各階情報

-都市の輪郭ー 久野 彩子・八木 夕菜 展

■11月25日(水)→12月7日(月)

■10階 美術画廊  ※最終日は午後4時閉場


このたび高島屋では、「都市の輪郭―久野彩子・八木夕菜」展を開催いたします。

金工・写真と表現分野は異なりながらも「都市を俯瞰」したイメージを形成している両氏の作品には、鑑賞時に共通の感覚を抱きます。


久野彩子は、ロウで作った精密なかたちを鋳物に置き換える手法、ロストワックス鋳造技法を用いて制作しています。

重厚な金属のパーツが幾重にも重なる精緻な構造の作品は、日々変化と増殖を繰り返しながら構築されていく混沌とした都市空間を想起させる、生命力に満ちた造形美が魅力です。


八木夕菜は「みる」という行為の体験を通して物事の真理を追求し、写真の特性を活かした視覚と現象を使った作品を発表しています。

建築を専門的に学んだ経験に基づく多次元的視点を以て展示空間を構成し、モチーフとなる土地や建物などが持つ文脈への畏敬の念を感じさせる静謐な佇まいが魅力です。


2人のその眼を通して構築される作品に、記憶や心象風景がクロスオーバーすることで、鑑賞者それぞれの「都市の輪郭」が立ち現れます。

『見えるものを再現するのではなく、見えないものを見えるようにする』―パウル・クレー

眼下のパンデミックにより、社会的、政治的、そして地理的な違いを超越し、人類史上初めて、地球に住む人々が同じ条件の下で生活することを強いられ、思うように身体的移動がままならない昨今ですが、2人の作品が創り出すこの空間で、ご自身だけの特別な景色を見つけてくださいましたら幸いです。


写真左から)

久野彩子「build-6-」

(2020年 8×19×19cm アルミ、真鍮)

八木夕菜「Anonymous_N」

(2018年 44.5×58.5cm、印画紙、C-プリント、アクリルブロック)

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