【前編】高島屋「フレッシュ・ファン・ハワイ」誕生秘話〜ひとりの熱意が変えた、百貨店のハワイ催事〜
高島屋の各店舗で大盛況となっている人気催事「Fresh!Fun!HAWAIʻI(フレッシュ ファン ハワイ)」。連日多くのファンが詰めかけ、熱気に包まれるこのイベントは、実はひとりの社員の「ハワイ愛」からスタートしました。2017年の京都店での初開催から、いかにして全国規模のイベントへと成長したのか。立ち上げの立役者である山田さんに、その舞台裏を伺いました。

山田 浩史
高島屋宣伝部所属。「本物のハワイを届けたい」という想いから、2017年に「Fresh!Fun!HAWAIʻI(フレッシュ ファン ハワイ)」を立ち上げた仕掛け人。
幼い頃から家族でハワイへ出かけ、「もう一つの故郷」のように感じてきた山田さん。ところが高島屋のハワイフェアを目にすると、そのイメージとはほど遠い光景が広がっていました。プラスチックのレイに昔ながらの定番のお土産…。会場に広がるのは、どこか時代の止まったハワイのイメージ。
「自分が思っているハワイと全然違う」。そう感じた山田さんは、「自分みたいなハワイ好きって、日本にいっぱいいるはず。自分の感度でやれば、きっと同じ感度の人が来てくれる」と確信。ハワイフェアをゼロから作り直すことを決意します。
国内でハワイビジネスを手がける人たちに自ら声をかけ、人脈を一から開拓した山田さん。ある企画会社との出会いを経て、「リアルなハワイを届けたい」という想いを胸にハワイへ飛び立ちます。
英語が得意でない分、A4用紙3枚に自分のやりたいことや想いをびっしり書いた手紙を準備。会う人一人ひとりに手渡しました。
その熱意は現地のアーティストやベンダーの心を動かし、少しずつ共感の輪が広がっていきました。
「Fresh!Fun!HAWAIʻIというタイトルが生まれた背景に、こんなエピソードがあります。現地でのミーティング中、山田さんが「新鮮で、楽しくて、 ハワイ好きはもちろんリピーターにも喜んでもらえるものをやりたい」と話をしたとき、相手はこう返しました。
「じゃあ、フレッシュでファンなハワイ、ってことだね」お茶を飲みながらの雑談の中から生まれたこの言葉が、そのままタイトルに。「自分のやりたいことを一言で言い表してくれている」と感じた山田さんは、以来9年間ずっとこのタイトルを使い続けています。
1年かけて準備を重ね、2017年「Fresh!Fun!HAWAIʻI」は高島屋京都店の催事会場の半分を使ったスモールスタートで幕を開けました。
ふたを開けてみると、結果は大成功。若い世代や制服姿の高校生たちがパイナップルソフトクリームを楽しむ姿が見られるなど、客層にも明らかな変化が生まれました。ハワイから招聘したゲストも「まるでハワイにいるようだ」と喜んでくれました。

2017年 Fresh!Fun!HAWAIʻI アートコーナー販売にてアーティストスティーブンキーンさんとお客様の談笑の様子 以下は、一緒に催事を立ち上げた企画会社や取引先の仲間(ハワイにも一緒に出張しました)
「普段百貨店に足を運ばない層が遊びに来てくれた」という当時の実感は、今も山田さんの原動力となっています。
その後、大阪・玉川・横浜へと開催店舗を拡大していきました。

左:初来日をしてくれたコリーン・ウィルコックスさんのサイン会
右:高島屋京都店の屋上ビアガーデンにて出展者たちと交友を深める
ヘザーブラウンさんのサイン会の様子。
わざわざ来日してくれたハワイの方々。 バイヤーが品揃えを組み、宣伝部が演出を担うのが百貨店催事の通常の形。山田さんはその枠を越え、出展者の開拓から他店舗への展開まで一人でこなしてきました。
本人は「美談でもなんでもなく、本来はもっと仕入れの権限を持った人と一緒に動いた方がいい」と笑います。「好きだから情報が入ってくるし、アンテナに引っかかる。もし全然興味のない催事をやれと言われたら、正直きついと思います」。 ハワイを愛する売り手とお客様が自然と混ざり合い「先日ハワイ行ってきましたよ」 「あれ流行っていますね」「向こうでこれ食べましたよ!」など、ハワイ現地の様子や旬の情報で盛り上がる。会場全体が「アロハの精神」に包まれる温かな一体感こそが、この催事が愛され続ける最大の理由かもしれません。 後編では、2026年の注目商品と新しいアーティストをご紹介します。
大阪店 7月22日(水)~27日(月)
■7階催会場
京都店 7月29日(水)~8月4日(火)
■7階催会場
玉川店 8月11日(火)~17日(月)
■6階催会場
新宿店 9月2日(水)~8日(火)
■11階催会場

山田 浩史
高島屋宣伝部所属。「本物のハワイを届けたい」という想いから、2017年に「Fresh!Fun!HAWAIʻI(フレッシュ ファン ハワイ)」を立ち上げた仕掛け人。
「これは僕の好きなハワイじゃない」強烈な違和感からのスタート。
幼い頃から家族でハワイへ出かけ、「もう一つの故郷」のように感じてきた山田さん。ところが高島屋のハワイフェアを目にすると、そのイメージとはほど遠い光景が広がっていました。プラスチックのレイに昔ながらの定番のお土産…。会場に広がるのは、どこか時代の止まったハワイのイメージ。
「自分が思っているハワイと全然違う」。そう感じた山田さんは、「自分みたいなハワイ好きって、日本にいっぱいいるはず。自分の感度でやれば、きっと同じ感度の人が来てくれる」と確信。ハワイフェアをゼロから作り直すことを決意します。
A4用紙3枚分の英訳レターを握りしめ、ハワイへ直談判。
国内でハワイビジネスを手がける人たちに自ら声をかけ、人脈を一から開拓した山田さん。ある企画会社との出会いを経て、「リアルなハワイを届けたい」という想いを胸にハワイへ飛び立ちます。
英語が得意でない分、A4用紙3枚に自分のやりたいことや想いをびっしり書いた手紙を準備。会う人一人ひとりに手渡しました。
その熱意は現地のアーティストやベンダーの心を動かし、少しずつ共感の輪が広がっていきました。
お茶を飲みながらふと生まれた催タイトル。
「Fresh!Fun!HAWAIʻIというタイトルが生まれた背景に、こんなエピソードがあります。現地でのミーティング中、山田さんが「新鮮で、楽しくて、 ハワイ好きはもちろんリピーターにも喜んでもらえるものをやりたい」と話をしたとき、相手はこう返しました。「じゃあ、フレッシュでファンなハワイ、ってことだね」お茶を飲みながらの雑談の中から生まれたこの言葉が、そのままタイトルに。「自分のやりたいことを一言で言い表してくれている」と感じた山田さんは、以来9年間ずっとこのタイトルを使い続けています。
制服姿の高校生がソフトクリームを食べていた。今までにない催事の光景が生まれた。
1年かけて準備を重ね、2017年「Fresh!Fun!HAWAIʻI」は高島屋京都店の催事会場の半分を使ったスモールスタートで幕を開けました。
ふたを開けてみると、結果は大成功。若い世代や制服姿の高校生たちがパイナップルソフトクリームを楽しむ姿が見られるなど、客層にも明らかな変化が生まれました。ハワイから招聘したゲストも「まるでハワイにいるようだ」と喜んでくれました。

2017年 Fresh!Fun!HAWAIʻI アートコーナー販売にてアーティストスティーブンキーンさんとお客様の談笑の様子 以下は、一緒に催事を立ち上げた企画会社や取引先の仲間(ハワイにも一緒に出張しました)
「普段百貨店に足を運ばない層が遊びに来てくれた」という当時の実感は、今も山田さんの原動力となっています。
その後、大阪・玉川・横浜へと開催店舗を拡大していきました。
会場を包み込む「アロハの精神」。

左:初来日をしてくれたコリーン・ウィルコックスさんのサイン会
右:高島屋京都店の屋上ビアガーデンにて出展者たちと交友を深める

ヘザーブラウンさんのサイン会の様子。

わざわざ来日してくれたハワイの方々。 バイヤーが品揃えを組み、宣伝部が演出を担うのが百貨店催事の通常の形。山田さんはその枠を越え、出展者の開拓から他店舗への展開まで一人でこなしてきました。
本人は「美談でもなんでもなく、本来はもっと仕入れの権限を持った人と一緒に動いた方がいい」と笑います。「好きだから情報が入ってくるし、アンテナに引っかかる。もし全然興味のない催事をやれと言われたら、正直きついと思います」。 ハワイを愛する売り手とお客様が自然と混ざり合い「先日ハワイ行ってきましたよ」 「あれ流行っていますね」「向こうでこれ食べましたよ!」など、ハワイ現地の様子や旬の情報で盛り上がる。会場全体が「アロハの精神」に包まれる温かな一体感こそが、この催事が愛され続ける最大の理由かもしれません。 後編では、2026年の注目商品と新しいアーティストをご紹介します。
Fresh!Fun!HAWAIʻI 2026
大阪店 7月22日(水)~27日(月)
■7階催会場
京都店 7月29日(水)~8月4日(火)
■7階催会場
玉川店 8月11日(火)~17日(月)
■6階催会場
新宿店 9月2日(水)~8日(火)
■11階催会場

