出産のお祝い

出産 赤ちゃんの誕生を共に喜び、大役を終えた母親をねぎらいお祝いします。出産の知らせを受けたら、退院以降の命名日(お七夜)からお宮参り当日までを目安にお祝いを贈ります。

〈掛紙〉
のしあり 紅白5本蝶結び
〈表書き〉
御出産御祝 祝 御出産 御安産御祝
〈好適品〉
[赤ちゃん用]
ベビー服 ベビー用品 銀のスプーン
記念品として、赤ちゃんの名前・生年月日・
生まれたときの体重・身長を刺繍したタオル、
名前や誕生日を彫ったフォトフレーム
[母親用]
婦人服 アクセサリー ママバック

豆知識

お食い初め(箸初め・箸ぞろえ)
「この子が一生食べるものに困らないように」と願いを込めて、赤ちゃんに初めてご飯を食べさせる儀式です。生まれた100日目か、地方によっては110日目、または120日目に行います。小さなご飯茶碗、お椀、箸などの全て新しいもの一式をお膳に並べ、赤飯に尾頭付きの鯛という献立を用意します。食器は漆器か素焼きのものでしたが、最近は丈夫で可愛い合成樹脂の食器を揃えて、お食い初め後、離乳食の食器として使われることが多くなりました。
近親者の中で長寿の方か祖父母が「養い親」となり、赤ちゃんに食べさせるまねをします。
関西地方では、この日には「歯固めの儀式」を兼ね、小石を唇にあて、健康で丈夫な歯に育つように願いを込めます。

〈掛紙〉
のしあり 紅白5本蝶結び
大阪ではのしなしを使います。
〈表書き〉
御食初御祝 御初膳御祝
箸初め御祝
祝 御成長(行事に間に合わず後日に贈るとき)
〈好適品〉
お食い初め膳揃い ベビー食器セット 
離乳食セット
▶ お返し
基本的にはお返しは不要です。
贈るときは次のような表書きにします。
〈掛紙〉
のしあり 紅白5本蝶結び
〈表書き〉
内祝
初誕生日
赤ちゃんが生まれて初めて迎える1歳の誕生日のことを「初誕生」または「初誕生日」といいます。日本では昔から、誕生日ごとではなく、お正月を越すごとにひとつ歳をとるという「数え歳」に基づいていました。そのため、近年までは、誕生日祝いという習慣ありませんでした。
しかし、赤ちゃんが誕生後に初めて迎える1歳の誕生日は特別で盛大に祝います。初誕生日の祝い方は、地方によってさまざまで、寿や子供の名前を書いた「立ち餅」「力餅」などと呼ばれる一升餅を風呂敷や餅袋などで背負わせて歩かせたり、足で踏ませたりして、子供が健康で力強く育つように祈ります。