
還暦のお祝い
還暦お祝いで感謝の気持ちを伝えるメッセージ例
還暦のお祝いで気持ちを伝えるために、心のこもったメッセージは欠かせません。たとえ一言でも、真心が感じられるメッセージは受け取った人の心に響くものです。ここでは還暦お祝いのメッセージを書くためのヒントをご紹介します。贈る相手によって異なる利用シーンが想定されますので、シーン別に分けて具体的な文例を取り上げながらご紹介します。
※画像はイメージです
気持ちを伝えるために必要なこと
還暦には、「暦が一巡して赤ちゃんに戻る」という意味があります。つまり、これから第二の人生を歩む節目の年です。お祝いをする側は、相手の長寿をお祝いするとともに、今後の人生の再スタートが素晴らしいものであるよう願う気持ちを込めたいものです。また、これまでお世話になった方への感謝の気持ちを伝えるいい機会でもあります。
プレゼントにメッセージを添える時は、あまり形式張らず、自分の言葉で伝えたほうが受け取った側の喜びが増すのではないでしょうか。ただし丁寧な言葉づかいと年長者に対する敬意は忘れないようにしましょう。一度書いたメッセージはしばらく手元に留め、時間を置いて言葉を選びなおし、推敲しましょう。そのような丁寧さや誠意もきっと先方に真心として伝わります。
また、紋切り型のメッセージではなく、先方の状況を配慮して言葉を選ぶことも大切です。体調への気づかい、最近の心配事、仕事についてなど「ちゃんとあなたのことを気づかっています」という思いやりが伝わるようにしましょう。
メッセージのサンプル
還暦お祝いのメッセージは、基本的に「お祝いの言葉+日頃の感謝+未来に対する希望」の組み合わせとなります。
1. 両親へ
両親の場合は、照れくさくても、感謝の気持ちを飾らず自分の言葉で伝えましょう。
(例)還暦おめでとうございます。まだまだ元気いっぱいだから還暦といってもピンとこないけれど、これからもずっと今のままでいてね。パパともずっと今のまま仲良し夫婦でいてくれたらもっと嬉しいです。
2. 祖父母へ
祖父母の場合も、形式張らずに親しみを込めたメッセージが喜ばれるのではないでしょうか。お孫さんが幼い場合はパパやママが手伝うこともあるでしょうが、できるだけ本人の自然な言葉を大切にしてあげてください。
(例)還暦おめでとうございます。遠くてなかなか会えないけど、またお婆ちゃんの作ってくれた◎◎が食べたいです。今年は会いに行くからね。
3. 上司・仕事上のつきあいがある方へ
社会的儀礼を意識しながら、日ごろの感謝と尊う気持ちをしっかり伝えましょう。
(例)還暦を迎えられましたことを、心よりお慶び申し上げます。常日頃からの並々ならぬご指導ご厚情に感謝しております。今後も益々若返られ、これまで以上の御指導を賜りますようお願い申し上げます。
4. 親戚へ
親戚の場合は、相手の状況などを具体的に踏まえたメッセージなどが好印象でしょう。離れていても気にかけていることが伝わります。
(例)お元気でいらっしゃいますか。昨年は○○絵画展で入賞なさったとのこと。これからも才能溢れる叔母さまでいてください。夏に帰省した際には、皆でお祝いいたしましょう。
花や手紙にメッセージをこめる場合
お祝いに、言葉の代わりに花でメッセージを贈る場合があります。こういう際は「花言葉」や色合いなどにも気を使うようにしましょう。白とブルー、紫などのとりあわせは仏事を連想させるため避けたほうが無難です。特に菊は仏事で供えるお花なので、送ると失礼にあたります。受け取る方が花粉アレルギーではないかといったことにも配慮しましょう。大きすぎる花は飾る場所に困ったり、香りが強すぎる花は先方の好みによっては迷惑になったりすることもあるので注意が必要です。
お祝いに手紙を添える際は、古くさいようであっても伝統的な様式を守りましょう。
「拝啓」などで始まる前文、時候のあいさつ、本文、「敬具」などの結語といった構成は原則として守ったほうがいいでしょう。
なお「前略」で始めれば「早々」、「謹啓」で始まれば「敬白」で結び、男性は「かしこ」を使わない、といった基本的な知識も手紙を書き始める前におさらいしておきたいものです。
「形式」が心を伝えることもあります
還暦のお祝いは形式よりも真心が大切。それは事実です。しかし、あえて形式を尊び、それを守ることによって相手に真心が伝わることもあるのではないでしょうか。
また、格式張らずざっくばらんに気持ちを伝えるにせよ、形式を知らないのと、知ったうえであえて崩すのとでは、相手が受ける印象は大きく違います。せっかくのお祝いですから、こうした点にもきめ細かい配慮を忘れないようにしたいものです。
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