季節には、その時々にしか味わうことのできない美しさや魅力があります。
そんな四季の愉しみを、暮らしの中に取り入れてみませんか?
普段の生活をより豊かに彩るヒントを、さまざまな分野の方にお聞きします。
第9回目は、「おばあちゃんの味」をコンセプトに、
国産りんごをたっぷり使用したアップルパイを提供する、
グラニースミス アップルパイ&コーヒー二子玉川店
(※以下「グラニースミス」)の店長・岩城沙希子さん。
子どもから大人まで美味しく味わえるアップルパイとこだわりのコーヒーとともに、
この秋を一層豊かに過ごすヒントを伺いました。
vol.9
グラニースミスは、「多くの人に愛される普遍的で美味しいものを提供したい」という創設者の想いのもと、2012年に世田谷公園近くにオープンしたアップルパイ専門店です。国産のりんごをたっぷりと使用した定番のアップルパイ4種類と、旬の食材を使ったシーズナブルアップルパイ、店舗限定のアップルパイなどが並び、いつ来店されても新しいものに出会える楽しさを感じていただけると思います。
アメリカの田舎をイメージした温かみのある店内
使うりんごは、食感や香り、甘さを最大限に生かすため、季節によって使用する品種を変えています。「ふじ」や「紅玉」のほか、店名由来の「グラニースミス」を使う時期もあります。11月~12月に旬を迎える「グラニースミス」は、酸味が強く火を通すと甘みが強くなるのが特徴の青りんご。日本では馴染みの薄い品種ですが、欧米ではアップルパイに欠かせないりんごです。
この秋とくにおすすめのアップルパイといえば、シーズナル商品である旬の栗やさつまいもを使った「モンブラン アップルパイ」や「スイートポテト アップルパイ」です。「スイートポテト アップルパイ」は、秋定番のメニューで、しっとりホクホクした美味しさが楽しめます。毎年これをめがけて来てくださるお客様もいらっしゃるんですよ。
グラニースミスの看板メニューといえば、上にサクサクのクランブルがたっぷりのった「ダッチクランブル」。モラセスという少し苦味のある糖蜜を使用しているため、深みとコクのある味わいが楽しめます。
定番商品のなかでもファンが多いのは、グラニースミス特製のカスタードクリームを使用した「イングランド カスタード」ですね。シナモンやお酒を使っていない、お子様でも食べられるスタンダードなアップルパイです。また、二子玉川店限定の「フロランタン アップルパイ」も他にはない美味しさだと思います。甘みのしっかりとしたキャラメルと、アーモンドスライスを載せて香ばしく焼き上げています。
イートインではアップルパイと一緒に楽しんでいただく特製ソースも提供しています。フレーバーはアップルパイとのマッチングを考えた、キャラメル、ラズベリー、ハニーオレンジ、メープルの4種類。まずはそのまま召し上がっていただき、後はお好みでソースやトッピングのバニラアイスと一緒に召し上がっていただくのがおすすめです。きっと新しい美味しさを見つけていただけると思いますよ。
グラニースミスはコーヒーにもこだわっていて、二子玉川店では、アップルパイと相性の良いペアリングを考えた「小川珈琲」のオリジナルブレンドコーヒーを提供しています。テイクアウトもできるほか、ドリップパックもあるので、自宅でも手軽に美味しいコーヒーとアップルパイを楽しんでいただきたいですね。
バリスタ研修を受けたスタッフがコーヒーを淹れる
ちなみに、テイクアウトしたアップルパイは、トースターで温めなおすと美味しさがグンと引き立ちます。焼きたてのようにふわっと広がるアップルパイの香りに、思わず笑顔になってしまいます。
アップルパイは特別な日のケーキというよりは、「いつものおやつ」という身近な存在。なかなか外に出づらい状態が続いていますが、そんな時こそ、食後のデザートや朝食に、週末のちょっとした自分へのご褒美に、みなさんの日常の小さな幸せのひとつとして、楽しんでいただけたらとても嬉しいです。
グラニースミス
アップルパイ&コーヒー
二子玉川店
2012年に世田谷でスタートしたアップルパイ専門店の8号店。「おばあちゃんの味」をコンセプトにしたアップルパイが常時8種類揃うほか、イートインではキッシュなどの食事メニューやこだわりのコーヒーなど豊富なドリンクメニューも提供。季節限定のシーズナブルアップルパイや店舗限定商品「フロランタン アップルパイ」も人気。
※こちらの記事は、2021年10月に公開されたものです。