おしゃれな人がいて、いい香りがして、美味しいものがあって、不思議なものもあって、デパートにはいつも発見があふれています。WEBマガジン「デパートロジー」では、日本橋高島屋を中心にぐるりと歩いて見つけた面白いモノやコトをお知らせ。息抜きついでに、ちょっとのぞいてみませんか。
更新日:2022/3/22
ようやく日本橋の街も春めいてきました。とはいえ、派手にお花見、というわけにもいかないこの頃ですし、ここはひとつ日本橋高島屋で春の花を楽しむのはいかがでしょう?正面口をくぐると壮麗な花の芸術が現れて、館内のあちこちでは花の意匠と出会えます。さあ今こそ、色とりどりに花咲く本館へ。
美しい姿と香りで訪れる方を魅了するのは、いけばなの大作や季節を彩る生の花々。みずみずしく咲く各階の「花」をご紹介します。
3月23日(水)から3週間にわたり、いけばな作品の大作が、春の本館を華やかに彩ります。「華のおもてなし」は、池坊、草月流、小原流が1週間ごとに、1階正面ホールでいけばなのインスタレーションを繰り広げる、日本橋高島屋ならではの特別展示です。2008年から始まり14回目となる今春も、各流派の家元が、のびやかに、そしていきいきと、それぞれの美を表現します。
吹き抜けの空間をいかした展示は、なかなかの大迫力。1階からご覧いただくのが通常の楽しみ方ですが、2階南側の通路から正面ホールを見下ろすと、また違った角度から楽しめるのでおすすめです。
下の画像は昨年の展示のもよう。今年はどのような作品が登場するのか、ぜひお楽しみに!
[華のおもてなし]いけばなインスタレーションスケジュール/本館1階 正面ホール
創作のモチーフとして表現された春の花々。高島屋の得意分野である美術と呉服からトピックスをご紹介します。
美や愛情、祝福といった言葉が似合う「花」は、幸せでポジティブなイメージの代表格。フラワーセラピーという言葉もあるように、たとえば花の絵画を飾ったり、花のモチーフを身につけたりすることが、心を癒やされたり気分が上がるきっかけになります。いつもの暮らしに花を取り入れて、心地よくフレッシュなマインドで春の生活をスタートさせませんか。
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詳しくはCONTENTS.4にある「sweets♥eats」をご覧ください。
いまや桜の代名詞となっている「ソメイヨシノ」。江戸時代の後期に生まれ、明治時代に命名されたという、意外にも桜のなかでは比較的新しい品種です。花見の文化が庶民にまで広まったのは江戸時代に入ってからといわれるので、ソメイヨシノがまだ存在しなかった頃の花見は、多種多様な桜の花色を愛でることができたようです。とはいえ、ソメイヨシノに包まれ、薄紅一色に染まる現代の花見も、また見事なもの。気象庁のホームページによると、東京の昨年(2021年)の開花日は3月14日、満開は3月22日とあります。なかなか落ち着かない世の中においても、毎年変わらずに花を咲かせてくれる桜たち。その存在が愛おしいですね。
高島屋に一番近い桜の名所といえば、南側に走る“さくら通り”。日本橋ツウの方なら、よくご存知でしょう。この道が八重洲から始まり、日本橋、茅場町を抜け、亀島川まで、約1キロにわたりまっすぐに続く“桜のトンネル”だということを。
史実を紐解くと、「さくら通り」の始まりは昭和11年。八重洲から現在の丸善日本橋店まで200メートルほどの通りに桜が植樹されたことによります。
しかし、昭和20年の戦災で焼失。その後、昭和31年に地元有志で再度植樹が行われた際、もともとの「さくら通り」が“延伸”。茅場町の付近まで桜が植えられたそうです。
実は、中央区が「さくら通り」の愛称をつけているのは、昭和11年に植樹が行われた道のみ(*)。ということは、高島屋の脇は“幻のさくら通り”! 私たちの春の癒しを、これからもお客様と一緒に大切に見守っていきます。
*「中央区内通り愛称名一覧」より(中央区土木部/2012年発行)
飲めや歌えの花見がしづらい昨今。とはいえ、桜のつぼみがふくらむころになれば、自然と心は浮き立ちます。日本橋エリアで開催されるふたつのイベントをご紹介します。
「日八会(にっぱちかい)」とは日本橋~八重洲エリアの町会「日本橋六之部連合町会」の青年部のこと。さくらまつりでは飲食の模擬店の出店もあるので、開催中は歩行者天国になるさくら通りをそぞろ歩いてみては。ちなみに現在、再開発工事により姿を消している八重洲側の桜は、終了予定の2025年、ふたたび戻ってくるという話も。待ち遠しいですね。
■2022年4月3日(日)/日本橋 さくら通り
*いずれもコロナウイルス感染拡大の状況次第で変更や中止の場合もございます。
事前に情報をご確認のうえお出かけください。
賑やかに美味を盛り込んだ、桜と楽しみたいお弁当をピックアップ。
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「花より団子」ということわざもある通り、お花見と団子は昔から縁の深いもの。一説では、豊臣秀吉が京都の醍醐寺で催した盛大なお花見で団子をふるまったことが花見団子の始まりとか。春ですから、花もお団子もどちらもめいっぱい楽しんで、ご家族揃ってまあるい笑顔に。今回は東京・日本橋と金沢の老舗が手がける名物団子をご紹介します。
読者お買上げプレゼント
3月23日(水)→4月22日(金)の期間中、「DEPARTOLOGY(デパートロジー)」のWEBページをご提示のうえ、CONTENTS.2とCONTENTS.3でご紹介した商品(同じブランドなら掲載商品以外と合算可)を税込5,000円以上お買上げのお客様、先着100名様に『sweets♥eats』でご紹介したお団子(2本)と引き換えができるチケットをさしあげます。
※お買上げ1回につき1枚プレゼント引換券をさしあげます。※プレゼントは1組様につき1点限りとさせていただきます。※期間を過ぎた場合はご利用いただけません。※引換券1枚につき[村上]、[榮太樓總本鋪]のいずれかの店舗にてお団子2本と交換できます。※入荷数は数に限りがございます。売切れの際はご容赦ください。