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大野菜々子展 ―百年の花園―
■1月28日(水)~2月9日(月)
■10階 美術画廊 ※最終日は午後4時閉場。
このたび高島屋では、大野菜々子展―百年の花園―を開催いたします。
大野氏は1989年に秋田に生まれ、2018年東北芸術工科大学大学院日本画領域を修了。
リサーチや取材を基に土地と人間の関わりについて探求する制作活動を続けてきました。
本展では、「もし関東大震災ののち、東京が復興せず慰霊のための花園として在り続けていたら」という仮想の問いから生まれたもう一つの東京の姿を、作家独自の目線と想像力によって描いた作品群を展観いたします。
会場に広がるのは、色とりどりの花々のイメージです。
それらは悲劇を物語るのではなく、むしろ時間をかけて芽吹き、重なり、風景となっていく生命の気配を映し出します。
大野氏は、都市が傷を抱えながらも更新され続けてきたこと、そして現在の東京へとつながる回復と再生の力に、希望のまなざしを向けています。
本展が花園として想像された東京を描き出す一方、現実の東京は土地の記憶を癒したのか、あるいは覆い隠しながら、現在の姿へと更新されていきました。
大野氏が示した東京の姿は、この土地が歩んできた時間の痕跡だけでなく、その向こうに広がるさまざまな場所の記憶まで思い起こさせます。
みるものの想像力をかきたて、土地をめぐる時の旅へと誘う大野氏の作品世界を、ぜひこの機会に、ご高覧ください。
高島屋美術部
写真上)
「百年の花園」 805×1000mm 綿布、アクリル絵具
「彩」 923×532mm 綿布、アクリル絵具
「月光」 333×242mm 綿布、アクリル絵具
「Daisy」 220×273mm 綿布、アクリル絵具
