CASA TATSUMURA KYOTO 1894 Takashimaya



高島屋のオリジナルブランド〈龍村錦帯〉が2027年に100周年を迎えるのを機に、誕生した龍村美術織物のインテリアブランド〈CASA TATSUMURA〉。初代から五代へ130余年、各代の龍村平藏は「帯の意匠」制作にとらわれず、独自の美の探求テーマを持ち、美術織物の創作を行いました。初代平藏は正倉院宝物裂の復元を手がけ海外デザイナーをも魅了する唯一無二の技として評価され、1954年にはクリスチャン・ディオールの依頼を受け名物裂など 7点を制作。また後に日本画の大家となる若手図案家を積極的に採用。二代平蔵は日本の国風文化、三代平藏はシルクロード由来の工芸品、四代平藏は和洋融合南蛮美術とガラス工芸を表現しました。そして 2024年に五代平藏を襲名した現社長龍村育氏は「和の躍動 和の解放」をコンセプトに、織物の領域を呉服に限定せず、生活空間に応用・転換を目指し、〈CASA TATSUMURA〉ブランドを始動します。
ご挨拶
「龍村美術織物」は、私の曽祖父である初代龍村平藏が織りの美に惹かれ、興した会社です。高い技術を持つ職人たちが集まる京都西陣の町で生まれた会社に「龍村美術織物」と初代は命名しました。その理由は、織物を美術の域にまで高め、比肩できるものとなるよう願ってのことです。美のソースとして古代織物をひもとき、研究に没頭した初代は、「創造と復元」の両輪を生涯のテーマとしました。同時に物質的なものだけでなく人間の品格と内面的な充足を満たす「最高之品質」も初代が掲げた弊社の根本姿勢です。
以来130余年。その間に培われてきた美意識と高度な織りの技術というものは、間違いなく世界に広く通用するものであり、日本の美として誇れるものです。その確信と共に五代龍村平藏を襲名した私は、織物がさらに広い世界で美術品として認められることを願い、「和の躍動 和の解放」を当代の理念としました。
着物と帯は、長い歳月にわたり、人間が身にまとうプライベートなものでした。その美しさを家具、調度品という公のものに転用し、空間で活かすことにより、美術織物の素晴らしさを世界に発信していきたい。同時に、伝統技術を受け継ぐ若い世代の作り手たちの力を結集する場であり続けたい。それが長い歳月をかけて守られ、高められてきた技の美を受け継いだ私の仕事であると考えています。
繭からうまれる細い繊維。それを操り、美しい光沢を持つ糸にして織りなす世界。ここに並ぶすべてのものが、生粋のMade in Japanです。100年にわたり、私たち龍村美術織物を支え、この世界観を共に築いてきた高島屋。新たに共創したCASA TATSUMURAが発表するのは、「機能美と格式」「伝統と美学」を大切にした、日本が誇る美しい織物文化の現代の姿です。どうぞCASA TATSUMURAが持つ唯一の美をご覧ください。
五代 龍村平藏

出展作品
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The An-Don
四代龍村平藏作のガラス工芸をモチーフとした錦帯を使用し、日本の伝統的なフロアライトである行燈を再解釈。
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The Tsui-Tate
初代~三代龍村平藏の錦帯代表作を使用し、移動可能なアートファニチャーとして再定義した衝立。
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The Byou-Bu
初代龍村平藏作「天竺祭馬錦」をふんだんにあしらった屏風はまさに空間を仕切る「機能性と可動式」のアート。
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The Gou-Buchi
大胆にも、各代平藏作の錦帯をはめ込んだ格天井を天板とし、日本の格式・美意識を楽しめるテーブル(ハイ、ロー2種)。
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The Shin-Gu
黒地にインパクトのある錦帯ならではの独創的な柄が並んだベッドボードは究極のプライベート空間である寝室をさらに一段個性的に選出。
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The Tatsumura
初代龍村平藏が朝鮮半島で発掘された出土品の装飾をモチーフに創作した「漢羅『楽浪』」を新たに額装。
龍村錦帯のあゆみ
初代 龍村平藏( 1876~1962)
創業者である初代龍村平藏は、大阪の両替商の家に生まれ、幼いころから茶道、華道など文芸美術に触れる。1894年京都で当社を創業。織物の製造、販売、研究に没頭し、30代で数々の特許を取得、周囲に衝撃を与える。古代織物の復元事業にも注力し、「創造と復元」という当社のものづくりの基本的な考えのもと、本来工芸のジャンルであった織物を美術の領域にまで高め、「美術織物」というジャンルを確立した。また早くから海外ブランドとの協業にも積極的に取り組み、1954年にはクリスチャン・ディオールの秋冬オートクチュールコレクションで採用される。1956年日本芸術院恩賜賞受賞。1958年紫綬褒章受章。
二代 龍村平藏( 龍村謙・1905~1978)
初代龍村平藏の次男。初代の秘書的な役割を果たすとともに、自らも日本の伝統的な文様や工芸品をモチーフにした帯を制作した。
三代 龍村平藏( 龍村元・1923~2005)
初代龍村平藏の六男。日本の海外旅行ブーム、シルクロードブームを受けて、世界各国の美術工芸品をモチーフにした帯を制作。1993年財団法人大日本蚕糸会より蚕糸功労賞を受ける。
四代 龍村平藏( 龍村清・1947~2023)
初代龍村平藏の孫。南蛮美術に興味を抱きモチーフとした帯を制作するとともに、特に織物の組織に深く注目し、ガラス工芸の立体感・光の反射や屈折を織物で緻密に表現した作品を多数制作。フェンディ、バカラとのコラボレーションが有名。CIETA(国際古代織物学会)会員。
五代 龍村平藏( 龍村育・1973~)
四代龍村平藏の長男。代々の龍村平藏が和装の世界で培って来た美意識、美的感覚、織り技術、の素晴らしさを世界に広めるべく「和の躍動 和の解放」を理念に様々なクリエイター、職人とコラボレーションし、インテリア、アート作品として発表。ディオール2025年フォールコレクションで裂地が採用される。2026年CASA TATSUMURAを発表。
龍村平藏と高島屋
初代平藏が十六歳のときに織物の世界に入ることを決めた理由の一つは、叔父の田村太兵衛が大阪で丸亀屋という呉服店を経営していたことにありました。平藏は叔父の指導の下、呉服のこと、織物業のことを一つ一つ修得し、1894年京都にて18歳で独立。転機は、その4年後の1898年、太兵衛が初代大阪市長に選出されて丸亀屋を閉め、高島屋がそれを譲り受ける形で大阪へ進出することになった時に訪れました。この大阪出店は高島屋が飛躍する一つの契機となり、平藏にとっても織物業の拡大を果たす好機となりました。代々の平藏が、高島屋との関係に重きをなし、1927年の「第1回錦帯作品展」開催以来「錦帯」と称する龍村屈指の帯地が高島屋のみで扱われているのは、初代以来の強い信頼関係が築かれていることの証左であり、共に創立したCASA TATSUMURAが日本文化継承の現代の姿となっています。
ミラノサローネ2026
「フォーリサローネ」出展概要
イタリア・ミラノで開催される世界最大規模のデザインの祭典 ミラノデザインウィーク2026(開催期間:2026年4月21日~26日)期間中に開催される「フォーリサローネ」にて、初のインテリアコレクションCASA TATSUMURAを発表します。
- 出展
- 株式会社高島屋、株式会社龍村美術織物
- 出展期間
- 2026 年 4 月 21 日〜4 月 26 日
- 会場
- Maurizio Baldassari Showroom
(マウリツィオバルダサーリショールーム) - 所在地
- Via Solferino, 14, 20121 Milano
- 現地運営
- Westerlies Inc.
- 家具・照明器具制作
- カリモク家具株式会社、株式会社ワイ・エス・エム
- 総合プロデュース・広報
- 株式会社エイタブリッシュ
お問い合わせについて
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