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堀 貴春展―複眼からみえる視点―

■6月18日(水)~30日(月)
■10階 美術画廊 ※最終日は午後4時閉場。
このたび高島屋では、堀 貴春展 ー複眼からみえる視点ーを開催いたします。
堀氏は、1996年東京都出身。2019年金沢卯辰山工芸工房修了後、金沢市にアトリエを構え、
近年、取り組む「昆虫」をモチーフにした白磁作品のシリーズを中心に個展・グループ展と精力的に作品を発表されています。
「鋳込」という、型に磁土を流し込み成形する手法で制作される作品の数々は、白磁の滑らかな美しさを兼ね備えながらシステマチックな構造を持つ昆虫骨格のしなやかさを忠実に再現した独自の表現を探求し続け、近年、陶芸家という枠を超え、優れた造形作家の一人として国内外で注目されています。
この地球上のあらゆる土地に、その環境に適した構造骨格を持つ昆虫が無数に存在しています。我々人類が生まれる遥か昔から進化を重ね完成されてきたシステム器官の一つ一つに美しさを見出してゆく堀貴春の眼は、常にこの昆虫を起点に複合的な視点で観察・考察し構造的創造性や美しいカタチを創造していきます。未来のカタチを成す新たな昆虫が存在する時間と空気を感じる視点と、そしてこれらを鑑賞する私たちを含めた「様々な鑑賞者の眼(視点)」が作品を媒介に交差してゆく空間をこの機会にぜひご高覧賜りますようご案内申しあげます。
高島屋美術部
写真上)
「ELEC Actuate Mantis」
W500×D580×H430mm 白磁


「OS2 Actuate Stag beetle Y_24」
「OS2 Actuate Stag beetle Ω_25」
各W230×D310×H90mm 白磁
「イチリンザシソックリムシ」
(虫モード)W110×D160×H100mm
(一輪挿しモード)Φ85×H156mm
白磁,ステンレス,真鍮

「Rebooting-010」W290×D290×H270mm 白磁