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#ビューティー #レディース

美を磨くセルフケアとは?吉川千明さんにインタビュー

2022年11月9日

美を磨くセルフケアとは?吉川千明さんにインタビュー
※画像はイメージです

「美しさは化粧品がつくるものではなく、その人自身の生き方。」と提唱される美容家の吉川千明さん。美しさをつくる生き方とは?具体的なセルフケアの方法とは?美の磨き方について、吉川さんにお話を伺いました。

PROFILE プロフィール

吉川千明さん

吉川千明さん

美容家・オーガニックスペシャリスト。高島屋「Belle Naturelle(ベルナチュレール)」「Belle Sympathique(ベルサンパティック)」アドバイザー。コスメのみならず、食やファッションなど、ナチュラルでヘルシーな女性のライフスタイルを提案。オーガニックコスメと植物美容を日本に広げたナチュラルビューティーの第一人者。「これからの美しさの磨き方」(KADOKAWA)など著書多数。

#01 美を磨くとは

「美とは何か?」それは哲学でも語られてきた永遠のテーマですが、私は、自分の持っているものを「美」と認識し、高めていくことが「美」を磨くということだと思います。歳を重ねても美しい女性は、自分に起こった変化を受け止めて自分に手をかけてきた人だと思います。そして、内面の豊かさは外見となってその人の美しさを支えます。年齢を重ねれば重ねるほど、女性は美しくなっていくと確信しています。日本では若く見せることが最優先であるような意見や記事を見かけることもありますが、私はそうは思いません。自分の内側も外側も磨いていく…、美を磨くとはそういうことだと思います。

#02 美の土台をつくる、食事・睡眠・休息・思考・運動

美の土台をつくる、食事・睡眠・休息・思考・運動
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美は何からつくられる?

毎日の暮らしからつくられます。健康と美はひとつで、むしろ健康の先に美しさがあります。健康を支えるのは、毎日の暮らしであり、食べること、寝ること、休むこと、そして、思考と運動です。これらの土台なくして、表面的に何かを塗って済むということはありません。

食事・睡眠・休息・思考・運動、すべて大切にするべき?

そうですね。すべてが大切だと思います。食べ物は体をつくる血液の材料なので、食べ物の質を落とすことはおすすめできません。簡単でシンプルな料理でよいのですが、素材は新鮮なものを選んでバランスよく食べてください。寝ている間に肌も体も心もリフレッシュされるので、睡眠はとても大事です。気持ちのよい寝具とナイティでお休みください。そして時々はしっかりと体を休めることです。怒りや恐れ、深い悲しみは体をこわばらせます。運動は筋肉をつくり、血液を回し、引き締まった体をつくり、メンタルケアにもつながると言われています。ストレスを抱えこまないですっきりとした気分で過ごすこと、こまめに体を動かすことが大切です。難しいことではありません。すべてが日々の暮らしの中にあり、体は正直に応えてくれるでしょう。

#03 美を磨くセルフケアについて

美を磨くセルフケアについて
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日々のセルフケアを大切にする理由は?

日々の生活、暮らしの中に取り入れたいのが「セルフケア」です。快適な肌、髪、体を保つための習慣です。お家やバッグなどの “物”も同じですよね。手をかけなければ傷つきやすく、ダメージを受けます。肌ならかぶれやすくなり、乾燥してひび割れれば痛みを伴います。見た目が悪くなるだけでなく、とても憂鬱な気分になります。手をかけてあげればダメージも少なくなり、見た目も良くなります。毎年、年齢という番号は増えていきますが、人をホッとさせる温かさや安心感のある美しさが出てきます。私たちの体は、セルフケアをすることによってさらに美しく整えることができるのです。それと、これは私の経験上感じていることなのですが、自分に手をかけている人、自分を大事にしている人は、他人にも優しい。“ラブユアセルフ”、自分を慈しむ気持ちが周りの人も大切にできる余裕を育むのでしょう。毎日のセルフケアが内面の美しさにもつながってくる、そう実感しています。

日々のセルフケアを行う際に意識したいことは?

大げさですが、「今日1日頑張ったな」って褒めてあげながらケアすることです。現代人は忙しいしストレスも多いので、1日1日リセットすることが大事だと思っています。まとめてではないところがポイント。肌が紫外線に強く当たった日はその日のうちにダメージケアをして、髪の毛が乾燥していたら質のよいシャンプーで洗ってあげる。自分の顔色や肌や心を毎日観察して、その日の自分に必要なことをその日のうちにしてあげる。大げさなことをしなくてもできるはずです。シンプルで自分にできるベストなケアを見つけて、それを楽しみながらやるといいですね。

#04 世代別で感じる女性の体の変化は?

20代は月経周期と上手に付き合って

20代は女性ホルモンがたくさん分泌される時期で、若々しく美しい時期です。月経も全体的に安定しています。月経周期の前半である排卵までの期間は肌の調子が良く気持ちも明るいですが、排卵後から月経前は気分が内向きになって体は重くなります。調子のよい時期に新しいスキンケアを試したり、使い始めるのがおすすめです。月経前は肌が過敏になり不調を感じやすいので敏感肌用に変えてみたり、外に出たくない時は家の中で「おこもりケア」をしてみたり。ホルモンバランスと向き合いながら女性としての美しさを楽しんで過ごしてください。最近ではサニタリーアイテムも充実しているので、安心して使えるアイテムを探してみるのもいいですね。

30代はポイントのケアが必要になる

30代は大人の女性として成熟していくとても麗しい時期です。しかし、35歳頃になると肌にも少しずつ変化を感じます。くすんだり、シミが目立ち始めたり、気になる箇所が出てきます。この時に焦らないことです。今持っている美しさを損なわないように、保湿を中心に丁寧なケアを心がけてください。くすみにはまずクレンジングを見直すこと。丁寧に作られたクオリティの高い洗顔料を選びましょう。保湿をしっかり行い、美白目的の薬用美容液を一つ入れてメラニンの生成を抑えてあげましょう。また新たなシミを作らないように、一年中日やけ止めを塗ることも大切です。

40代は更年期によって様々な悩みと向き合う。50代になると体型や姿勢も変化

40代に入ると女性ホルモンの急激な減少がはじまり、肌、髪、体、心とあらゆるところに変化が出てきます。肌が乾燥して荒れやすくなったり、髪の毛が細くなってきたり、疲れやすくなったり、気分が不安定になりイライラすることも増えてきます。 50代になると、食べているものは前と変わらないのに太りやすくなったりむくみやすくなったり、筋肉が落ちやすく、骨も弱くなり、姿勢や体形に変化が出やすい傾向になります。血圧やコレステロールが高くなり生活習慣病が出てきやすい時期でもあります。初めは変化に戸惑いますが、この時こそ、自分の肌を任せられるような質のよいものを選んで丁寧なケアをしてあげましょう。肌も髪も体も丁寧にケアする時間と気持ちが必要になってくる時期です。美と健康を内側からサポートするサプリメントを試すのもおすすめです。

#05 パーツ別で実践したい、セルフケア術とは?

スキンケア

スキンケア
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スキンケアはなぜ大事?

肌はお手入れに応えます。よいスキンケアをすればうるおいを保つことができ、柔らかくしなやかでダメージのない肌を保つことができます。乾燥したままにすれば、肌は痛んで荒れやすくなります。乾燥はシワを深くし、シワは実年齢よりも歳を重ねたように見せます。私たちは毎日のスキンケアで健やかな肌を保つことができるのです。

スキンケアで一番大切にしたいのは?

まず大事にしたいのはクレンジングです。汚れを落とすことはとても大事で必要なことですが、クレンジング剤や洗顔料には、肌をとても乾燥させるものがあります。そういうものは避けて、肌に優しいクレンジング剤や洗顔料を選ぶことが大切です。おすすめは肌に負担の少ないクリームやミルクタイプのもので、たっぷりと量を使って洗ってください。私はダブル洗顔なし。良質な洗顔料での一回洗いです。

基本のスキンケアは?

洗う(洗顔)―潤す(化粧水)―整える(美容液)―保護する(乳液やクリーム)、その後に朝はUV入りの下地やベースメイクをする。途中順番が入れ替わることはありますが、これが基本のスキンケアの流れです。化粧水は保湿だけでなく、気分もリフレッシュできます。使っていて気持ちのいい、自分の肌や感性に合うものを選んでください。美容液は目的別です。保湿や美白など具体的な目的やお悩みがある時には美容液が役に立ちます。クリームや乳液は肌を柔らかくしてくれるので必ずつけてほしいと思います。夜は時々マスクやゴマージュなどもプラスしてください。

顔で注目したいパーツは?

「目元は貯金ができない」という話をよくしているのですが、目元は皮膚が薄くて、うるおいやハリを維持しにくい特殊な場所なのです。できれば早いうちからアイクリーム・アイセラムで、目元用のケアをしてあげて欲しいと思います。目元ケアのアイテムって小さいですよね。自分に合うものを見つけたらカバンに入れて携帯しておく。外出先でもちょこちょことつけ足してあげるのがおすすめです。

効果的なスキンケアは?

ながらマッサージをするのがおすすめです。毎日のクレンジングやクリームを塗る時に、少し多めに手にとって、目や口の周りをくるくるしたり、首やフェイスラインをリンパの流れにそってマッサージしてあげるのがおすすめです。余分なお肉がつかないように流すのを習慣にしましょう。ときどきゴマージュなどのスペシャルケアを入れてあげてもいいですね。

ボディケア

ボディケア
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基本のボディケアは?

ボディソープも肌に優しい、クオリティの高いものを選んでください。手で泡立てて優しく洗いましょう。ボディはとにかく乾燥させないこと。お風呂からあがったら必ずボディミルクやボディクリームを塗る習慣をつけてください。そして、週に1〜2回ゴマージュで角質ケアをすると、肌は整います。デリケートゾーン用アイテムを試してみることもおすすめです。

おすすめの入浴法は?

入浴剤を入れるのを習慣にしてほしいです。最近は、オイルやソルトが入っているものなど、入浴剤の質が良くなってきています。そして香りは気分をリラックスさせます。さら湯に入るのではなく入浴剤を使ってあげると、お家がそのままスパになったような気分になりますよ。

頭皮ケア

頭皮ケア
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頭皮ケアはなぜ必要?

髪にとって頭皮は作物が生える畑のようなもの。畑がよくないと美しい髪は生えてきません。髪が薄くなり、ペタッとボリュームがなくなると気になりますよね。乾燥やクセなどのない、ハリやコシのある髪を目指すなら、日頃から頭皮に意識を向けたケアが必要です。

頭皮ケアはいつから始めた方がよい?

本来なら、20代や30代は頭皮の状態は問題ないはずなのですが、今は多くの人がカラーリングをしていて、頭皮にダメージを受けています。カラーリングをこれから長く楽しんでいくなら、20代や30代のうちから頭皮もケアしてあげるのがおすすめです。

頭皮ケアの具体的な方法は?

シャンプー前に使う、頭皮用オイルやトニックが販売されています。シャンプー前に頭皮に塗って、頭皮全体をマッサージします。シャンプーは、「スキャルプ」や「頭皮」と書いてあるような地肌を意識した、頭皮に優しいものを選んでください。シャンプーする時は、必ずシャワーでたっぷりとぬるま湯を頭皮にかけて、頭皮を柔らかくしてから洗ってあげましょう。シャンプー後は、また頭皮用のトニックをつけてなじませてから、ドライヤーをかけましょう。性能のよい、髪や地肌を乾燥させないドライヤーも頭皮ケアとしておすすめです。

#06 まとめ

美を磨くにはまず土台となる普段の生活が大切で、食事・睡眠・休息・思考・運動の質を高め整えて、そこに肌・ボディ・髪などのケアをしてあげると、手入れされた豊かな美しさを磨くことができる、というお話を吉川千明さんに伺いました。生活も、美容ケアも、自分自身の気分がよくなるものを選択してそれを丁寧に取り入れケアすることで、美を高め、人生をより豊かにしていくことができます。質にこだわったアイテムが揃う髙島屋オンラインストアで、ぜひ自分に合ったアイテムを見つけてください。

※本コンテンツは一般的な情報提供を目的として吉川千明さんへのインタビューをまとめたものであり、高島屋オンラインストアで販売している商品の効果効能を保証するものではございません。
※掲載した時点の情報をもとに制作したものであり、閲覧される時点では変更されている可能性があります。

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