宣伝部催担当が語る「20世紀北欧デザインの巨匠 スティグ・リンドベリ展」の魅力Vol.1スウェーデン出張篇

2025年8月21日(木)より日本橋高島屋S.C.を皮切りにスタートする展覧会「20世紀北欧デザインの巨匠 スティグ・リンドベリ展」。3回にわたり、宣伝部催担当がその魅力をご紹介いたします。
今回は開催準備のための、スウェーデン出張の様子をレポート!

スウェーデンから世界に北欧デザインを発信


皆さんはスティグ・リンドベリをご存じでしょうか?
スウェーデンの陶芸家そしてデザイナーであるスティグ・リンドベリ(1916-1982)は、現在もなお20世紀を代表するデザイナーの一⼈として、世界中の多くの⼈々に愛され続けています。

高島屋ではこれまでも、北欧デザインを紹介する展覧会を開催し、ご好評をいただいてまいりました。モダンな北欧デザインが注目を集めている今、その歴史を彩り、活躍したアーティストの一人、スティグ・リンドベリに改めて光を当てることで、北欧デザインの魅力をより深く知っていただく機会となるよう、本展を企画いたしました。

本展では、リンドベリ氏の遺品をはじめ、ご家族が大切に保管してきた貴重なプライベートコレクションを特別に公開いたします。

スティグ・リンドベリ展メインビジュアル

息子が守る、リンドベリの名作を日本にご紹介


スウェーデン出張では、リンドベリの長男であるラーシュさんご協力のもと、展覧会にお借りする貴重な作品の確認を行い、展示内容について打ち合わせを行ってきました。

ラーシュさんは、リンドベリ作品の版権を管理する会社に携わるほか、作品の記録や保管、ケアを行うお仕事をされています。

日本の皆さまに、リンドベリの作品やその背景に込められた想いをいかにわかりやすくお伝えするかについて、2日間にわたり話し合い、じっくりとコミュニケーションを重ね、信頼関係を築きました。

所蔵庫の写真

所蔵庫の写真
※写真には今回展示されない作品も含まれます。

スウェーデン市内の所蔵庫には、リンドベリ家に代々受け継がれてきた作品が大切に保管されています。こちらでは、実際の展示作品を確認しながら、展示方法などについて打ち合わせを行いました。

ストックホルムから約20キロ離れた港町「グスタフスベリ」にある「グスタフスベリ陶磁器美術館」も訪れました。グスタフスベリは、スティグ・リンドベリが長年にわたり活躍した陶磁器メーカーであり、町の名前がそのまま社名となっています。

美術館の写真

美術館の写真

こちらでは、スティグ・リンドベリの作品をはじめ、世界中で愛され続けている北欧の器やアートピースに触れることができ、展示方法の参考にもなりました。

最後に、スウェーデン市内では、リンドベリのデザインに触れられる場所がたくさんあります。街角のカフェやショップでも、彼のテキスタイルや陶器を見ることができ、まさにリンドベリの世界が日常に溶け込んでいるのを実感しました。

スウェーデン市内の写真

さらに今回は、リンドベリのデザインを用いた展覧会オリジナルグッズも制作中です! 
次回は、展覧会の内容についてさらに詳しくご紹介いたします。お楽しみに!


<開催概要>
展覧会名:20世紀北欧デザインの巨匠 スティグ・リンドベリ展
会期会場:2025年8月21日(木)~9月7日(日) 日本橋高島屋S.C. 本館8階ホール
2025年9月10日(水)~9月21日(日) 大阪高島屋 7階グランドホール

20世紀北欧デザインの巨匠 スティグ・リンドベリ展」について詳しくはこちら>>>

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