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美の予感 2026 ―象・彫・刻・塑―

■7月29日(水)~8月10日(月)

■10階 美術画廊 ※最終日は午後4時閉場。


このたび高島屋では、40歳以下の彫刻・立体表現の作家による「美の予感 2026 ―象・彫・刻・塑―」の第2回展を 2023年に続き開催いたします。
本展は、40歳以下の彫刻家たちによるグループ展として、いま日本において生成されつつある彫刻の新たな地平を提示する試みです。

日本の彫刻は、世界的に見ても極めて高度な技術的蓄積を有しています。とりわけ仏像彫刻に代表される木彫技術においては、素材の特性を深く理解し、刃物によって形を「彫り出す」行為の中に精神性を宿らせる独自の造形思想が育まれてきました。
その精緻さと内面的深度は、単なる造形技術を超え、物質と人間の関係性を問い続ける文化的基盤として今日まで継承されています。

本展は、この長い歴史的文脈を背景としながら、現代における彫刻のあり方を再考する場でもあります。近代以降、彫刻は伝統的な「量塊」としての存在から解放され、空間や時間、さらには身体や関係性へとその射程を広げてきました。彫刻はもはや固体としてそこにあるものにとどまらず、空間そのものを編成し、鑑賞者の知覚や経験を巻き込むメディウムへと変容しています。

本展に参加する7名の作家たちは、素材に対する鋭敏な感覚と、空間に対する批評的視点を併せ持ちながら、それぞれの方法で「彫刻とは何か」という問いに向き合っています。
そこには、木や革、金属といった伝統的素材の再解釈もあれば、光、音、空気といった非物質的要素を取り込んだ表現も含まれています。
仏像彫刻に端を発する日本の造形思想と、現代における拡張された彫刻概念。その両者を往還する本展は、過去と現在を接続しながら、未来の彫刻の可能性を展望する場となるでしょう。

次代を牽引する7名の作家たちが切り拓くこの新たな地平を、ぜひご高覧ください。

高島屋美術部

《出品作家》(五十音順、敬称略)
石川慎平・神楽岡久美・久保木要・黒田恵枝・白谷琢磨・塚本将慈・吉田泰一郎

吉田泰一廊「黒猩々」(H75×W30×D25cm、銅、ガラス、七宝)

久保木要「GHOST.4_M04」(H42×W44.5×D8cm、アクリル板、樹脂)

黒田恵枝「No.422 もけもけもの」(H63×W30×D33cm、使われなくなった衣類、糸、綿、木材、手縫い)

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