OIGEN(オイゲン)
南部鉄器 丸鍋7寸
税込6,050円
嘉永5年に、岩手県奥州市に創業。及源鋳造は鋳物と向き合い続けて160年にもなります。奥州の鋳物の歴史は、平泉の礎を築いた藤原清衡が江州(現在の滋賀県)から鋳物職人を呼び寄せ、中尊寺の梵鐘などを製造させたのが始まりと言われています。及源鋳造の前身である及川源十郎鋳造所では、ごはんを炊く「つば釜」「お汁用の鍋」や、牛馬など家畜用の「カイバ桶」などを作っていました。戦争が始まると職人は戦争に駆り出され、鉄材料もない中で生産は中断されますが、戦争後はまた鍋釜作りが復活。高度経済成長を経て、工場には鋳造機械が導入されました。今でも、製品の種類によって造形方法は全く異なるものの、一部の溶けた鉄を型に流し込む注湯や研磨作業には伝統的な技術が用いられています。職人によるアナログの技とデジタルな技術を共存させることで、及源鋳造の商品のクオリティーが保たれているのです。日々の生活のなかで、変化していくことの喜びや、愛着を持つ楽しさを及源鋳造の鉄鋳物が教えてくれます。