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贈りもの上手な北欧ママが選ぶ、もらってうれしい「出産祝い・結婚祝い」

幸福度や生活の豊かさランキングで常に上位を占める北欧の国々。日本でも、北欧の人たちの丁寧で思いやりに満ちた暮らしに憧れ、北欧生まれのデザイングッズの数々を愛用している人も多いでしょう。数々の有名 デザインブランドを生んだ北欧フィンランドに暮らすママたちの贈りものカルチャーを読み解きながら、本当に喜んでもらえる出産祝い・結婚祝いについて、一緒に考えてみませんか。

協力:All About
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【ガイド顔写真/プロフィール】

こばやしあやな

All Aboutフィンランドガイド。フィンランド在住。現地大学院を修了したのちに起業。メディアコーディネーションや通訳翻訳、執筆業などを手がけるかたわら、居住する中部フィンランドエリアの観光ビジネスのサポートやコンサルティングなども手がける。

1.北欧のママと日本のママ、贈りもの文化の違いって?

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日本でもフィンランドでも、人生の節目や記念日に贈りものをするのは、日常に根付いたかけがえのない文化。家族のメンバーはもちろん、個人や家族ぐるみで付き合いのある大切な人たちにそれぞれが日ごろの感謝や激励の気持ちを伝えるものですが、とりわけママたちは、記念日やイベントのたびに贈りものの準備に人一倍大忙しなのは、どちらの国でも同じこと。

ただ、その贈りものを選ぶ際に「重視するポイント」には、少し違いがあります。日本では、おもてなし精神や形式を重んじるため、マナーや伝統に則ったものを選び、自分がもらったものの価値に相当するものをお返ししなければいけないなど、贈りものの質や金銭価値にも重きをおく風潮がありますね。例えば、結婚式のご祝儀などでも、その人の身分や懐事情に関わらず最低これぐらいは包まなければならない、という暗黙の了解が存在します。

一方、フィンランド人たちは、適度な予算内で相手にふさわしい贈りものを選ぶことを美徳とする風潮があります。学生ならもちろんですが、大人でも手編みの靴下や家の庭で育てたハーブで作ったハーブティ、自作の詩など、手作りのプレゼントを贈ることも多いのです。逆に、高価であることが一見してわかるプレゼントは、もらった人がお返しのことを気にしなければならないし、かえって気を使わせるのでむしろ避けたがるものです。

また、家のインテリアに対する強いこだわりや審美眼を持っているフィンランド人たちは、家に必要以上にものを増やしたくない、と考える人が多いので、使い道や置き場に困るかもしれない贈りものは好ましくないと考え、慎重に選びます。

彼らに学べることとして、贈りものを選ぶときは良くも悪くも見栄を張らず、そのかわり、相手の好みやライフスタイルをしっかり思い浮かべて、今これをもらったら本当に嬉しいはずと思われるものを見定める、想像力とセンスが問われるということですね。

2.北欧ママの出産祝いは、「新米ママ」をねぎらうために贈る

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では、出産祝いはどうでしょう。日本では、出産祝いと聞けば、まずは「赤ちゃんのために」と考え、ベビーグッズなどを贈るという発想が一般的だと思いますが、フィンランドでは「出産お疲れさま、新米ママおめでとう!」というマタニティーライフへの激励を込めて、赤ちゃんだけでなくママにも 贈りものをすることも多いのです。

もちろんこの場合も、高価で貴重なものというよりは「ささやかな贈りもの」。偉業を成し遂げてクタクタになったママたちをほっこり和ませられるようなプレゼントのチョイスが理想的とされています。例えば、旬のフルーツやカフェインレスの飲料、授乳ケープや抱っこひものような育児のお役立ちグッズなどが定番です。

それに、編みものやカギ編みを長い冬の趣味にしている女性がとても多いので、手編みニットの室内履きやブランケット、ニット帽などを作って、赤ちゃんやママのためにプレゼントする、という人もいます。日本では手作りや手編みのプレゼントが一般的でないかもしれませんが、喜ばれる「贈りもの選び」のヒントにはなるのではないでしょうか?

そもそもフィンランドでは、妊娠がわかってしばらくすると、国からベビーグッズなどがどっさり詰まったプレゼントボックスが届く、というのは有名な話。この箱は、日本だと「ベイビーボックス」などと訳されますが、本国の言葉では「母親パッケージ(äitiyspakkaus)」と名付けられています。まさに、ママ業の始まりを楽にするためのアイテムボックス、というわけですね。実際、ボックスには生理用品など、直にママたちに向けられた商品も入っているのです。中身については約1年ごとに内容やデザインが見直され、旧年の在庫がなくなり次第、新しいバージョンが配られるようになっています。

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3.愛着と信頼を寄せる「北欧の定番ブランド」と「木製雑貨」

北欧デザインの魅力といえば、暗くて寒い冬を心地よく乗り切るために生み出されたかのような、部屋の雰囲気をぱっと明るくする色彩や目を引く形状、そして長く使える機能性や耐久性です。これらの特徴は、人生の新しいスタートを祝福する気持ちを贈りものに託すのにもぴったり。ここまで述べてきたフィンランド人たちの価値観も踏まえながら、フィンランドや北欧生まれのデザインブランドの商品から出産祝いを選ぶなら、どんなものが 喜ばれるでしょうか。

例えばフィンランドでは、老舗テキスタイルブランドのひとつ、フィンレイソンが人気。エプロンやミトン、カトラリーなど、キッチン用品も充実しているので、家事と育児の両立を目指すママへの励ましにもおすすめです。

また、フィンランドのテキスタイルブランドには、ビブ(よだれかけ、ベビースタイ)、ソックス、ロンパースなど、目を楽しませる色柄のキッズ商品も多様です。ママと親子でペアルックが楽しめるカットソーやワンピースもおすすめです。

また、赤ちゃんが生まれると、日用品の素材にはこだわりたいもの 。その点で、フィンランド人が絶対的に信頼しているのが、木製の日用品や雑貨です。国土の70%が森林に覆われている林業大国なので、自国のバーチ材や松材などを使った木製雑貨には特に愛着と信頼を寄せています。子どもが使うスプーンや器、オタマやバターナイフなど台所用品、子供用おもちゃ、ラックやかご、オタマやバターナイフなどの台所用品もなども、木製のものだと確実に喜ばれます。

そのほか、フィンランドで昔から生産されているリネンやウールのブランケット、また、赤ちゃんが喜び、しかもお部屋のインテリアにもなるモビールも良いですね。やはり大切にしたいポイントは、赤ちゃんもママも家族みんなで使えるという観点でしょう。

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4.「ムーミンママ」は、北欧ママの象徴であり、永遠の憧れ!

ママへのプレゼントといえば、フィンランドでは欠かせないシンボル・キャラクターが存在します。ご存知、ムーミン一家の頼れるお母さん、ムーミンママです。お料理が上手で家庭的、いつでもとっても家族思い。それでいて、過度に干渉をせず夫や子どもたちの成長・苦悩を暖かく見守り、ときには心に響く名言で過ちをたしなめたり、人生の豊かさを教えたりしてくれる……そんなムーミンママは、まさにフィンランドの理想のお母さん像であり、象徴的存在なのです。

そのことから、出産祝いや母の日など、ママに何か贈りものをするときにムーミンママのイラストがあしらわれたグッズを選ぶのも、フィンランドでは定番。アラビアのムーミン・マグカップシリーズやカトラリーなどは、その代表格といえます。

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パスタカレーセット
税込3,240円

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5.結婚祝いには、来客や未来の家族を見据えた「食器セット」を

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最後に、結婚祝いに関するお話をしましょう。フィンランドでは、基本的に「ご祝儀」という風習がなく、結婚式はあくまで主催者カップルがみずからの予算とアイディアで、料理から飲みものまでを用意し、おもてなしをするのが一般的です。なかには大きなパーティ会場を借り、ケータリング料理を用意して盛大に行なうカップルもいますが、自宅の庭で手作り料理を振る舞うガーデン・ウェディングパーティを挙行するカップルもめずらしくありません。

そして、招待客は何らかの贈りものによって、招待への感謝と祝福の気持ちを伝えます。この場合も、金銭的な価値を気にする必要はなく、カップルがもらったら嬉しいだろうなというものをイメージして選ぶのが基本です。また、何においても「シンプル」が美学のフィンランド人は、ものを簡単に買い換えず、新しいものを買い足すことにとても慎重です。だからこそ、贈りものでも長く愛着を持って使い続けてもらえる確かな品質の商品をセレクトするのが重要になります。

そんな新婚夫婦の新生活の始まりをイメージしたときに喜ばれる贈りもの代表は、食器のセットです。フィンランドでは家族や来客で囲むダイニングテーブルのテーブルセッティングの際に、統一感を重視するため同じお皿や器の使用を徹底します。このことから、同じ色形のお皿や器を最低6つ、セットで所持しておく、という考え方が根付いています。ですから、食器をプレゼントする際、同じシリーズの食器を複数枚そろえてあげると、とても喜ばれます。食器の好みは人それぞれですが、イッタラやアラビアのロングセラーシリーズ(ティーマ、カステヘルミ、カルティオなど)は、シンプルゆえにどんな家庭の食卓にもなじみ、また何枚持っていても重宝する商品です。とりわけ、フィンランド人は自国のデザインブランドの品質やセンスに強い信頼を寄せているので、これらをもらって嬉しくないはずがありません。

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24h トゥオキオ プレート20cm ペアセット
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カステヘルミ ボウル ペアセット クリア
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余談ですが、フィンランド人は丁寧で思いやりに満ちた暮らしや贈りものをする一方でとても合理的な一面をもっているのが特徴です。例えば、贈りものの際にあらかじめ相手に何が欲しいかを本人に具体的に尋ねたり、結婚式をする新郎新婦があらかじめ欲しいものを招待客に告知したりします。さらに、「贈りものが思いつかない人は、ぜひ私たちの新婚旅行資金を援助してください!」という趣旨で、銀行口座を招待客に伝えて入金を呼びかける、なんてことも……! 日本の贈りもの文化では、お金や金券は味気ないと思われそうで気が引けるかもしれませんが、いただく方として案外、助かる贈りものだったりするのかもしれません!?

いずれの場合も、自国の文化やマナー、慣習のなかで、祝福の気持ちを伝え、贈りものを有意義に使える心遣いが最優先、ということですね。ぜひ出産祝いや結婚祝いの贈りもの選びの参考にしてみてください。

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