ、
世界中の愛と平和への願いが蘇る。

1956年、日本橋高島屋において日本経済新聞社主催で開催された写真展「ザ・ファミリー・オブ・マン」。ロバート・キャパ、ユージン・スミス、アンリ・カルティエ=ブレッソンをはじめとする世界的写真家の作品約500点で構成された同展は、「人類愛と平和」という普遍的な理念を戦後日本に強く印象づけ、国内で100万人におよぶ来場者を集める社会的現象となりました。
それから70年。写真史に名を刻んだこの展覧会がオリジナルから厳選した約115点により回顧展として現代に蘇ります。2027年に日本・ルクセンブルク外交関係樹立100周年を迎えることを記念し、オリジナルの理念を踏まえつつ、現代の視点から応答する作品として、ルクセンブルクの写真家および日本経済新聞社の写真記者による作品も展示します。
世界各地で撮影された数々の人生の断片は、時代や国境を越えて私たちに静かに問いかけます。分断や不安が広がる現代において、この問いは過去の理想ではありません。写真たちが語るのは、過去の歴史ではなく、いまを生きる私たちへの問いなのです。

ザ・ファミリー・オブ・マンとは

大勢の人で賑わう日本橋髙島屋会場(1956年)


「ザ・ファミリー・オブ・マン」は、1955年にニューヨーク近代美術館(MoMA)で誕生した20世紀を代表する大規模な写真展です。この展覧会を企画・キュレーションしたのは、当時MoMA写真部長を務めていた写真家エドワード・スタイケン(Edward Steichen 1879 -1973)でした。展覧会は世界各地を巡回し、900万人以上が観覧。日本では1956年日本橋高島屋で開催。実行委員会には、日本写真界を切り拓いた写真家・木村伊兵衛をはじめ、展示空間を手がけた建築家・丹下健三など、当時の第一線で活躍する表現者が名を連ねました。その後、国内20都市以上を巡回して合わせて約100万人の来場者を集めました。日本写真史における金字塔として位置づけられています。 
スタイケンは晩年に、「ザ・ファミリー・オブ・マン」を彼の出身国であるルクセンブルクに委ねました。現在、作品群はクレルヴォー城において永久展示され、ユネスコに登録されています。


「ザ・ファミリー・オブ・マン」展示会場、展示風景
《The Family of Man》, Clervaux Castle © CNA/Romain Girtgen, 2013

会期会場

日本橋高島屋S.C. アクセス
会期:2026年8月12日(水)〜24日(月)
※8月19日(水)は休業日
会場:日本橋高島屋S.C. 本館8階 ホール
【ご入場時間】
午前10時30分~午後7時(午後7時30分閉場)
※最終日は午後5時30分まで(午後6時閉場)


主催:日本経済新聞社
特別協力:ルクセンブルク国立視聴覚センター、ルクセンブルク文化省、駐日ルクセンブルク大公国大使館
協賛:エプソン販売、Sigma
協力:アトリエマツダイラ、徳川印刷、フレームマン
後援:一般財団法人 日本カメラ財団、公益社団法人 日本写真家協会、公益社団法人 日本写真協会



入場料


入場料〈税込〉

一般 1,200円
大学・高校生 1,000円
中学生以下無料


※当催については、「障がい者手帳・デジタル障がい者手帳」をご提示いただいた本人様、
ならびにご同伴者1名様まで入場料無料とさせていただきます。
※その他入場料が割引になる様々なご優待がございます。


入場料ご優待について

入場料が割引になる様々なご優待がございます。


入場券情報



入場券はローソンチケット(Lコード32733)、セブンチケット(セブンコード115-878)、イープラスにて
2026年6月10日(水)から8月23日()までお求めいただけます。

※タカシマヤアプリ、タカシマヤセゾンカードのご優待チケットもこちらからご購入いただけます。
※タカシマヤアプリのご優待チケットのご利用は、お一人様1回限りとなります。

 会期中は各会場の展覧会入場券売場でもご購入いただけます。


セブンチケット ※外部サイトへリンクします。

セブンコード(115-878)2026年8月23日()までお求めいただけます。
セブンイレブン店舗での購入
全国のセブン-イレブン店舗のマルチコピー機にてトップ画面から「チケット」、「セブンチケット」の順にタッチ。ジャンルまたはキーワード検索からチケットをお探しください。
※マルチコピー機でご購入の場合は、手数料がかかりません。

ローソンチケット ※外部サイトへリンクします。

Lコード(32733)2026年8月23日()までお求めいただけます。
ローソンでの購入 全国のローソン、ミニストップ店内のLoppiにて、
Lコード(32733)を入力してお買い求めください。

イープラス ※外部サイトへリンクします。

販売はWEB(スマートフォン)のみ、支払い方法はクレジットカード限定、受取方法はスマチケ限定となります。(ファミリーマート店頭マルチコピー機での販売はございません。)
お申込みにあたって、イープラス会員登録(無料)が必要です。

登録はこちら>

ご利用ガイドはこちら>

※会期・営業時間等が変更になる場合がございます。詳しくは、各店のホームページをご確認ください。
※価格は消費税を含む総額にて表示しております。



展示

ウィン・バロック[アメリカ]
《Child in Forest》(1951)

生命のはじまりをテーマにした作品で注目したいのは、写真家ウィン・バロックの作品です。バロックは、自然の造形美と人間の存在を哲学的・詩的に捉えた20世紀アメリカを代表する写真家です。この作品は代表作《Child in Forest》(1951)で、森の奥深くに横たわる子どもの姿は、太古の地球に奇跡のように誕生した人類の無垢な生命を想起させます。

ロバート・キャパ[チェコスロヴァキア(当時)]

恋人たちをテーマにした作品で注目したいのは、ロバート・キャパの作品です。戦場カメラマンとして語られることが多いキャパですが、第二次世界大戦が終わって2年後のチェコスロバキアの農村で撮られた結婚式の風景は、人の営みの異なる側面——戦争から解き放たれた人々が新たな人生を始める祝祭の瞬間——を写しとっています。

ヴェルナー・ビショフ[インド]
《Mother and child in a famine stricken area》(1951)

アルフレッド・アイゼンスタット[アメリカ]

Image by Alfred Eisenstaedt.  © 1950 The Picture Collection LLC. All rights reserved.

母と子、そして子どもたちの遊びをテーマにした作品の中で注目したいのは、ヴェルナー・ビショフの「母と子」のイメージと、アルフレッド・アイゼンスタットによる子どもたちの姿を捉えた写真です。ビショフは、インド・ビハール州の飢饉下で撮影した《Mother and child in a famine stricken area》(1951)において、極限状況のなかでも子を支える身体の強さと、母子の結びつきを正面から写し出しました。一方、アイゼンスタットはLIFE誌で長く活躍し、子どもたちの無邪気さや群れのエネルギーを、生き生きとした一瞬として定着させた写真家として知られています。

ニーナ・リーン[アメリカ]

Image by Nina Leen.  © 1948 The Picture Collection LLC. All rights reserved.

本展の核となる家族のテーマでは、アメリカ、イタリア、シチリア、ボツワナ、そして日本で暮らす五家族の肖像写真が並びます。環境や文化は違っていても、互いに支え合いながら大地とともに生き、子どもたちを育てる日常の営みと家族の絆が映し出されています。人類を一つの共同体として捉えるスタイケンの理念は、ここを中心に展示全体を貫いています。なお、日本の家族を撮影したカール・マイダンスは1945年9月2日、東京湾に停泊する米戦艦ミズーリ号上で行われた日本の降伏文書調印式を撮影したカメラマンでもありました。

ジョン・フロレア[日本]

Image by John Florea.  © 1947 The Picture Collection LLC. All rights reserved.

正義や人権をテーマとした作品では、裁判や選挙の場面を通して、社会の公正さがどのように保たれているのかを問いかけています。ここには、日本の戦後初の総選挙を写した作品も含まれています。アメリカの写真家ジョン・フロレアが1946年、連合国軍占領下の日本を訪れ、戦後初の総選挙の様子を撮影した本作品は、日本の女性が初めて投票権を行使した歴史的な瞬間を捉えています。

山端庸介[日本(長崎)](1945.08.10)

戦争の顔をテーマとした作品では、戦争を戦況ではなく、「人の顔」として捉える視点が示されています。山端庸介は、1945年8月10日、原爆投下翌日の長崎を撮影し、被爆者や市街地の惨状を克明に記録しました。わずか一日の撮影で残されたこれらの写真は、核兵器がもたらした現実を、逃げ場のない形で私たちに突きつけます。

W.ユージン・スミス[アメリカ]
《The Walk to Paradise Garden》(1946)

Image by W. Eugene Smith. © 1953 The Picture Collection LLC. All rights reserved.

回顧展パートの最後となる、子どもたちをテーマとした作品では、戦争の犠牲であると同時に、未来への希望でもある子どもたちの姿が写されています。W.ユージン・スミスは、第二次世界大戦の従軍中に受けた重傷から、生死の境をさまよう療養生活を余儀なくされました。《The Walk to Paradise Garden》(1946)として有名な本作品は、彼が再びカメラを手に取れるまで回復した際、自宅の庭で自身の子どもたちを捉えた「復活」の一枚です。光の差す森へ向かって手を取り合い歩く兄妹の後ろ姿が、戦争の暗闇を越え、未来へ進む人類の希望を象徴しています。子どもたちの存在が、世界を再生へ導く希望であることを伝えています。


アルフレッド・アイゼンスタット、マヌエル・アルバレス・ブラボ、ローラ・アルバレス・ブラボ、イジス、ローマン・ヴィシュニアック、ジェイ・テ・ウィンバーン、ルース・オーキン、大滝栄寿、岡本洋一、アンリ・カルティエ゠ブレッソン、蒲生右之助、ロバート・キャパ、ハリー・キャラハン、ロバート・キャリントン、ハーマン・クライダー、バート・グリン、ドミトリ・ケッセル、デヴィッド・シーモア、ゴットハルト・シュー、エリック・シュワブ、ボブ・シュワルバーグ、エドマンド・バート・ジェラード、エドワード・スタイケン、コンスタンス・スチュアート、ギテル・スティード、W・ユージン・スミス、デイヴィッド・ダンカン、ロイ・デカラヴァ、J・デ・ピエトロ、チャールズ・トリーシュマン、ネル・ドア、ロベール・ドアノー、レナート・ニルソン、エルンスト・ハース、バート・ハーディ、ピーター・W・ハーバーリン、ユージン・ハリス、リチャード・ハリントン、ロバート・ハルミ、マーガレット・バーク゠ホワイト、シャーリー・バーデン、ルー・バーンスタイン、エスター・バブリー、ウィン・バロック、ヴェルナー・ビショフ、ナット・ファーブマン、アンドレアス・ファイニンガー、ヴィト・フィオレンツァ、ジョン・フィリップス、ルイス・フォア、サム・フォーク、ヴィリー・フッティヒ、トニ・フリッセル、ジョン・フロレア、ビル・ブラント、リーヴァ・ブルックス、マシュー・ブレイディ、レオンティ・プランスコイ、オットー・ヘーゲル、アーヴィング・ペン、フランク・ホーヴァット、マリア・ボーディ、アーノルド・マース、カール・マイダンス、ハンス・マルムベリ、ウェイン・ミラー、ジョーン・ミラー、リー・ミラー、メイ・ミリン、デイヴィッド・ムーア、ラルフ・モース、山端庸介、リサ・ラーセン、ニーナ・リーン、デイヴィッド・リンドン、ローレンス・ルゲイ(回顧展パート、五十音順)

現代作家のパートでは、日本とルクセンブルクからそれぞれ約25点ずつ(計約50点)の写真作品を展示します。1956年の展示を受け継ぎつつ、いまの世界を生きる私たちの視点から「人類愛や平和」というメッセージを読み替えます。日本側は日本経済新聞社の写真記者が、日本だけでなく世界を舞台に取材。紛争、災害、気候変動、移民などをテーマに、人がつながりを求め、希望を手繰り寄せる瞬間を取材の現場から捉えます。一方、ルクセンブルクからは、同国のCNA(国立視聴覚センター)の選定による現代作家が参加。過去の名作を回顧するだけではなく、70年前の問いを現代の現実に接続し直す試みをご覧ください。


※混雑を避けるため、入場制限をさせていただく場合がございます。
※諸般の事情により内容等を変更させていただく場合がございます。
※価格は消費税を含む総額にて表示しております。
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The selection of works is based on the exhibition The Family of Man, organized by Edward Steichen, former Director of the Department of Photography, and originally presented at The Museum of Modern Art, New York, from January 24 – May 8, 1955.