「ヨーロッパの洗練」が交差する、
奇跡の温もりを紡ぐブランド [Pink Maharani]創業者/
ナーマダ・ラーマクリシュナ
サロン ル
シックが考えるラグジュアリーとは、身に纏い、使うことで、内面の美しさまでも引き出すもの。見た目の美しさだけでなく、一点一点に宿る職人技、そして持つ人に静かな高揚感や心地よさをもたらすこと。さらには、作り手までも誠実であることを含めた価値観です。この価値あるラグジュアリーを通じて、日常に寄り添いながら、時代を超えて愛されるスタイルをご提案しています。
その考えのもと、サロン ル
シックでは2025年秋冬より、エクスクルーシブブランドであるPink
Maharani(ピンク・マハラニ)にフォーカスしています。ブランド誕生の背景にある哲学と美意識を紐解くインタビューをご紹介します。
2026/07/07
Cleative Dialogue
-Pink Maharani-
ブランド誕生の背景
Pink
Maharaniは、創業者のナーマダ・ラーマクリシュナさんによって2014年に誕生した、スイス・ジュネーブ発のラグジュアリーブランドです。手織りのカシミヤショールを専門とし、複数の国の職人と協働しており、特にカシミールの女性たちの雇用創出と伝統工芸の継承に力を注ぎ、品質、文化遺産、社会的価値を兼ね備えた製品づくりを行っています。
「正しいことよりも、思いやりを持つことの方が大切です。人々が必要としているのは、雄弁な知性ではなく、耳を傾ける温かな心なのです」という意志のもと、人生の本質的な価値を見出しながら、世界屈指のクラフツマンシップを目指しています。
伝統、エンパワーメント、
そしてラグジュアリーを
1本の糸に織り込む
一枚のショールは15以上もの工程を経て作られ、原料となるのは人の髪の毛の約6分の1の細さを持つ希少なチャンタンギ種のカシミヤです。その後、紡績、織り、染色、そして手刺しゅうを行い、特に職人たちは、カシミール伝統の「ソズニ刺しゅう」を得意としています。繊細な花柄やブータ(ペイズリー)模様が特徴で、完成までに数か月から数年を要することもあるといいます。
この徹底したものづくりへのこだわりと女性刺しゅう職人の創出という社会的役割のもと、一枚一枚が単なる高級アクセサリーではなく、文化的遺産と職人技術の証となっていくのです。
Pink
Maharaniの歩みは、紛争に揺れるカシミールで本物の手織りカシミヤの調達に挑戦したことがスタートでした。現在は、スリナガルから60〜100km離れた村々に住む約125名の女性刺しゅう職人のネットワークを築いており、伝統技術をさらに磨くことで熟練の職人として成長し、自身の仕事に誇りと責任を持てる仕組みが整えられています。
「冒険的で、困難で、そして未知に満ちた道のり」という創業期を振り返るナーマダ・ラーマクリシュナさんの言葉に、ブランドが歩んできた決して平坦ではなく誇り高き軌跡が凝縮されていることがわかります。
聞き手:手柴愛理(Salon le Chicバイヤー)
サロン ル シックが
Pink Maharaniに込める想い
手柴愛理(Salon le Chicバイヤー)
Pink
Maharaniは、「悠久の時を経て受け継がれてきた職人技」と「西洋の洗練された感性」、この二つの出会いが生み出す、唯一無二のクリエイションが大きな魅力です。
伝統工芸を守るだけでなく、現代のデザイナーやクリエイターとの協働を通じて、伝統に新しい息を吹き込み、未来へとつなぐ取り組みも行われています。
サロン ル
シックではこの価値あるラグジュアリーを日本の皆様へお届けできるよう、日本の日常に溶け込む繊細な色使いやデザインをご提案し、現地の職人やブランドとともに新たな商品を企画・開発し、伝統技術に新たな価値を与え、未来へ継承していくことを目指しています。
Founder
ナーマダ・
ラーマクリシュナさん
Narmada Ramakrishna
●プロフィール
持続可能なラグジュアリーと社会貢献を融合させた、インド出身の社会起業家。
大学でバイオテクノロジーの学位を取得し、専門職としてキャリアを積んだのちに、Pink
Maharaniを立ち上げる。
もともとバイオテクノロジーの専門家としてキャリアをスタートし、以降女性のエンパワーメント(社会的地位向上)を抜本から改革。ファッションと社会貢献を結びつけるビジネスの仕組みを開きました。
