凰稀かなめさんが語るオスカルと私

凰稀かなめさんプロフィール

女優。元宝塚歌劇団 宙組男役トップスター。1998年宝塚音楽学校入学、2000年宝塚歌劇団に入団後、数々の主役に抜擢され、2012年宝塚歌劇団宙組トップ就任。2015年同団を退団後、初のコンサートを東京・大阪で開催。高い歌唱力と演技力が評価され、2016年にミュージカル『1789 バスティーユの恋人たち』でマリー・アントワネットを熱演し話題に。そのほかテレビをはじめ、得意とするお芝居を中心に、ファッション誌や雑誌などでも活躍中。

今回、高島屋のショコラの祭典「アムール・デュ・ショコラ」は『ベルサイユのばら』とコラボレートしてお届けしているのですが、実際にオスカルを演じた凰稀かなめさんにとって、“ベルばら”の魅力は何ですか?

現実と非現実のバランスがすごくマッチしていて歴史の勉強もできるし、夢も見られるし人物達にも共感できる部分があったり…一言で表すのは難しいですね。私も実際にすごくオスカルが好きで、宝塚歌劇団に入りたいと思ったのも『ベルサイユのばら』のオスカル編を見てこの役がやりたいと思ったことがきっかけなんです。

お稽古中は“ベルばら”をたくさん読まれたのでしょうね。

熟読です、稽古中に読み返していました。オスカルの気持ちがほとんど全部描かれているので「こういう気持ちの流れなんだ」ってすごく分りやすかった。

自分でやってみたら、どんなシーンが印象的でしたか?大変だったところは?

山ほどありすぎて、決められないです(笑)

大変だったのは…宝塚の『ベルサイユのばら』って、たくさんあるじゃないですか。オスカル編(2014年)ではアンドレに対し幼馴染みから男として見ていくオスカルを演じて雪組のフェルゼン編(2013年)で出させてもらった時のオスカルでは、フェルゼンへの思いを強く出したり。同じ歌を歌うにも、違う感情の歌い方をしなくちゃいけなくて複雑なんです。そこが結構大変でしたね。

宝塚歌劇団の退団後は、オスカルから一変、アントワネット役も話題になりましたね。

宝塚の“ベルばら”とはまったく別物でしたね。

私がアントワネットを演じた『1789 バスティーユの恋人たち』という作品(2016年)はフランスの作品を日本人向けにアレンジしたミュージカルでフランス人はマリー・アントワネットをすごく悪い女という風に思っているのでそういうことがとても表現されていたんですね。

別物として捉えていますけど私は池田先生の『ベルサイユのばら』が好きでたくさん読んできたからこそ“1789”も、日本人に納得してもらえるような舞台が少しくらいは出来たんじゃないかなって思ってます。

役柄としても、宝塚では男役としてのオスカル、“1789”では女役としてアントワネット、正反対ですね。

私がオスカルを演じた時は男とか女というのを基本的に考えなかったです。その考えがそもそも違うと気づいたのです。やっぱり『ベルサイユのばら』ファンはすごく多いので漫画のイメージを壊したくない。でも代々宝塚で作り上げて来たものを変える事が出来ない…自分との葛藤でした。女の私が描いているオスカルと男性が描くオスカルって違うんですよ。男性の描くオスカルはちょっと女らしさを出すのです、でも男として育って来たのに女性らしいところなんて…私達も女として生まれて来ましたが宝塚では女っぽさなんて出しませんでした。男として見せているがどこか女性が見え隠れする…それが自然なんだと。だから言いたくないセリフもありました(笑)

気持ちが通じるところが、たくさんありそうですよね。

山ほどありましたね。それに、私もやっぱりすごく、オスカルが好きだったので人として、この人が迷いながら突き進んで行く人生を描かなきゃいけないと思って、男とか女とかは関係なくそういうことをすごく大切にしました。あの時に池田先生にお会いしたかったです。いろいろ聞きたいこと山ほどあったんですよ。

どんなことを聞きたかったですか?

やっぱり、池田先生が思い描いているオスカル像を聞きたかったです。宝塚の先生が考えるオスカルとまったく違うと思うのでその辺を細かく聞きたかったっていうのが、当時はありましたね。

3年越しで、ついにお会いできますね。

聞きたかったことたくさん思い出さなきゃ(笑)緊張します…

オスカルはチョコレートが好きなのですが、かなめさんはどんな時にチョコレートを食べますか?

疲れた時ですね。あとは、芝居をすると夢中になって、食べるのを忘れてしまうんですよ。そんな時は、常にチョコレートを置いておくようにしています。

お芝居は、ずっと妄想の世界との闘いなのであっという間に時間が過ぎるし芝居の事でお腹いっぱいになってしまうんです。でも疲れてるな…という時に、チョコレートを頂いています。究極に疲れている時って、甘さとか香りが繊細に感じられますね。ちょっとホッとしたい時はチョコレートと紅茶でひと息入れます。食が細いので貴重な栄養源なんですよ(笑)ホワイトチョコレートやミルク系のチョコレートが好きです。

実は今回、特別企画でアムール・デュ・ショコラオリジナルで高島屋でしか買えない“ベルばら”ショコラをつくったんです。そのなかでも、一番大きい白バラはオスカルをイメージしているんですよ。ピンクはアントワネット…

グリーンはフェルゼンで、ブルーはアンドレですね?

そうなんです!

やっぱりオスカルが一番ですよね。あのかっこ良さは実際の男の人には出せないものを持っていますからね!

オスカルはホワイトチョコレート、アントワネットはフワンボワーズ、アンドレはブルーベリー、フェルゼンはキウィ味です。好きなショコラをどうぞ!

じゃあ…キウィ。キウィのチョコレートなんて食べたことないもん。(もぐもぐもぐもぐ)

おいしい!意外に合う!キウィとチョコレートって、こんなに合うんだ…味がお上品ですね。これはいいや。

今回もう1種類、限定ショコラをつくっているんです。こちらもオスカル、アンドレ、アントワネット、フェルゼンの4人がイメージ。

グリーンが気になるので、これを頂きますね。

このグリーンのショコラもフェルゼンがイメージ。マール酒が入っているんですが、お酒は好きですか?

お酒は大丈夫です!(笑)

フェルゼンばっかり食べていますね。(もぐもぐもぐもぐ)

おいしい…大人の味。疲れている時にいいかもしれない。唯一やった事のないフェルゼンのチョコばっかり食べていますね。一番難しい役だと思うんです。ちょっと挑戦してみたかったですね、だからつい手が伸びてしまうのかも。

ちなみにこのバラのショコラはオスカルをイメージしているんですよ。

(もぐもぐもぐもぐ)

かんだ瞬間に香りがすごい。ふわんて広がってきますね。これたぶん女性好きだろうなあ。私はグリーンの方が好き(笑)

バレンタインの贈りものにどうでしょう?

自分でショコラをあげることはないですね、もらう方ばっかりなので。小学校の時にはあげたこともあるんですよ(笑)

宝塚のときは沢山頂いていたので、冷蔵庫にはつねにありましたね。自分でチョコを買った事がなかったかもしれません。

2017年はどんな活動を考えていらっしゃいますか?

基本的に私、お芝居が好きなんです。2017年には「花・虞美人」っていう舞台があります。映像の方にももっと挑戦して行きたいのでがんばっていきたいと思っています。

ぜんぶ女性の役ですか?

そうなんです、すみません、ぜんぶ女性役です(笑)コンサートやディナーショーでは男役もやっているのでお芝居の方では、いろんな役に挑戦できたらと思います。疲れたらこのチョコレートを食べますね!

凰稀かなめさん、ありがとうございました!
これからもショコラを食べて、ますますのご活躍を応援しております!