高島屋特選 ひな人形

用語集

あ

おぜんそろい【お前揃い】
嫁入道具を参照

か

がくじん【楽人】
雛の五人囃子に代えて用いる雅楽を奏する人々。五人又は七人で飾り、左から次のように飾るのが一般的。琴、横笛、篳篥、火焔太鼓、笙、琵琶、羯鼓。
かしら【頭】
人形のあたまの部分を頭といいます。十数年前までは桐のおがくずを固めた練頭やプラスチック製の頭が主力でしたが、現在はほとんど石こう製です。目玉の入っているものを入目、目が描いてあるものを書目といい、衣裳着はほとんど入目の頭が使用されています。また、木目込人形はほとんど書き目です。これらは素焼頭といって、粘土を型抜きして釜で焼いて作ったものを多用しています。頭は非常に汚れやすい部分。素手で直接、人形の頭の部分に触れないようにしてください。
かんじょ【官女】
宮廷の女官。別名を三人官女ともいう。通常3 人一組のもの。十五人揃に属し、向って右から長柄の銚子、三方、加えの銚子(正しくは提子)の順に飾る。白衣に緋の長袴をつけたもの(三白という)と、打掛を着せたもの(掛付)とがある。
きめこみにんぎょう【木目込人形】
型抜きして作られる溝を彫り込んだボディーに、裂地を密着させて木目込むことから、木目込人形といいます。小型で落ちついた感じがあり、また型くずれしないため、衣裳着とはまた一味違ったよさがあります。ボディーの素材は桐のおがくずを固めた桐塑といわれるものが主流ですが、ウレタン系の樹脂を使用するものも一部あります。生産地が主に東京あるいは岩槻であることから、江戸木目込人形として経済産業省認可の伝統的工芸品の指定を受けています。※桐塑や木彫ボディー、正絹などの天然素材裂地、練または素焼きの頭や手足を使用した高級品には、伝統工芸品マークのついたシールが付いています。
きれじ【裂地】
人形に着せ付ける衣裳に金色の糸が入っている場合、これを金襴と呼びます。金襴は京都の西陣地区や群馬県の桐生市が主産地です。現在ほとんどは化学繊維ですが、高級品は正絹、また交織といって絹糸と化学繊維を組み合わせたものも使われます。
くみあわせ【組み合わせ】
現在、最も標準的な七段飾り(間口四尺・120センチ)といわれている人形の大きさの組み合わせは、九番親王大三五・十三人揃い(京七番親王七寸十三人揃いともいう)です。このように親王のサイズは通常、十三人揃いより、一回りか二回り大きくしたものを飾ります。これは親王は最上段に飾られるため、視覚上、この組み合わせが見た目のバランスがいいからです。親王は玉といういい方もしますので、例えば三五玉芥子揃ぞろいとか、十番玉三五揃いなどという場合もあります。
こどうぐ【小道具】
人形の附属品を小道具または持道具といいます。

さ

さくらたちばな【桜橘】
左近の桜、右近の橘といって、親王側から見て左に桜(向かって右)、右に橘を飾ります。これは京都御所の紫宸殿にある木を模したものです。
さんにんかんじょ【三人官女】
官女を参照
さんにんじょうご【三人上戸】
仕丁を参照
しちょう【仕丁】
別名を衛士ともいう。3人一組のもの。十五人揃に属し、白衣を着たもの。向って右から立傘・沓台、台笠持ちの順に飾る。笑い、泣き、怒りの表情から、三人上戸の別称もある。
じゅうごにんぞろい【十五人揃】
ひな人形の一揃い。内裏雛(2人)、官女(3人)、五人囃子(5人)、随身(2人)、仕丁(3人)の5種類、いわゆる「きまり物」十五人の揃い。
じゅうにひとえ【十二単の正装】
図
しんのう【親王】
内裏雛の別名。男女一対で親王と称している。
ずいしん【随身】
別名を矢大臣ともいう。弓矢を持った2 人一組のもの。
十五人揃に属し宮廷を警護する儀仗姿の武官。俗に左大臣・右大臣ともいう。向って右に老人、左に若人を飾る。
そくたい【束帯の正装】
図

た

だいりびな【内裏雛】
別名を親王という。
たま【玉】
親王即ち内裏雛の略称。
だん【段】
段は通常、二段・三段・五段・七段があり、さらに間口によって三十号(三尺、90 センチ)、三十五号(三尺五寸、105 センチ)、四十号(四尺、120 センチ)、四十五号(四尺五寸、135 センチ)、五十号(五尺、150 センチ)と分かれます。標準的な大きさの九番玉大三五揃いの場合、七段四十号の段を使うのが普通です。スチール製と木製がありますが、どちらも組立式です。
どう【胴】
頭(あたまの部分)を取り付ける前の衣裳着人形の本体を胴または胴柄といいます。頭は最後に付けます。衣裳着人形の頭は一部を除いてほとんどが取りはずし可能なので、頭を差すという表現を使います。(これに対し、ほとんどの木目込人形の頭は固定されていて取りはずしができません)。

は

びょうぶ【屏風】
素材別には、金屏風、絵屏風、塗屏風などがありますが、形状的にも六曲、四曲、三曲、二曲、などがあり、さらに角型、丸型、波型など、近年は非常に種類が増えてきました。大きさの表示は高さが基本です。高さー尺五寸(45 センチ)を十五号、一尺三寸(39 センチ)を十三号などと表示します。通常九番親王(京七番親王)には十五号の屏風を使用しますが、親王台の高さ(高低いろいろある)によって前後した大きさの屏風を使用する場合もあります。最も古くからひな人形と組んで使われていたのは金屏風です。
ひらかざりだい【平飾り台】
男雛と女雛がそれぞれ座る台は親王台または玉台といいますが、その下に置く大きな台で、親王だけを飾る場合の台を平飾り台といいます。
ふぞくひん【附属品】
人形以外の附属品には次のようなものがあります。屏風、桜橘、雪洞、嫁入道具、お膳揃い、段、平飾り台、もうせん、几帳などこれらは大きさ、品質などを人形に合わせてセットします。
ぼんぼり【雪洞】
雪洞と書いて「ぼんぼり」と読みます。高級品は木製、普及品はプラスチック製です。左右一対ですが明かりの灯るものと灯らないもの(小型が多い)とがあります。台の部分が菊の花型をした菊灯といわれるものが一時大流行しましたが、近年はさまざまな形の物が出まわってきました。木目込人形の場合は、業界用語で燭台または油灯といわれるものを多用しています。

ま

もうせん【もうせん】
人形の下に敷く赤い布をもうせんといいます(段の場合は段掛、親王飾りの場合は床飾用などともいっています)。素材的にはレーヨンを起毛してあるものをメルトン、ウール製のものをフェルトといいますが、化繊製のものもあります。もうせんの一番下についている金襴の模様を繧繝模様といいます。

や

やだいじん【矢大臣】
随身の俗称。(随身の項参照)
よめいりどうぐ【嫁入道具】
この部分を通常、お道具セットといい、七段飾りには必ずセットされます。箪笥、長持、鏡台、針箱、火鉢、茶の湯道具、重箱、お駕篭、牛車(御所車)の九品目の組み合わせが基本です。三段飾りの場合は、六点セットといって次の組み合わせのものを使用する場合が多いようです。牛車、お駕篭、重箱、菱台、高坏、三方。さらに、親王飾りの場合は、菱台、高坏、三方の三点セット(菱高三方という)、又は菱台と三方の二点セット(菱三方という)をよく使用します。
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