MAURIZIO BALDASSARI autunno-inverno 2017

2017AW Special Story 対談

共振する、美学。 マウリツィオ バルダサーリ×マルケージ・ディ・バローロ。そこには、妥協なきものづくりへの強い共感があった。

「ファット・ベーネ」をコンセプトに、ミラノの洗練された美意識にインスパイアされたメンズファッションを発信し続ける〈マウリツィオ バルダサーリ〉。そして2017秋冬コレクションのロケ地に選ばれたイタリア・ピエモンテ州 バローロで200年以上にわたって高品質なワイン造りに取り組む〈マルケージ・ディ・バローロ〉。今回、アジア担当ディレクターロベルト バルダサーリの強い希望によって実現したマルケージ・ディ・バローロのオーナーであるアッボーナ家のアンナさん、エルネストさんとの対談は、妥協なきものづくりを信条とする両者のスピリットが響き合う意義深いものとなりました。

Chapter1 約200年の歴史を誇る、バローロワインのパイオニア。→

ロベルトあなた方の会社とワインの素晴らしさはかねてより伺っています。まずバローロワインの誕生ストーリーを教えていただけますか。

アンナ1807年、フランスのボルドー地区の貴族であったジュリエット・コルベールがバローロに花嫁として嫁いだのが私たちのカンティーナのはじまりです。彼女はすぐにこの地域のネッビオーロ種のブドウの可能性を感じ、非常に高品質なワインができると考えました。フランスワインの製造知識にも長けており、フランスで樽を作り、この地でワイン造りをはじめました。地下にある樽も当時のもので、約200年の歴史があります。

ボルドー地区画像

ロベルトジュリエットさんの先見性の賜だったのですね。

アンナバローロワインはグリセリンが多く含まれることによってご覧のように綺麗にグラスに描く弧が特徴です。

ロベルト本当に綺麗ですね。

アンナバローロワインはイタリアの代表的なワインとして世界でも有名です。ピエモンテ州のランゲエリアで作られるワインであり、中でも11の村でしか作ることが認められていません。品種は100%ネッピオーロ種で造られています。熟成は樽の中で最低4年必要です。バローロワインには熟成を待つ時間が大切です。我々ピエモンテ人の性格のように、我慢強さを兼ね備えています。

イメージ画像

閉じる

Chapter2 確かな信頼関係から生まれる、妥協なきクオリティー。→

ロベルトこの地の環境はブドウにはいかがですか?

エルネストバローロエリアはとてもブドウにとって適した環境が整っています。もちろん年によって温度変化がありますが、このブドウは適応能力があります。重要なのは、このブドウの木が気候に対応できるだけではなく、この地にしか植えられていないということです。

イメージ画像

アンナバローロは丘によって土が違い、同じネッビオーロ種のブドウにも拘らず、どこの畑での製造かによって、まったく異なるバローロワインができあがります。

ロベルトまさにマジックなエリアですね。ところであなた方の会社と同じように我々もまたファミリー企業であり、我々も父マウリツィオと兄と私で会社を継続しています。我々が家族で取り組んでいることは一つの強みです。これによりクオリティーを高く維持することができると考えています。あなた方はワインの製造においてクオリティーを大切にされ、私たちもまた「ファット・ベーネ」をコンセプトに洋服のクオリティーを追求しています。高品質を維持すること、世代継承することはとても大切だと思います。

アンナ同感です。このエリアはすべて小さな村で、お互いに知り合いです。バローロ村は約700人で他の村は300人から1,500人くらいの人口です。どこも歴史のある村であり、互いの約束事も紙での契約書を交わさず、口約束で成り立っています。これらは今でも続くランゲエリアの伝統的な風土です。こうした信頼関係があるからこそ高いクオリティーを追求することができ、技術やスピリットをつぎの世代に受け継いでいくことができる。大切なことですね。

イメージ画像

ロベルト我々の活動の中で、ドレスメーカーと直接やりとりをしたり、生地メーカーとやりとりしたり、それぞれの人間関係をうまく築き上げていることで仕事が円滑に進んでいます。我々にとってイタリアならではの感性を発信することは非常に大切であり、当社のフィロソフィーでもあります。パートナーとなるメーカーが近くにいて、直接的なコミュニケーションを図ることで高い質のコラボレーションを実現しています。あなた方の会社でもそういったことがありますか?

エルネスト我々も同じです。会社の成功は、すべての製造工程がベストを尽くし、高いクオリティーのものを作り上げてこそたどり着けるものです。その積み重ねによってお客様に満足いただけたとき、はじめて成功といえるのではないでしょうか。

閉じる

【マウリツィオ バルダサーリ】左:ロベルト・バルダサーリ 中央:レナート・バルダサーリ 右:マウリツィオ・バルダサーリ
1960年にミラノを代表する百貨店リナシェンテでバイヤーに就任したのをきっかけにファッションビジネスにデビューしたマウリツィオバルダサーリ。その後アメリカで研鑽を重ね、1983年ミラノにおいて最初のコレクションを発表。以来、彼のスピリットを受け継ぐ2人の息子とともに、イタリアの感性を取り入れた「ラフィナート・カジュアル」(上質で洗練されたカジュアル)を世界各国に発信し続けている。その一方で、週末はトスカーナの別荘で家族との時間を尊重。ワインやオリーブオイル作りを楽しむ彼のライフスタイルは、有名ファッション誌でも紹介され、多くのファンの共感を呼んでいる。
マルケージ・ディ・バローロ
200年以上の歴史を誇る、バローロワインの先駆者ともいえるカンティーナ。長期熟成によるしっかりとした渋みと深いコク、高いアルコール度数、重厚な味わいを兼ね備えたワインが世界から高く評価されている。現在はエルネスト氏・アンナ氏の5代目オーナー家族が、その歴史を引き継いでいる。

STORE 取扱店舗

日本橋店 6階 TEL(03)3211-4111
新宿店 オム・メゾン5階 TEL(03)5361-1111
玉川店 4階 TEL(03)3709-3111
横浜店 6階 TEL(045)311-5111
柏 店 本館6階 TEL(04)7144-1111
高崎店 4階 TEL(027)327-1111
大阪店 4階 TEL(06)6631-1101
泉北店 4階 TEL(072)293-1101
京都店 4階 TEL(075)221-8811
岡山店 5階 TEL(086)232-1111
米子店 3階 TEL(0859)22-1111
  • ● ジェイアール名古屋タカシマヤ 8階 TEL(052)566-1101
  • ● いよてつ高島屋(松山) 5階 TEL(089)948-2111
  • ※商品により発売時期、取り扱い店舗が異なります。
  • ※価格表示のない小物等はコーディネート用です。
  • ※価格は消費税を含む総額にて表示しております。

topへ