営業時間
専門店(S館・新館)10:00~20:00
専門店(S館 2F)フード ストリート 10:00~20:00
※オーケーは8:30~21:30 ※こととやは10:00~21:00 ※成城石井は10:00~23:00(日祝は10:00~22:00)
専門店レストラン 11:00~22:00
※一部、上記営業時間と異なる店舗がございます。
※ラストオーダーは各店にお問い合わせください。
本館 高島屋:午前10時30分~午後7時30分
S館3階 高島屋 化粧品・ファッション:午前10時~午後8時
S館6階 高島屋 ベビー・こども服:午前10時~午後7時30分
※一部営業時間の異なる売場がございます。
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流鉄流山線平和台駅から徒歩8分、ステモのある柏市のお隣、流山市の江戸川近くに建つ『一茶双樹記念館』を訪れました。
流山は江戸時代から江戸川を利用した水運やみりん醸造で栄えたまちです。
江戸時代後期、流山で酒造業を営んでいた秋元家や堀切家が互いに切磋琢磨し、「天晴味淋」、「万上味淋」という、淡く澄んだ「白みりん」を開発します。白みりんは調味料としてだけでなく、甘い飲み物としてお酒の苦手な人や女性たちの人気となり、江戸川の水運を利用して江戸へと運ばれ、流山に大きな繁栄をもたらしました。
この土地一帯は、流山白みりん2大ブランドの1つ、「天晴みりん」を開発した秋元本家の工場跡地だそうです。
開発者の五代目秋元三左衛門は、小林一茶と交流し、その活動を支えたことでも知られており、家業のかたわら俳句もたしなみ、俳号を双樹としました。一茶は双樹のもとを生涯に50回以上も訪れており、いわば第二のふるさとと言えるでしょう。
二人の交流を記念して、1990年12月に小林一茶縁のこの地が流山市指定記念物(史跡)第1号『小林一茶寄寓の地』に指定され、1995年4月に『一茶双樹記念館』が誕生しました。
記念館は安政年間(19世紀中頃)に建築された「新座敷」と呼ばれる建物(昭和10年代に現在地に曳家)を解体修理し、茶会・句会等に利用できる「双樹亭」のほか、往時を偲ばせる主庭を中心に商家を再現。みりん関係資料などを展示する「秋元本家」、茶会・句会等に利用できる「一茶庵」があります。
訪れたこの日は「ひなまつり」が開催されていました。数日前の雪が残り、みぞれ交じりの雨が降るお天気でしたが、記念館の中は豪華なお雛さまや溢れるばかりのカラフルな吊し雛で、春を待つ華やいだ雰囲気に。毎年、この時期を楽しみにされている方も多いそうです。
ご案内くださった流山市立博物館の北澤滋さんにお話を伺いました。
「五代目秋元三左衛門(双樹)と小林一茶との交流は、まさにみりん醸造による流山繁栄の象徴です。
双樹亭のお座敷からお庭を眺めて、ゆったりとした非日常を楽しんで頂けたら嬉しいです。春は桜、夏は新緑、秋は紅葉に冬の枯山水、どの季節にいらしても美しいお庭ですよ。」
庭の句碑には一茶が流山で詠んだ句が刻まれています。
「夕月や流残りのきりぎりす」
自然の恵みも、災害をももたらす、往時の江戸川。その大河と共に暮らす流山の人々を思う、一茶の心を偲ぶひとときでした。
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