お歳暮

お歳暮をいただいたらお礼状を書きましょう

お歳暮は贈る機会ばかりではなく、知人や取引先からいただくことも多いものです。そのため贈り方だけではなく、受け取り方も知っておく必要があります。基本的な対応としては、持参していただいた場合はその場でお礼を言い、送られてきた場合にはなるべく早くお礼状を出すようにします。

親しい仲ならメールや電話でもかまいませんが、目上の人にはお礼状を手書きで書くのがよいでしょう。お歳暮は「感謝を示す」ものなので、いただいたからといってお返しの必要はありませんが、もらってばかりは気になるというのであればいただいた品物と同等程度のものをお返しするのもよいでしょう。ただし、お歳暮は一度贈ると毎年継続するものという性質があります。今後もおつきあいがあり続けたい場合は「お歳暮」として、お世話になった年だけに贈る場合は表書きを「御礼」「粗品」とします。

※画像はイメージです

お礼状で絶対に外せない3項目

お礼状は「お歳暮を受け取りましたよ」という通知も兼ねています。郵便の場合、相手に届くまでのタイムラグもあるので、遅くとも品物が届いてから3日以内には出すように心がけましょう。

贈り主が目上の人なのか友人なのか、取引先なのかによって書き方は変わってきますが、お礼状で絶対に外せない項目は、以下の3つです。

  1. (1)届いたことを知らせてお礼を述べること
  2. (2)いただいた品物の感想や家族(会社であれば社員や部署の一同)も喜んでいることなどを伝える一文
  3. (3)相手の健康や状況を気遣う文

お礼状ですから(1)は当然です。そして、贈った品が喜んでもらえたのか気になっている贈り主に安心してもらい、これからも長いつきあいを願うという意味で(2)と(3)も欠かせない要素になります。この要素を盛り込み、できれば自分の表現で相手に思いを伝えるのが一番といえます。

3項目を押さえた個人へのお礼状の例

ただ何も見ずに最初から最後まで自分の言葉で書くのは難しいという方もいるでしょう。そこで相手が個人の場合の一般的なお礼状の文例を以下に紹介します。数字の部分が(1)から(3)の要素を踏まえた部分になります。

その予算の中で選べるものは、果物から旬のグルメ、飲み物、酒、正月用品、地域の特産品に至るまで多種多様です。相手の好みが分かっている場合はそれに合わせて、そうでなければ、子どもの数や相手の家族構成も考えた上で、「小さい子どもも食べられるお菓子」や「おじいちゃん・おばあちゃんと一緒に囲めるカニ鍋」など、それぞれの家庭に合ったものを選ぶとよいでしょう。情報が少なければ、保存の効く海苔や洗剤などを選ぶのも賢い選択といえます。

拝啓
今年も後残りわずかとなりましたが、○○様におかれましてはいかがお過ごしでしょうか。
さて、この度はお心のこもった品をいただき、本当にありがとうございました。(1)
新鮮な海の幸に家族一同大喜びしております。奥様にもぜひ宜しくお伝えくださいませ。(2)
これから寒さも本格的になってまいりますので、どうぞお風邪など召さませぬよう、ご自愛ください。(3)
略儀ながら、書中にて御礼申し上げます。

敬具

「略儀ながら~」のくだりは、「本来ならお礼にお伺いするところを略儀ながら」ということで、手紙の結びの常套句です。(1)から(3)の要素をきちんと含んでいれば非礼にあたることはありません。

ビジネス関係のお礼状で注意すること

取引先などビジネス関係の相手でも、お礼状に書く内容自体は個人の場合と差はありません。ビジネス関連でのお礼状でも一般的な言い回しやフレーズがいくつかあるので上手く利用したいところです。

書き出しは個人の場合より堅いぐらいでちょうどよいので「師走の候、貴社益々ご清栄のこととお喜び申し上げます」などの定型句を使ってもよいでしょう。「家族一同大喜びしております」の部分を「部署一同でありがたく頂戴しました」などに変更し、「変わらぬお心遣いに厚く御礼申し上げます」などと一言を添えるのもよいでしょう。文末に「最後になりましたが、貴社のご発展と皆様のご健勝をお祈り申し上げます」などの締めの言葉を加えても文全体が引き締まります。

お礼状は手書きで書くのが基本ですが、ビジネス関係などで件数が多い場合は印刷で済ませることもできます。お歳暮をたくさんいただきそうな場合は一度雛形を作って用意しておくと便利です。個人でもビジネスでも、万が一お礼状を出すのが遅れてしまったら、一言お詫びの言葉を添えるのを忘れずにしましょう。夫の代筆で書く場合には、差出人に夫の名前を書いた上で横に小さく(内)と添えれば意図は伝えることができます。

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