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宮﨑 勇次郎展 ―カニッツアの三角形と真夏の幽霊―

■3月26日(水)~4月7日(月)

■10階 美術画廊 ※最終日は午後4時閉場。


宮﨑勇次郎氏は、1977年大分県に生まれ、2001年東京造形大学美術専攻I類卒業。以降2007年トーキョーワンダーウォール大賞受賞、2013年第16回 岡本太郎現代芸術賞入賞など、イメージを本来の文脈から抜き出し、他のイメージと融合させた多方面的な作品で個展・グループ展と精力的に発表を続ける傍ら、母校である東京造形大学 絵画専攻教員として後進の育成も手掛けています。
実家である銭湯に描かれた銭湯絵に興味を抱き、この「背景画(銭湯絵)」(同じ場所から決して観ることのできない、さながらユートピアを求めた図像として幾重にも重ねられていく理想の風景画)を基軸として制作されていく宮﨑氏の作品の多くは、様々な事象における人間の感情や想いを、複数の視点を持ちえた画面構成で巧みに絡め共存させていきながら、複雑な心の相反の存在を浮き彫りにしながらも美しく時にシュールで不安定な世界を構築していきます。
高島屋初個展となる今展では、今展の為に制作された大作『カニッツアの三角形と真夏の幽霊』を中心に新作30余点を一堂に展観いたします。
様々なイメージの増幅で幾重にも重なり原型でさえ曖昧になった世界、現実の中に潜む恐怖や残酷さ、それと共に在るユーモアやおかしさなど相反するものを肯定的に示し、見えるもの、見えないもの、概念そのものとが共存し共鳴しあう「なにかが在り・すべてが在る」を画面上で美しく展開する宮﨑勇次郎の世界観をこの機会にぜひご高覧ください。

写真上)
「ザビエル」W130.3 × D4 × H193.9cmキャンバスにアクリル

「Family Tree」W130.3 × D4 × H193.9cmキャンバスにアクリル

「meet town」W91 × D4 × H116cmキャンバスにアクリル

「宇宙家族」W91 × D4 × H116cmキャンバスにアクリル

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