Takashimaya
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モデル:樋場 早紀
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モデル:樋場 早紀

[新登場]高精細デジタル写影帖
第72回上品會入選作品全133作品を高精細撮影による作品画像でご覧いただけます。

上品會とは

上品會(じょうぼんかい)は、染織五芸(織(おり)・染(そめ)・繍(ししゅう)・絞(しぼり)・絣(かすり))の向上を目指し、
絹の芸術を極める名匠・名家の上作をご覧いただく会です。
1936(昭和11)年、千總(友禅)、矢代仁(織)、龍村(帯)の染織三名家の協力を得て
開催された「染織上品會」がその始まりです。
戦争で一時休会しましたが、1953(同28)年に再開、現在まで回を重ねています。
「飜古為新(ほんこいしん―古きを飜(ひるがえ)して新しきを為す―)」を会風とし、
古典や伝統をふまえながらもしばられることなく、かつ流行にとらわれることなく、
時代にふさわしい呉服を創造・発表する場となっています。
作り手である同人と、売り手である高島屋が、切磋琢磨して日本染織の最高峰を志す上品會。
その名の通り、各同人の卓越した意匠・技術による出品作の中から、
毎年厳正な鑑審査を経た上質な作品のみが入選作品となります。
現在、上品會同人は、秋場(あきば)・岩田(いわた)・川島(かわしま)・大羊居(たいようきょ)・龍村(たつむら)・
千切屋(ちきりや)・千總(ちそう)・矢代仁(やしろに)(五十音順)の八名家となっています。
※上品(じょうぼん)とは最高級のもの、上等なものの意

 特別企画
高島屋 × 婦人画報の 美しいキモノ

高島屋 × 婦人画報の美しいキモノ作家岩下尚史さんが探る高島屋「上品會」の歩み
高島屋 × 婦人画報の美しいキモノ君島十和子さんも魅了!高島屋「上品會」の歩み

第72回 上品會

高島屋の上品會は、
戦後の復興第1回(昭和28年)から数え、
本年で第72回目を迎えます。
これもひとえにお客様のご愛顧、
ご支援の賜物と厚く御礼申しあげます。
今回は、高島屋史料館の所蔵品を
題材に制作した特別企画品をはじめ、
同人各社が染織五芸の粋を尽くした力作を取り揃えました。

訪問着「薫花沖涛」

千切屋

訪問着「薫花沖涛」

3,278,000円

将軍家や皇室に出入りし小袖のお誂えを賜った、江戸期の豪商雁金屋の注文台帳を参考に制作。波頭は輪出し絞りと縫いしめで、菊は輪出し絞りとカチン描きで表現。中でも勢いのある波頭を輪出し絞りにすることに高度な技術を要しています。パーティーやセレモニーだけでなくお出かけ着としてもお召しいただけます。

解説動画(約1分)※音声あり

訪問着「蝶の道」

大羊居

訪問着「蝶の道」

2,178,000円

高山植物の花々と蝶が飛び交う山の風景を描いています。ぼかし染めによる山の空気感の表現がポイント。上部の雲は、友禅でぼかしたところに、地染めでぼかし合わせています。友禅のぼかしと引き染めのぼかしの接点が硬くならないように、ぼかし足を柔らかく合わせるのは熟練の職人でも緊張の場面と言えます。裾も三色でぼかし、土坡を柔らかく表現しました。

解説動画(約1分)※音声あり

訪問着「秀麗優美」

千切屋

訪問着「秀麗優美」

2,530,000円

地色の共濃ぼかしで染め上げた部分に、糊疋田で牡丹唐草の模様を描きました。格調高い鳳凰や可憐な華文は、友禅とラメ糸の刺しゅうで豪華に仕上げています。裾や右袖には更紗模様を額縁取りにして配し、作品にアクセントをつけました。斬新なデザインながら、お召しいただくとまとまりのある構図となり、体に沿った流れのある模様が上品な訪問着です。

解説動画(約1分)※音声あり

訪問着「紅白競艶」

矢代仁

訪問着「紅白競艶」

1,738,000円

赤と白、白と黒、黒と赤。すべての色が互いに強いコントラストをもつ構成の訪問着。伝統的な紅白梅がピタリとそのイメージにはまる作品です。枝ぶりも四方から中心に向かうよう、バランス良く配しています。上前と右外袖から肩にかけて大胆にボリュームを持たせているところが特に見どころです。

解説動画(約1分)※音声あり

色裾模様「渡来布類聚」

千 總

色裾模様「渡来布類聚」

3,278,000円

大小の亀甲に横段の組み合わせで、模様は全て名物裂でデザインしました。横段の松梅は色写し友禅、亀甲の中は金彩と緻密な京刺しゅうで仕上げています。特に亀甲の中は上部、左右で模様を変え、亀甲がキューブ状に見えるように制作しました。

解説動画(約1分)※音声あり

附下着尺「古都錦秋」

千切屋

附下着尺「古都錦秋」

858,000円

古典的な模様である光悦垣を題材に、シックにならないよう丸味を持たせた構図でリズミカルにデザイン。光悦垣は金彩の色替わりと銀彩で明るく表現し、輪郭に立体感が出るよう金駒・銀駒刺しゅうで縫い上げました。垣根の中を金・銀糸のまつい縫で縫い上げ、紐には明るい色糸を用いてアクセントを付けています。

解説動画(約1分)※音声あり

附下着尺「鶯神楽」

千 總

附下着尺「鶯神楽」

968,000円ご成約済

総柄の小紋の感覚をデザインに取り入れた作品です。日本各地に古来より自生する鶯神楽(ウグイスカグラ)を文様化しました。名前の由来は、「春の開花時期に、鶯が枝から枝へ羽ばたく姿が神楽を舞っているかの様に見えたことから」とも言われ、春先のお出かけやお食事会の場面で映える、さり気なくも清楚な趣の附下です。

解説動画(約1分)※音声あり

染着尺 「雨の讃歌」

大羊居

染着尺 「雨の讃歌」

550,000円

雨の日をテーマにしためずらしい作品です。縞柄の江戸小紋を雨模様に見立て、蕗の葉を傘にしている子供を友禅で表しました。子供の姿は大きな葉に隠れてしまっているのがしゃれています。青緑の地色で、ゆううつな雨の日も気持ちがあがるように仕上げました。

解説動画(約1分)※音声あり

結城紬地染着尺 「オケアノスの涙」

矢代仁

結城紬地染着尺 「オケアノスの涙」

2,530,000円ご成約済

地機の結城紬にろうけつ染め加工を施した作品。複雑で美しい海中の色味の変化を、連筆によるろうけつ染と刷毛ぼかしで表現しました。連続した曲線模様は、まっすぐに連筆を動かすよりも、はるかに難易度の高い技法です。高温になる真夏の室内でしか成しえないろうけつ染めの意欲作です。

解説動画(約1分)※音声あり

袋帯 「天平艶華文」

川 島

袋帯 「天平艶華文」

2,310,000円

葡萄唐草を、ビロード織のパイル部分とパイルをカットした部分にてボリューム豊かに表現。文様の底には創作箔を織り込むことで上品な輝きを、また部分的に差し色を加えることで華やかさも加えています。パーティーや社交の場で存在感のある趣に仕上げました。

解説動画(約1分)※音声あり

袋帯 「四季花苑文」

川 島

袋帯 「四季花苑文」

913,000円

アール・ヌーボー調の室内装飾図案よりアレンジ。葵・菊・女郎花・萩・竜胆・菫など四季折々の花々を配しました。紬糸を用いて柔らかく織り上げた生地に、描き友禅にて草花を表現し、花のポイントを刺しゅうで加飾。スモーキーピンクの地色に全体のトーンを合わせ、洋装感覚な趣に仕上げました。

解説動画(約1分)※音声あり

八寸なごや帯 「更紗の樹」

岩 田

八寸なごや帯 「更紗の樹」

913,000円ご成約済

インド更紗の掛布を参考に、刺しゅうのなごや帯を制作。縫い下にもこだわり、薄手のよろけ生地をねん金糸と織り交ぜ、地風に凹凸を作り奥行きが出るようにしました。刺しゅうは滋賀県の彦根繡を多めに縫い切り、金彩加工も加えて祭らしい華やかさと女性らしさを表現しています。

解説動画(約1分)※音声あり

織額 「桃梨」

龍 村

織額 「桃梨」

2,200,000円

竹内栖鳳画伯のスピード感に溢れた筆さばきや柔らかさを織で表現しました。墨のかすれは意匠図で繊細に拾いあげ、色糸の織ぼかしも加えて、たった今描きあげたようなみずみずしさに織り成しています。織組織はボリュームのある面と抑えた面を作って織物ならではの奥行を加え、地には金糸を織り込む事で光を内包するような優しい輝きを与えました。絵を引き立てる額は細部の作り込みまで気を配り、現代の生活空間に馴染むすっきりとした印象に。周囲には龍村の裂地を使用し、龍村ならではの織額として制作しました。

解説動画(約1分)※音声あり

    特別企画品「美しき、めでたきもの」

    今回の特別企画品は「美しき、めでたきもの」と題しまして、
    高島屋史料館所蔵品より、大正時代、当主・四代飯田新七の還暦祝いに寄せられた画(※)をもとに、
    上品會同人が染織品を制作いたしました。およそ百年前に、当時の日本画家の方々が描かれた画をモチーフに、
    時を経て、形を変えて今日に紹介させていただく試みでございます。
    デジタル技術全盛の今日、日本が誇るべき伝統技術である
    手仕事「染織のちから」とともに、ぜひご高覧賜りますようお願い申しあげます。

    ※「高島屋当主四代飯田新七 還暦祝画帖」
    1918(大正7)年頃、(株)高島屋呉服店二代社長・飯田新七の還暦を祝い、
    61名の美術家や文化人が寄せた書画をまとめた画帖。

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    千 總

    附下着尺「菊花」

    菊の花びらの細かい筆致や、花びらの周りに香りが漂う様子、陰影を友禅で表現。流水を加え、吉祥としての意味合いを持たせたデザインです。
    原画:速水御舟「菊花」 高島屋史料館蔵

    1,320,000円

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    千切屋

    附下着尺「葡萄小禽」

    日本染織作家協会正会員の上村米重氏がもつ多彩な技術を駆使して制作。紅葉は堰出しと糸目友禅で、木の幹は濡れ描き友禅、鳥は糸目友禅と素描きで表現しました。
    原画:今尾景年「葡萄小禽」 高島屋史料館蔵

    858,000円

    《掲載品について》
    価格は消費税を含む総額にて表示しております。
    価格は表地価格を掲載しております。
    掲載品の中にはご成約となった作品がある場合がございます。作品のご購入等に関しましては、
    下記「主要お取り扱い店舗」にお問い合わせください。

    第72回上品會 各店販売会スケジュール

    日本橋店 ■4月18日(木)→
    23日(火)
    ■5月11日(土)・
    12日(
    ■6月20日(木)→
    25日(火)
    ■7階 呉服サロン
    ■増上寺「光摂殿」
    ■7階 呉服サロン
    新宿店 ■5月11日(土)・
    12日(
    ■増上寺「光摂殿」
    横浜店 ■5月11日(土)・
    12日(
    ■増上寺「光摂殿」
    大阪店 ■4月14日(
    ■4月26日(金)→
    30日(火)
    ■6月1日(土)・
    2日(
    ■帝国ホテル大阪
    ■6階 きもの売場
    ■大阪美術倶楽部
    京都店 ■5月24日(金)
    →26日(
    ■6月14日(金)
    →16日(
    ■5階 呉服売場
    ■7階 催会場
    ジェイアール
    名古屋タカシマヤ
    ■4月10日(水)
    →15日(月)
    ■5月10日(金)
    →12日(
    ■6月7日(金)
    →9日(
    ■10階 催会場
    ■11階 きものサロン
    ■11階 きものサロン
    • ※ご入場には案内状が必要な場合がございます。案内状をお持ちでない方は事前に各店の売場係員におたずねください。
    • ※会場により開場・閉場時間が異なります。詳細につきましては各店の売場係員におたずねください。

    上品會作品については、下記の店舗にて売場係員にお気軽におたずね下さい。

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