サステナビリティ

Sustainability

社会

地域社会との共生(まちづくり)

髙島屋グループは、百貨店やショッピングセンターなど国内・海外あわせて25の商業施設を展開しており、それぞれの地域におけるインフラ機能として、人々の暮らしをより豊かにし、地域社会全体を持続的に発展させていくための重要な役割を果たしていくことを目指しています。そのために、店舗ごとに、行政や地域の事業者と連携したさまざまな地域のニーズに対応したサービスの拡充や、商品展開、有事の際の安全・安心の拠点となるサステナブルなインフラ機能、「集い、過ごす」ためのコミュニティの提供などを推進しています。
当社の施設やサービスを通じ、地域に密着したコミュニティ基盤の創造と、サステナブルな地域社会の実現に取り組み、地域社会と、そこに暮らす人々と、共に成長していくことを目指します。

流山おおたかの森周辺エリアのまちづくりの深化

  • 2022年11月現在、流山おおたかの森駅周辺で全10施設の管理運営を行い、街の魅力や利便性向上に取り組んでいます。直近は、「森のタウンセンター」をコンセプトに、昨年 3 月に『流山おおたかの森 S・C FLAPS』を、11 月には、コロナ禍で働く場所が変化する中、多様な働き方に対応できるオフィスなどを導入する『NAGAREYAMA おおたかの森 GARDENS アゼリアテラス』をオープン。本年 6 月には、デイリーに使えるファミリーに欠かせない機能とカルチャーやウェルネスなどを通じた地域コミュニティの場を提供する『流山おおたかの森 S・C ANNEX2』を開業いたしました。
    長期的な視点による街づくり型開発で、住む人が誇りに思える地域に根差した街の発展に取り組んでいます。
  • 流山おおたかの森S・C ANNEX2流山おおたかの森S・C
    ANNEX2

地産地消の推進

  • 地域の伝統や文化を受け継ぎ、発展させるとともに、地域のモノづくりと暮らしを応援するなど、各店にて地産地消を推進し、地域と共生していくことを目指しています。
    髙島屋大阪店での、大阪企業がつくる、大阪生まれ・大阪育ちの素材などを全館で展開するプロモーション「大阪ええモン」や、「今こそ、地産地消を!地域をもっと元気に!!岡山のすばらしさ、再発見。」をキャッチコピーに岡山県の事業80社以上を集積した岡山髙島屋での「おかやまいいもの探訪~岡山フェア」の開催など、近年はさらに取り組みを拡充しています。
  • 大阪ええモン

防災拠点としての貢献

  • 当社の施設は、「街の中心に位置する大型施設」が多いことから、その場所性を最大限活用し、有事の際の拠りどころとなるべく、地域の自治体と災害時における協力協定を結び、災害時の帰宅困難者の受け入れや避難場 所の提供をするなど、地域の安全・安心拠点としての機能を備えています。 流山おおたかの森S・Cでは、2021年に流山市と「大規模災害時における駐車場等の一時避難施設としての使用に関する協定」を締結し、2022年3月には玉川髙島屋S・Cが世田谷区と災害時協力協定及び、連携協定を締結するなど、地域における防災拠点としての貢献を推進しています。
  • イメージ 2022年3月10日、玉川髙島屋S・Cを管理・運営する東神開発と世田谷区が「災害時協力協定」を締結。世田谷区長 保坂展人氏(右)と、東神開発株式会社 代表取締役社長 倉本真祐(左)。

地域に密着したコミュニティ化の促進

  • まちづくりにおいて、人と人とのコミュニケーションや親睦は欠かせない要素です。当社はまちづくりの一環として、地域住民に向けて、「集う場所」「つながる場所」を提供しています。玉川髙島屋S.Cに集う皆様のためのコミュニティ拠点としての「たまがわLOOP」や、日本橋の文化や地域のファン同士が交流を深められるコミュニティ「日本橋LOOP」、子育て世代のファミリーをはじめ、幅広い世代の交流の場を築き、流山でのライフスタイル充実を目指す「流山LOOP 」など、地域特性に合わせた多様なコミュニケーションで人とまち、人と人をつなげる街のコミュニティ化を促進しています。
  • LOOP

地域におけるインフラ機能の発揮

  • 百貨店やSCなどの商業施設を通じて、行政などと連携したさまざまな地域ニーズに対応し、地域におけるインフラ機能の発揮に取り組んでいます。岐阜高島屋では、美濃加茂市との「サステナビリティ連携に関する協定」に基づき、多文化共生・観光振興に関する連携・協力の一環として、ランドセルを美濃加茂市に贈呈しています。4回目を迎えた2022年度は20個、累計で100個を超えるランドセルを贈呈しました。ランドセルは美濃加茂市を通じて、外国人児童にランドセルの貸与事業を実施する美濃加茂国際交流協会に渡され、活用されています。岡山高島屋は2023年3月、岡山市内で経済・社会・環境の調和した持続可能な社会を目指すSDGsの取り組みを行う事業者として「岡山市SDGs推進パートナーズ」に登録しました。今後も地域経済の活性化や社会課題の解決に向けて、取り組みを進めていきます。
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