印傳屋

印傳屋

「印伝」の由来:南蛮貿易が盛んな17世紀、東インド会社より輸入されたインド産の装飾革に『応帝亜(インデヤ)革』と呼ばれた革があり、印度伝来を略して印伝となったと伝えられています。

甲州印伝の始まり:江戸時代に入ると遠祖上原勇七が鹿革に漆付けする独自の技法を創案し、ここに甲州印伝がはじまったといわれています。この技法により作られた巾着・莨入れ・早道などは当時の上層階級にたいへん珍重されました。

家伝の秘宝:江戸後期に数軒あったといわれる印伝細工所のうち、時の流れのなかで印傳屋だけが唯一残りました。その理由は「技」の継承を代々の家長「勇七」のみに口伝されたことによります。家伝の秘法は現在では印伝技法の普及のため広く公開されています。

技法

漆付け:印伝といえば「鹿革に漆」といわれるように、漆付けは最も代表的な技法です。鹿革と漆の特性を巧みに融合させ独自の美しさと風合いを実現したこの独自技法こそ、印伝の魅力を育んできた家伝の技です。

燻べ(ふすべ):「日本人は藁の煙だけを用いて巧みに着色する」信長に謁見したことでも知られる宣教師ルイス・フロイスが著書で驚嘆を記した印伝のルーツとされる燻べ技法。鹿革をタイコ(筒)に貼り、藁を焚いていぶした後、松脂でいぶして自然な色に仕上げます。熟練の職人だけが駆使できる日本唯一の革工芸です。

更紗:名の由来は印度伝来の更紗模様に似ていることから。
一色ごとに型紙を変えて色を重ねていくことで鮮やかな色彩の調和が生まれます。均等に色をのせるには高度な技術と手間を要します。

 燻べ(ふすべ)
更紗

素材

漆:漆の語源は「潤う」「麗し」によるといわれ、時がたつほど独特の光沢を放ちます。西洋ではjapan(ジャパン)と呼ばれるように日本の美を象徴する素材で、古来から様々な工芸品が生み出されてきました。

鹿革:鹿革の軽く丈夫で柔らかなその感触は人肌に最も近いといわれ、使い込むほど手になじみ、自然の感触をいつまでも楽しむことができます。また野生である鹿革は角ズレなどによるキズが多数あり自然の模様として活かされます。

漆
鹿革

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名刺入 庵

税込10,230

メインのマチ付きのポケットには、一般的な名刺が30~50枚程度入ります。かぶせの部分とマチ付き名刺ポケットの手前にそれぞれ薄いポケットが付いています。繁栄を願う伝統の瓢箪模様。紺地に白と黒の漆でバイカラーに仕上げました。

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印傳屋

束入 庵

税込23,100

小銭入れが付いていないため、薄めでスーツの内ポケットにも入れやすいです。内側にマチ付きの札入れポケットが1つ、ポケット収納は、カードポケットが8、ポケットが3つ付いています。繁栄を願う伝統の瓢箪模様。紺地に白と黒の漆でバイカラーに仕上げました。

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印傳屋

ラウンド長財布「かぐわ」

税込35,200

柔らかく軽い鹿革と、時とともに色合いが変わる漆で柄付けする「印伝」の長財布。黒地にピンクと白の漆で描かれた小さなバラの花が華やかです。使い込むほどに独特の風合いが出てきます。コの字型のファスナーが開け閉めしやすく、スタンダードな長財布ですので、ギフトにもおすすめです。

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