京都高島屋は本年12月に四条河原町への出店から80年を迎えます。
この京のまち、四条河原町で歩んだ歳月を新聞社や交通局、博物館などに残る
当時の街並みや人々の写真を、現在の姿をそえてふりかえります。
三条大橋を歩く人々
三条大橋はたびたび架け替えられ、1950年にいまの姿に改められました。
写真はそれ以前、大正から昭和のはじめごろに撮られたものです。
着物姿の人々と、当時としては珍しい自動車も写っています。
(京都府立京都学・歴彩館蔵/黒川翠山撮影写真)
市電が交差する四条河原町
京都高島屋が建設される前の四条河原町交差点です。
縦に伸びるのが河原町通で、交差する四条通の南から北へ向けて撮影されています。
写真の左下が現在、京都高島屋のある位置です。
(京都府立京都学・歴彩館蔵/黒川翠山撮影写真)
市電や牛車が通る四条河原町
戦前の四条河原町交差点で、中央に縦に四条通、正面に東山の山並みが見え、市電や自動車、バス、オート三輪や自転車、荷車を牛にひかせる人も見えます。
活き活きとした京のまちのようすが感じとれます。
(京都市交通局提供)
〈現在の写真〉
マーケットセンター開店
四条河原町での店舗建設は戦前に始まりましたが、戦争のために中断しました。
そして戦後再開し、1946年12月、マーケットセンターを開店しました。
現在の四条河原町の京都高島屋の始まりとなる店舗の誕生でした。
(高島屋史料館提供)
横文字があふれる戦後の四条通
戦後、京のまちにも英字の看板や注意書きがあふれました。
写真は四条河原町を東に入ったあたり、通りの北側から南西に向け撮影され、奥のビルは当時の住友銀行(現在の京都河原町ガーデン付近)です。市電には英文がみられ、商店も横文字の看板を掲げています。
(毎日新聞社提供)
〈現在の写真〉
第2期工事で増築開店
当時、珍しかった蛍光灯設備の店舗を増築し1950年に高島屋京都店が誕生しました。
第2期工事では地下2階、地上3階までを増築し、婦人服のお誂えサロンや特選きもの売場、フルーツパーラーなどが新設されました。(高島屋史料館提供)
〈現在の写真〉
市電が往来する四条大橋
鴨川を渡る四条大橋が、現在の橋に架け変えられたのは1942(昭和17年)です。
中央の洋館は、現在も鴨川畔のランドマークである東華菜館です。
上空にはアドバルーンが上がり、遠くに高島屋の看板も見えます。
(朝日新聞社提供)
〈現在の写真〉
四条通の街並みとお買い物の風景
写真は、昭和34年に商店街から発行された冊子の表紙です。
商店街と百貨店の共催で年末大売り出しが行われ、女性たちはお買い物をした包みを手にしています。
抽選会では豪華な賞品として自動車が用意されました。
(四条繁栄会商店街振興組合提供)
〈現在の四条通〉
ネオンが輝く夜の四条河原町
街にネオンが輝き、市電と自動車のライトがまぶしく行きかう夜の四条河原町です。
1962年夏に撮影され、交差点の南東角から斜めに伸びる河原町通を望むようすです。
(毎日新聞社提供)
〈現在の写真〉
新館完成時の店舗正面全景
1974年の増改築により新館が完成し、四条河原町の東北角から見た店舗の外観です。
南西の隣接ビルを新館と名付け、同年11月に完成、開店しました。
屋上には人気のあった観覧車がみえます。
(高島屋史料館提供)