よくある質問
売場でお客様からよく聞かれる質問をまとめてみました。わからないことがあれば、呉服売場の係員にお気軽におたずねください。
Q. 振袖はどうやって
選ぶの?Q. 着付けに必要な物は
なに?Q. 色によって印象が
ちがう?Q. 振袖を決めた後は
どうするの?Q. 帯や小物の選び方は?
Q. 着た後のお手入れは
どうしたらいい?Q. 振袖ってなに?
Q. どんな時に着たらいい?
Q. 柄には意味がある?
Q. 振袖に合う帯選びって?
振袖はどうやって選ぶの?
カタログやホームページを見て、好きな色や柄のイメージをつかんでおくとスムーズです。売場では気になる振袖をたくさんご試着ください。お好きな色から試着される方が多いです。何枚か試着をするうちに、顔が明るく映える色に出会えます。柄は華やかな花柄や格調高い古典柄等がありますので、「可愛らしく」や「豪華に」など、お好みでお選びください。一般には、大きく伸びやかな柄の振袖は背が高い方に似合い、小ぶりの柄の振袖は小柄な方によく合うと言われています。
着付けに必要な物はなに?
振袖の着付け・記念撮影に必要なものは以下の通りです。早めにご用意ください。
振袖・長襦袢(半衿を付けた状態)・袋帯・重ね衿(振袖に縫い付けてある場合もあります)・帯締め・帯揚げ・草履・肌着・裾除(スリップ形式でも)・伊達締め2本・腰紐4~5本・帯枕・帯板・足袋・浴用タオル3本(補正用)・髪飾り・バッグ
※衿芯・三部紐等が必要な場合もあります。着付けをされる美容室にご確認ください。
色によって印象がちがう?
赤は、華やかで格調があり、晴れやかな席にぴったりです。青は知的でさわやか、緑はモダン、オレンジや黄色は快活、紫は大人っぽいムードなど、色の持つイメージはさまざまです。また、地色が単色の振袖は柄がくっきり見えやすく、グラデーションや多色使いの振袖は暈し(ぼかし)が使われることが多いことから、柔和な印象になります。
振袖を決めた後はどうするの?
振袖を決め、帯や小物をコーディネートした後は、採寸してお仕立てに出します。お仕立て期間は約1カ月です。(お急ぎの場合はご相談ください。)
帯や小物の選び方は?
帯は黒など濃い地色を選ぶときりっと引き締まった印象に、白地や金地を選ぶと清楚な印象になります。小物は振袖や帯の柄に使われ、アクセントカラーとなる色を選ぶとよいでしょう。髪飾りや半衿などの選び方で、個性が光る振袖スタイルをお楽しみいただけます。
着た後のお手入れはどうしたらいい?
お召しになった後のきもの、長襦袢、帯はきものハンガー(なければ洋服用ハンガーでも)にかけて1日陰干しをします。衿元や裾・袖口の汚れ、食べ物のシミなどはなるべく早くに悉皆やきもの専門のクリーニング店にお出しください。また、しばらく着用の予定がなければ、目立った汚れがなくてもお手入れなさることをおすすめします。(タカシマヤ各店呉服売場でも承ります。)
振袖ってなに?
振袖は未婚の女性がフォーマルシーンで着る、袖の長いきもの。はじまりは江戸時代で、友禅染めの発明・発展により華やかな柄や色使いができるようになり、公家や武家のほか、裕福な商家の花嫁が身につけました。そして明治時代以降、一般家庭の未婚女性の正装として定着していきました。
どんな時に着たらいい?
成人式はもちろん、袴を合わせて卒業式に。そのほか、謝恩会やパーティー、ご友人やご親族の結婚式、ご本人の結納や披露宴でのお色直しなど、さまざまな機会にお召しいただけます。ヘアスタイルや髪飾りなどのアクセサリー、ネイル、バッグなどを変えて、ご自分らしい振袖スタイルを楽しまれてはいかがでしょうか。
柄には意味があるの?
振袖には、さまざまな思いや願いがこめられた縁起のよい柄が描かれています。代表的なものをご紹介します。
- 檜扇(ひおうぎ)
- 几帳(きちょう)
- 貝桶(かいおけ)
【檜扇(ひおうぎ)】
扇は「末広」ともいわれ、次第に栄えてゆくイメージ。檜扇は平安時代の貴族の装身具で、気品があります。
【几帳(きちょう)】
几帳は平安時代の貴族の館で使われた間仕切り。裕福で雅な暮らしを思わせる古典文様で、人気があります。
【貝桶(かいおけ)】
貝桶は相性の良い組み合わせを探す貴族の遊び「貝合わせ」の貝を入れる器。幸せへの願いが込められています。
振袖に合う帯結びって?
華やかな後ろ姿は振袖の魅力の一つです。こちらでご紹介している
【 ふくら雀 】【 文庫結び 】【 立て矢結び 】が代表的な帯の結び方です。
- ふくら雀
- 文庫結び
- 立て矢結び
【 ふくら雀アレンジ 】
上品な印象。後ろがすっきりしており、崩れにくい結び 方です。長時間座る時に結んでいただくとよいでしょう。
【 文庫結び 】
リボンのような形の優雅な帯結びです。羽根を多くしたり、飾り紐でアレンジするとより華やかになります。
立ち席のパーティーや写真の前撮り等に向いています。
【 立て矢結び 】
斜めに矢のような形の結び方。大人っぽく個性的な印象。後ろはすっきりしています。
紐や帯飾りを使ってアレンジもでき、バリエーションは豊富にあります。美容室にご相談ください。