大宮タカシマヤ

ウイークリーニュース

正一位 北澤稲荷大明神

当店の屋上に祀られている「北澤稲荷大明神」この北澤稲荷大明神の由来をご紹介いたします。

当店が建っている敷地は、以前「日本の近代漫画の祖」と言われている北沢楽天の生家である旧家 北沢家のお屋敷が建っておりました。 北澤稲荷大明神はその北沢家がお祀りしていたお稲荷さんです。

北沢家 三代目*1 甚之丞信方が寛永五年(西暦1628年)に中山道の整備に伴い、氷川大門通りの屋敷地を町役人ら13人に分け与たえ、屋敷を新往環(中山道)に移しました。その屋敷を移転する際に信方は、寿能城内にあった寿能稲荷を屋敷内に移し、小田原城落城の際、討死にした寿能城の士卒37人の霊を勧請して八幡社とし、さらに、北沢家の元祖・禰津の名を子孫に伝えるため禰津稲荷社を建て、これらを合わせて北沢三社稲荷として、子孫が長く祭祀するよう伝えました。 現在は、当店のほかに、北沢家の墓地がある大宮山東光寺(さいたま市大宮区)に北沢稲荷が祀られています。

*1 大宮に居住した北沢甚之丞直信を大宮北沢家の初代としています。

※記事を作成する際に参考にした書籍は「もっと知りたい埼玉のひと 北沢 楽天 日本で初めての漫画家」です。
(参考:北沢楽天顕彰会「もっと知りたい埼玉のひと 北沢 楽天 日本で初めての漫画家」さきたま出版会 2019年4月 6~9ページ)

ページトップへ

メニュー