今年の秋冬を彩る、上質な一枚。［タカシマヤ カシミヤコレクション］ものづくりの舞台裏をご紹介

毎年ご好評をいただいている［タカシマヤ カシミヤコレクション］が、今年も登場いたしました。

タカシマヤカシミヤの魅力は、単なる“高品質”にとどまりません。高島屋のバイヤーが自ら現地に足を運び、原毛の調達から製品化までを1年かけて見届けています。

その一着には、素材選びだけではなく、職人たちの技術、そしてものづくりへのこだわりが込められているのです。

今回は現地の工場でどのようにカシミヤニットが作られているのかをご紹介するとともに、今年の新作アイテムをご紹介いたします。

カシミヤニットができるまで 〜繊細な“うぶ毛”から生まれる逸品〜

カシミヤとは、山羊の中でも「カシミヤ山羊」と呼ばれる特別な種類の毛から作られる織物です。使用されるのは、厳しい冬を乗り越えるために生える“うぶ毛”のみ。そのため、一頭の山羊から採れる量はわずか150〜200gほどと非常に希少です。

まず泥や不純物がついた原毛から、やわらかく希少な“うぶ毛”だけを丁寧に選別。まるで綿菓子のようにふわふわとした状態に仕上げていきます。

その後、染色や、複数の細い糸を撚り合わせる撚糸（ねんし）などの工程を経て、糸へと加工されます。

設計に基づいて編立機で編まれた身頃や袖などのパーツは、熟練の職人の手によって縫製されます。特に、ニットの目をひとつずつ拾ってつなぎ合わせる「リンキング」は、手作業ならではの技術が光る工程です。

完成したセーターは、目落ちや汚れなどを細かくチェックした後、洗浄・乾燥・プレスの工程を経て、カシミヤならではのやわらかな風合いと美しいシルエットを引き出します。

最終的に、厳格に選定された検品会社による検査・検針を通して品質を確認し、高島屋全店へと届けられます。

このように「タカシマヤカシミヤ」は、素材選びから店頭に並ぶまで、バイヤーや職人たちの想いを込め、丁寧に作り上げた逸品なのです。

ものづくりの現場に密着した様子は、「タカシマヤファッションスクエア」にて公開中です。是非ご覧ください。