• 加賀麩ひとすじ150年。先人の知恵と技、
    新たな食文化を生み出す金沢の気風を受け継いで。
  • 海と山の幸に恵まれ、豊かな食文化を育んできた石川県。加賀百万石として栄えた江戸時代、独自の食文化はいっそう発展します。室町期に中国から日本に伝わったといわれる麩も、金沢ならではの「加賀麩」が作られるようになりました。享保年間、加賀藩主前田家の料理人・舟木伝内包早が代表的な加賀麩である「すだれ麩」を考案。「麩口伝書」(明治11年)に紹介されるまで、その製法は秘伝とされていました。

    1865(慶応元)年創業の「不室屋」は、「すだれ麩」をはじめ、江戸時代より受け継ぐ伝統的な製法で加賀麩を作り続ける金沢の老舗。伝承の技と知恵をいかし、生麩、焼麩から、現代の食生活の中で親しめる「新たな麩」まで、加賀の食文化が香りたつ加賀麩を世に送り出しています。

  • ふやきの中に金沢の味を詰めて。
    お椀の中に加賀の色彩が広がります。
  • 五代目当主が世に出した「ふやき御汁 宝の麩」は、ふやきを宝箱に見立て、中に愛らしい細工麩や野菜を詰めたお吸いもの。海外留学中の我が子に母が「日本の味を手軽に味わえるように」と送ったことから誕生しました。お湯を注ぐだけで目にも楽しい金沢風のお吸いものに。。

  • 料理に風趣を添える細工麩も、
    ひとつひとつ職人の手から生まれます。
  • 「もみじ」「おてまり」「こばな」など、名前も形も愛らしい細工麩。四季を大切にする日本料理には欠かすことのできない存在です。職人の包丁によって切り出され、料理に風情と彩りを添えます。

  • いまも昔も加賀麩ひとすじ。伝統の技をいかし、
    新たな麩を創り出しています。
  • 金沢の東、不室村の豪族の末裔・久右衛門が尾張町に居を構え、嫡子・六右衛門が麩づくりを始めて以来、伝統の製法で暖簾を守ってきた「不室屋」。昭和57年には本店の蔵に麩料理専門のお食事処を開設し、加賀麩料理を広めています。

※ご紹介は味百選の一例です。今後ラインナップを追加してまいります。
※催しの出店店舗・内容は各店毎に異なります。
※加賀麩 不室屋の出店予定は各店ホームページをご覧ください。
※各店食料品フロアでのお取り扱いは各店毎に異なります。詳しくは各店までお問い合わせください。